B.M.F.Diary

Think and Feel. Future is mine.

■2003-04-29(火) [長年日記]

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人並みとはいかないが、多少はゴールデンウィークの恩恵の預かれることになった。この休みでまずすべきはなの部屋の片づけ。とりあえず、人が二人以上は入れるようにすること。

てことで、張り切って片づけようとしたら、外は初夏の嵐で風が吹き荒れる。おかげで窓を開けられず、本格的な片づけは保留。残念ながら明日も天気は芳しくないようだ。

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中学時代の同級生から突然メールが来た。最後に話したのは高校2年生の時のことだったと思う。それからも人づてに近況は聞いていたが、直接のコンタクトはまさに十数年ぶり。東京に引っ越してきて最初に出来た友達の一人で、コイツの存在は、成長期におけるボクの人格形成に相当の影響を与えている。いや、それにしても懐かしい。このページを運営してきて本当に良かったと思う。

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ヨーロッパで流れているホンダアコードのCM

基本的にすべて実写で撮影されているとか。スゲェ!

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と学会 日本トンデモ本大賞 東京開催決定!

2003年6月7日(土)日暮里サニーホール
開場:12:30 開演:13:00
入場料金 当日¥2000 前売り¥1700

うーん、土曜日なのか。残念だが行けそうにない。

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Gets!online 「新現実 Vol.1」大塚英志氏サイン本特別販売コーナー

こんなんあったのか。

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日経 脳をあやつる虫

森山さんの所から。タイトルだけ見て『バオー来訪者』かと思った。カール・ジンマー『パラサイト・レックス』に、こういう話しがいろいろ載っていたはず。

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メモ・監視技術を望むのは誰か?

高木浩光氏を中心に、最近ウェブ上ではRFIDに関する議論が活発に繰り広げられている。しかし、個人的に気にはこの議論には、どうしても違和感がともなう。だいたい、ちょっと前までは、都市化による匿名性の増大の方が問題視されていなかったのではないか? 隣に誰が住んでいるか判らない、という不安は決してなくなったわけではないはずだ。

別に、プライバシーはいらないと主張したい訳ではない。RFIDによって自分の行動が蓄積され、バラバラだった自分のデータがどこかあずかり知らぬところで勝手に結びつけられ、名寄せされる。そしてこのデータがネットワーク上に流出したなら、完全に消去することは不可能。こういったイメージはプライバシーの危機を人々に喚起するには十分に強いものだ。

でも、このイメージ戦略はRFIDやICカードの普及、すなわち電子国土と電子国民の推進の本当の怖さを覆い隠してしまっている。中央公論に連載されている情報自由論において、著者の東浩紀が主張し続けているのも、その本当の怖さの方ではないのだろうか。RFIDという技術はその怖さの一端を表しているにすぎず、真に直視すべきは監視技術全般と、その背後にあるものだ。

そして、監視技術を要請しているのは、監視されプライバシーを脅かされている当の一般市民であるのも、また事実だ。監視技術の普及が怖いのは、それによってプライバシーが脅かされること自体ではなく、人々が監視によって作り出される新しい生活環境を当たり前のものとして受け入れてしまうことにある。

ちょっと視点を変えてみよう。一般的に都市の開発計画は、その社会が要求するアーキテクチャをベースとして作られる。例えば、車社会ならそれにあわせた道路をベースに、鉄道がメインならばそれに応じた都市が造られる。そこには有形であれ無形であれ、そこで生活する人の需要がそのように要求するからだ。従って、もしもセグウェイが普及したならば、都市はそれに合わせてデザインされるだろう。

つまり、都市開発とは、そこには明確な人の意志がなくとも、曲がりなりにも社会的なコンセンサスが介在するのだ。監視社会もしかり。そこで生活する人々が安全を望むから、都市もそれに応じてデザインされる。ハイテク監視技術による監獄は、人々の善意で作られ得るのだ。したがって、背景にある人々の願望や、社会の要求を無視して一つの技術を批判したところで、その普及を妨げることは難しいのではないだろうか。

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