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アニメスタイルイベント「語れ!『トップをねらえ2!』!!」 語る誠実さと語らないこかっこよさ

 日曜日にロフトプラスワンであったトークショウを見に行ってきた。アニメスタイルが定期的に開いているイベントで、今回は「トップをねらえ2!」特集と題して、監督の鶴巻和哉や脚本の榎戸洋司、佐藤プロデューサーが登場するといった贅沢なもの。

 第34回アニメスタイルイベント「語れ! 『トップをねらえ2!』!!」

 イベントは、いかにもロフトプラスワンらしく、プロジェクターで劇場版をバックに流しながら、ダラダラとトークをしていいたんだけど、鶴巻監督をはじめ制作陣がかなり踏み込んだところまで話しを広げてくれて、とても興味深いものだった。

 バンダイビジュアルの要請から「トップ2」の企画がスタートしたところから、鶴巻監督が引き受けることになった経緯、「トップ2」をどのように「トップ1」の続編として位置づけたのか、などなど。そうとうにぶっちゃけトークが炸裂していた。

 鶴巻監督は「トップ2」は「トップ1」の肯定の物語だという。「トップ1」は、庵野秀明、岡田斗司夫、山賀博之といった才能が集結し、ある種偶然のコラボレーションが成り立っている。「トップ2」では、その“偶然のコラボレーションの効果”をどれだけ意図的に再現できるかというところに腐心したそうだ。

 実際にそれが成功したかどうかは、OVAを見て判断するしかないけど、少なくとも劇場版「トップ2」は、「トップ1」が持っていたものいくらか引き継いでいることは確実だと思う。

 えーと、正直にげろっちゃうと、実は「トップをねらえ2!」はOVA、劇場版とも未見だったりするw 合体劇場版のDVDはamazonで注文済みなんで、それを見てからイベントの詳しい感想は書きたいと思う。

 その前に1個だけ書いておくと、鶴巻監督の作品の特徴は「フリクリ」なんかでよくわかるように不親切なところにある。いや、不親切どころじゃなくって、パッと作品を見ただけだと、何が何だかわからない、てのが正直なところだと思う。その不親切さは押井守とかともまた違うし、攻殻機動隊SACの神山健治とも違う。

 たとえば、製作の段階で、徹底的に議論して検討して煮詰めて設定を考えて、2~3のその設定について触れたセリフを入れるだけで視聴者の理解を促すことができるのに、鶴巻監督あえてそのセリフを削ったりする。「トップ2」でもそんなことがたくさんあったと脚本の榎戸さんも言っていた。「外部スタッフまで招いてさんざんSF設定を考えたのに!」って。

 他の監督、たとえば押井守や神山健治の作品は、一見すれば、語りたいこと、語るべきことがある、っていう強烈なメッセージ性をはなってる。でも、鶴巻監督の場合は、それすらもカモフラージュしちゃう。もともとオタク向けの作品は「語ること」をネタとして扱っていたけど、いまじゃ単にベタな手段になっちゃったってことなのかもしれない。その結果が、饒舌による韜晦か、寡黙な表出みたいな演出が増えてきた理由なのかも。

 どちらにしろ、いままではこういった「不親切な」作品手のは敬遠されがちだったし、たとえばTVじゃほぼムリだった。でも、きちんとOVAとして評価されて、つぎの作品につながるようになったってのは、ホントにいい時代になってきたよなぁ。

 

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2007年01月26日 18:28に投稿されたエントリのページです。

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