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第107話 2000/5/31(水)

 仮眠から目を覚まして、会社に直行。S村君に指示を出して、自分も秋葉原へ直行。寄り道もせずにザコン、T-ZONEへ直行してチャッチャと調査を終了。それでも既に6時過ぎ。T-ZONEを出ようとすると、いきなり土砂降りに遭遇。今年の初夏は雨が多いなぁ。雨宿りしている暇もないので、アングルで傘を買って(そういえばここ1年でアングルでは5回くらい傘を買っているな)、会社に戻る。

 とにかくデータを入力、編集、校正と全力で作業。何とか終わりが見えたので、後半は力を抜いて雑談に。ライターの後藤さんにDuronのL2の不思議さや、最近のキャッシュアーキテクチャに関してレクチャを受ける。そういえば後藤さんは台湾に行かないとのこと。疲れる仕事はもうしないとは、これくらいの人でないと言えないセリフ。

 Iデスクはミーティングルームで一日中、●エ●の人と打ち合わせ。後から内容を聞くと、新事業が実は31日付で契約のハズだったりとか、そのために向こうの社長を九州から呼びだしてしまっていたりとか、某最大手のI社の日本法人内でも評判になっていて31日を待ちかまえていたりなどなど、あずかり知らぬ所でガンガン話が大きくなっている。オレはこれ以上、この事業に力を入れる気はないからどーでもいいんだけどね。

 終電間際に会社を出るとエスカレータで、編集部に直接入校しに来た ひらちれ さんと一緒に。彼女は全身ピンク色で、こっちに目がチカチカ。どうやら好きな人はC1使いらしい。チェッ。

 帰ってから何をしたわけではないが、寝たのは既に午前5時。ハァ〜。


第106話 2000/5/30(火)

 3時頃に目を覚まし、ごそごそと着替えて外出。休みの日に二日続けて出かけるなんて何年ぶりのことか。そろそろ夏物が寂しくなってきたので、服の買い出しが目的。

 いつもなら原宿のUnited Arrowsに行くところだが、都合のよいことに池袋店がパルコにオープン。そういえばパルコの4階っていつの間にかメンズとレディス共通のフロアになっているのね。なぜかわからないが、以前からこの店が一番落ち着いて買い物ができる。店員が声をかけてきても、うっとうしくないせいなのか、見た目チャライ兄ちゃん達なのに接客は見事だからなのか、自分でも不思議。

 T-シャツとチェックの半袖シャツとパンツを一通り選ぶ。パンツの丈を見てもらった兄ちゃんが、自分と同じM1300を履いて気恥ずかしいのはご愛敬。パンツの直しが上がってくるのが3日だとのことで、ちょっと迷う。4日の午後から1週間日本を明けるので、3日に引き取り損ねると当分取りにこれなくなってしまうので、どうしよう? ま、いっか。

 リブロによって「20世紀少年」2巻と「夢の掟」というマンガを買う。「夢の掟」は「勇午」「オフィス北極星」の真刈信二が原作をしていたので買ってみた。

 家に着くと既に晩飯ができていたので、食うと9時に。そのままM原にTelしていつもの配達。9時半についてから3時半まで6時間ぶっとおして話し続ける。この前思いついた宮台社会学と進化論の相同から、資本主義の熱力学的エネルギー収支、エントロピーから見た生命の無意味性…etc。

 自力で思いついた部分もあるが、この辺はきっと既に誰かが考えていることだろうと持ったら、N・G=レーゲンという数理経済学者が「エントロピー法則と経済過程」「経済学の神話」という本で20年以上前から述べていることを、今読んでいる浅田彰「逃走論」で知る。

 明日の水曜日は月一のノートパソコン価格調査の日であることを寝る直前まで気がつかず、家に着いてから突貫作業で準備を進める。調査用データが完成したのが午前10時。そこから他のスタッフにメールを投げてからちょっと仮眠。


第105話 2000/5/29(月)

 昨晩は2時過ぎに床に着いたはずが、目を覚ますと午前5時。ダメだ、完全にサイクルが狂っている。家人が起き出すまでダラダラと過ごし、一緒に朝食を食べてから再び布団に入る。

 再び目を覚ますと午後4時。さすがに自分がイヤになる。いつまでも自己嫌悪に浸っていても仕方がないので起きだし、半年ぶりに行きつけの美容院に髪を切りに行く。

 いつもの店長に、いつも違う注文を付け、いつも通りの仕上がりに満足して店を出る。帰り道、車に乗り込んだ瞬間、昨日の悔しさがよみがえり所沢のT-ZONE.へPartition Magicを買いに行く。

 所沢のT-ZONE.は初めてなのだが、浦所バイパス沿いにあっさりと見つける。郊外型の大型店で駐車場も広く、アメリカのFlysのような印象。品揃え、価格とも秋葉原のT-ZONE.とまったく変わらず、なかなか使えそう。CPUの価格まで秋葉に合わせており、ちょっと驚き。店内をふらついている内に思ったより時間が経ち、目当てのソフトも見つけ、ついでに今まで買い損ねていた携帯メモリ編集ソフトも購入。

 家に着くと、早速PartitionMagicで作業開始。無事M1EVのHDDをNTFSからFAT32に変換。やはりFAT32の方が快適。データの信頼性は落ちるが、それはこまめなバックアップで対処することに。

 外を見ると既に空が白んできており、いつもの時間に就寝。


第104話 2000/5/28(日)

 ネタが少ないせいで、他のスタッフのペースが速い。こっちは新製品が多く、スクリプトの変更などに時間をとられ遅れがち。2時過ぎに何とか形にしてミーティング開始。

 作業を再開するがペースが上がらず。テレホ終了前に何とか暫定版完成。疲れ果てて再び仮眠。12時過ぎに目を覚まし、作業再開。やはりペースが遅い。最終的に原稿が上がったのが4時。ふぅ〜。

 会社を出てから帰宅途中に池袋を放浪。お目当てはPartitionMagic 5.0。Let's note M1EVのHDDをNTFSに変換したのだが、やはりパフォーマンスががた落ちしたので、FAT32に戻すため。ビックカメラパソコン本店に行くが、目の前で最後の1本を他人に買われる。悔しいのでその足でさくらやへ行くが無く、代わりにSystem Commander 2000を買う。

 それでも紛れない悔しさをはらしにリブロへ。目に付いたコミックスをとにかく買いまくる。「なるたる」5巻、「藍青」3巻、「ハッスルで行こう!」2巻、「ビーナスは片思い」1巻、等々。自分でも脈絡のなさにあきれる。

 家に着くと、冬目景の画集が届いていたので早速開封。しばし眺め、見とれる。あまりマンガの"絵"にはこだわらない方なのだが、絵柄に惚れた漫画家が寺田克也と、この冬目景のお二人。

 「ワンダフルライフ」も終盤に差し掛かったのだが、コレを読んで驚いたことがある。内容ではなく、読んでいる自分について。大学時代と比較して、「進化」に関する理解が180度変わっていた。バージェスモンスターが絶滅し、それ以外の生物が生き残った理由に考えが及んだとき、そこに意味はない、とあっさりと断定できたのだ。

 ここから先はメモも兼ねて、ちょっとまとめ。創造論者も含めて一部の生物学者は、進化、ひいては生命には生き残るだけの理由があると考える。そしてその理由を神に求めたり、生物としての「優秀さ」に求めたりし、人間を進化の頂点にもっていきがちだ。しかし、進化には、生命には意味はないのだ。たまたま、そのときの環境、または純粋に確率的な理由で、どの種が生き残り進化するかが決まるのだ。人間が現在生き残っているのは、種として生命として優れているためではなく、たまたま環境が適していただけに過ぎない。

 さらに、これとよく似た言葉をつい最近読んだ。それも全くジャンル違いの社会学で。宮台真司の「自由な新世紀、不自由なあなた」において、「強き生を生きられぬ弱者が、意味を求める」とある。この言葉自体はニーチェがキリスト教を批判して言ったものだが、これはまさに一部の進化論者や、創造論者(=キリスト教徒)への批判にも通じる。

 生命には意味がないのだ。「生命はエントロピーの法則に反しているから特別なのだ」と言う者もいるが、それは宇宙の極一部の地球内部の閉じた系において、そのように見えるだけだ。地球全体、太陽系全体、さらには宇宙全体では問答無用でエントロピーは増大し、人間にはこれはどうしようもない。生命は宇宙の片隅の一時的な澱みに過ぎない。哲学で言う「選択帰属」と「因果帰属」が、ここでもそのまま当てはまる。生命によって減少するエントロピー(選択帰属)など、宇宙全体のエントロピーの増大(因果帰属)に比べればとるに足らない。これ受け入れられない人間が、自分の存在に意味を求めてデータを歪め、歴史を歪める。まるで日本の知識人と呼ばれる人たちのように。

 自らの生が無意味であることを受け入れる。個人的にはこれを「社会に対するニヒリズム」と呼んでいるが、どうも言葉の座りが悪い。宮台の言う「ダウナー系まったり」というのも気恥ずかしいので、誰かよい言葉を発明して欲しいものだ。


第103話 2000/5/27(土)

 昨夜は熱帯夜寸前の暑さでなかなか寝付けず、3時間ほど寝ただけで家を出る。

 午前中は風が吹いており、天気予報でも夕方からは雨が降るというので、長袖を着ていったらとにかく暑い。しかもカバンにはB5のノートPC、肩にはたすき掛けでデジカメ、手にはモバイルギア、胸ポケには携帯電話と、電磁波出しまくりのデジタル野郎フル装備状態。もう汗ダラダラ。おまけに夕方前からパラパラと小雨が降りだし、小さなショップが蒸すことといったら、あーた。

 しかも程良い人の少なさと、品物の少なさが相まって、巡回ペースの速いこと。おかけで調子に乗って予定外のショップまで廻ってしまい、自分の首を絞める。

 最後のソフマップに閉店ぎりぎりに駆け込み、丸五でヒレカツ定食をかき込んで、編集部に戻る。

 今日撮影した画像を整理したところで、ついに限界に達して仮眠。目を覚ますと11時過ぎ。いつもの徹夜が始まった。


第102話 2000/5/26(金)

 前日よりは早めに家を出て、リブロに寄り道。しかし、何も買わずに秋葉原行き。いつものように巡回開始。今週は記録的なネタの少なさ。こんな日は年に2〜3回あるかどうか。一日歩き回ってもこの日の撮影枚数は50枚も行かず。普通だと金曜日なら100枚前後は撮影するのだから、どれだけ少ないことか。

 数少ないネタのウチ、唯一のバカネタがコレ。サイコーにイカすが、その手のを期待しすぎると、全然物足りないかも。ところで、誰かこの麻莉菜先生の素性を知らない?

 残りの時間は昨夜のサンプルに手を入れる。色々といじくり回すが、肝心の点が決まっていないので、やっぱりどうもならず。ワタシが台湾に行っている間にスタートするハズなんだが、どうなるんだろう? もしかして台湾で原稿書きながらこっちも作るハメになるのか? 悪夢だ。

 今週はダメージを引きづったまま終電帰りが続いて、全身がヘビー。明日も早いのでちゃっちゃと寝る。


第101話 2000/5/25(木)

 ダメージが蓄積し、本日ものんびりとご出勤。秋葉原を軽くまわって、T-ZONE. PC DIY SHOPでいろいろと見せてもらう。発売3週目にして3万円を切るGeForce 2GTSや、怪しい総プラスティックケースやら。

 帰る前にこの日は石丸ソフトワンで、カレカノのDVD6巻と、ついでにレオン完全版も購入。でもたぶん見るのは台湾から帰ってきてからになりそうな気が。

 編集部に戻ってからはたらたらとマップのメンテに掛かり切り。そろそろ帰ろうかと言うときに、Iデスクからプロジェクトの開始日の通知。わお、ほんとにそれで間に合うんかぃ? それよりこっち側の対応もどうするのかと聞くと、今からやってとのこと。仕方がないんで、とにかくサンプルをでっち上げる。まだ未確定の事項が多くてこれ以上はどもならん。


第100話 2000/5/24 日記

 昨日の休日(?)出勤が響いて今日も午後起き。まっ、今日は予定が軽いのがわかっているんで、全然OK。出勤途中にリブロによる余裕も。勇午の14巻とディスコミ精霊編の2巻を購入。

 昨日からグールドの「ワンダフルライフ」を読んでいるのだが、やっぱり趣味で読むものとしてはこの辺りの話が一番自分にあっている。「フィンチの嘴」を読んだときもそうだったが、進化論がらみのルポ物を読むと心の底からワクワクする。とはいえ、「ワンダフルライフ」の中で、「フィンチ」の著者ジョナサン・ワイナーが、ちょっとこき下ろされていて何だかなぁ、という感じも。進化論の周辺は専門家の中でも議論が分かれるところが多いのは致し方ないんだけどね。

 会社についてから、S村くん指示を出してから秋葉原に出向く。いくつかショップをのぞいて見るが、ネタは全然なし。この分なら今週は早く帰れそう。ランチ兼ディナーはサンボで牛丼並とみそ汁。やっぱあきばで一番旨い牛丼はココだよね。  帰る前に書泉ブックタワーにより、捜し物。矢沢あいの「Paradise Kiss」と「大阪豆ゴハン」6巻を購入。「パラキス」はご近所物語の続編。あれだけ作り込んだ最終回を書いたら続きを書きたくなるってもの。「ご近所」の最終回はターンAの最終回にも通じる物があると思っている。

 編集部に戻ってからディスプレイ調査の記事を仕上げる。な〜んもネタがなくて、コメントに苦労する。ま、こんなモンか。その後はミーティング。Iデスクからこの間の○エレ○○○○○○との合同事業のすすみ具合の説明。そういやコレに関しては何も考えていなかった。あわてて口から出任せを言いまくる。

 この企画が成功すれば、この業界にとってかなり面白いことになるんだろうけど、自分の仕事がどう変わっていかちょっと見えず不安。とりあえず、当分はメディアとしての性格は変わらないとは言うが、社長が変なこと言い出すとも限らないしね。そうなったらそうなったで、こっちとしては次のステップに進むいい機会になるだけなんだけど。

 とりあえず緊急の課題として、企画の名前とリンク関係の処理が浮かぶ。気がつくと終電間際なので家で作業することにして、駅まで走る。

 家に着いたら飯食って風呂入って、懸案の企画を練る。名前は割といいのが浮かぶ。リンク処理はこっちだけではどうしようもないので、とりあえずピックアップだけして後は向こうにお任せ。気がつくと目覚ましテレビが始まっているので、メールだけ投げてようやく就寝。フー


第99話 2000/5/23 日記

 何とか10時前には起き出して、家を出る。そういえば幕張はしょっちゅういくのだが、ビッグサイトはこれが初めて。予想外に時間がかかり、12時に過ぎに到着。F川さんにTelして、とりあえず担当の台湾ブースをのぞきにいく。

 思った通りなにもなく、写真を撮る価値があったのはEspressoとTMCのKX133マザーのみ。怪しげな英語で適当に質問して、ComputexでKZマザーと見せてもらう約束をして、切り上げる。

 いったんプレスルームでF川さんと落ち合って打ち合わせ。プレスルームでは法林さんとケータイWatchのY野さんも休憩中。法林さんは開口一番「何もないっしょ!」。何もないとは言いつつ携帯関係は豊作なので、Y野さん達は大変そう。

 一緒にこの間の平地レイさんと西川和美さんもおしゃべり中。うーん二人も揃うとちょっとスゴい。突然、西川さんにワタシがつけてるReal Networksの携帯ストラップをせがまれる。狙えるレベルの人ならご機嫌もとるのだが、雲の上の人なので丁重にお断りする。つーか、編集者ならライター様の機嫌をとらんでどーするって気も。

 F川さんと打ち合わせてから、会場をもう一回一巡して帰社。結局自分の担当は台湾ブースを軽くまとめることになり、記事自体はさくっと完成。しかし、DさんにもF川さんにも最後の一文を笑われる。削りゃーいんだろ削れば。

 S木さんから明日の価格調査に関して連絡メール。Dさんとも相談して本体調査を延期にする。台湾出張まで後2週間なのに来週は予定がてんこ盛り。新コンテンツを1週間で立ち上げるのは無謀過ぎ。どうせこっちの作業はネタ出しだけなんでいいんだけどね。

 とりあえず明日の予定をメールして、10時に退勤。さすがに体がダルい。今日はとっとと寝るかと思いつつ、最寄り駅前の古本屋でマンガを数冊買い込む。サラ・イイネスの昔のコミックスは拾いモン。

 宮台の新刊を読了したので今日からスティーブン・J・グールド「ワンダフルライフ」の文庫版を読み始める。これが出たのは高校生の時だが、厚さと値段に腰が引けてずっと買い損ねていた。文庫になってもブ厚いが、財力は付いたので。うーん、それにしても訳文が下手くそすぎるぞー。


第98話 2000/5/22 日記

 昨晩は早めに布団に入ったせいか、目を覚ますとまだ午前4時。どうしようもないのでWebサーフィン。朝になってから飯を食うと再び眠気におそわれ布団へ。起きると今度は午後6時。ただただ怠惰な一日である。

 メールチェックしてから昨日買った雑誌に目を通す。サイゾーはITバブルバッシングに終始。攻撃している先は間違っちゃいないんだが、ノリが噂の真相チックになっているのが鼻につく。とりあえず一介の編集者として噂真の文章のヒドさには耐えられないので。

 じゃじゃ馬は予定通り。これまでに作品中であえてラブコメの要素を排除してきたゆうきまさみが正面からラブコメを描くと、こうも地に足の着いた物になるというのがおもしろい。矢沢あいの新作は、全作と一転変わって再びストレートな恋愛物。掲載誌が対象年齢を挙げた新雑誌らしく、割とストレートな描写が多い。作者も気持ちよく書いている感じ。次巻に期待大。

 マンガ夜話のVol.8はベルセルクとパトレイバー。どちらもお気に入りで嬉しいかぎり。放送時にチェック済みなので今更感もあるが、最後までおもしろく読む。パトレイバーの回で、岡田斗司夫がゆうきまさみに言及する際、多少含みを持たせた感じがあるのは、やはり同年代のオタク出身のクリエータとして悔しさがあるんだろうなぁ。ゆうきまさみを「ゆうき君」と君付けで読んでいるあたりもそのせいかも。

 メールの返信なんかをしていると、Kさんから久しぶりのTEL。だらだらと世間話をしていると、最近社会学に興味があるらしく、そっち方面で推薦書を聞かれる。とりあえず宮台を薦めてみるが、既に読んではいるみたいだった。話していても読んだ感じがしないので、いろいろと聞いてみると、面白かったようだが肝心の所は理解できていない様子。どうもピンと来ていないらしい。元々、中沢新一のファンでちょっとずれているタイプなのは知っていたが、ちょっと頭に来て説教モードになってしまった。

 明日は朝からお台場なので早く寝ようと思いつつもこれを書いているのは午前4時。本当に起きれるのだろうか?


第97話 2000/5/21 日記

 作業を続行中。いつもよりちょっとペースは速い。6時前に暫定版ができるが、ボーっとしてしまい、サーバに上げたの8時直前。そこで眠気に負けて結局仮眠をとる。

 1時に目を覚まし、眠気覚ましにWebを巡回しているうちに2時過ぎに、あわてて原稿に取りかかる。デスクの最終チェックを受けたのが4時前。ちょっと遅めで反省。

 帰りに池袋で西武により、やはりスニーカー売場に足が向く。目当てのM1300を見つけてお姉さんに尋ねると、なんと27cm前後のサイズが出払っている。物がないとなるとかえって燃えるのが人のサガ。意地でも買いたくなって前々からスニーカーに品揃えのよい、P'パルコ1階のスニーカーショップに出向く。案の定置いてあり、それどころか以前復刻したソールが違うタイプのバージョンまでまだあり、驚く。いろいろサイズを試し、結局26.5cmを買う。店の兄ちゃんが割と気さくで、アドバイスも的確。シューショップで自分並の知識を持っている店員に久しぶりに遭遇。気持ちよく買い物をさせてもらう。

 その後はリブロに寄って、じゃじゃ馬の23巻と、矢沢あいの新作と、マンガ夜話Vol.8とサイゾーの6月号と、InterCommunicationの最新号を買って帰途につく。


第96話 2000/5/20 日記

 11時過ぎに目を覚ますが、どうやっても起きあがれない。布団の中でうなっているうちに12時前には何とか動けるようになり、仕事に向かう。今週も雨が降っており、さらに陰鬱とする。5月に入ってからは土曜日に必ず雨が降っている。

 1時には秋葉原に着き、鬱々としながら巡回開始。雨のせいか、体調のせいか、ノリが悪し。どこへ行っても話が弾まない。Iデスクに電話するのも忘れ、とにかく回ることに専念する。巡回ペースも悪く、S店とC店を周り損ねる。来週、S店の店長さんにつっ込まれるのが目に浮かぶ。

 編集部に戻る前にいつもの丸五でロースカツ定食。ダイエットを兼ねて食費を抑えようと思ったのだが、やはり空腹には勝てないし、ここのカツは本当に旨い。市ヶ谷に戻りコンビニでドリンクと夜食を買い込んでから、編集部に着。

 ガリガリ作業を始め、いつもの徹夜が始まる。


第95話 2000/5/19 日記

 一応、昼前には目が覚めたのだけど体がダルく、結局2時過ぎに家を出る。池袋に着いて名刺ホルダを買うのを思い出し、いそいそとLOFTへ上っていく。途中、スニーカー売場でニューバラをちょっとチェック。この前はなかったM1300が置いてあり、思わず手が出る。うーん、今日は荷物が多いので、泣く泣く元に戻し、日曜日の仕事明けに駆けつけることに決める(金がないから実物を買うことは少ないが、実は密かなスニーカーマニアだったりする)。

 エスカレータで上がってふと人とすれ違うとき肩を叩かれ、振り返るとなぜかM原と遭遇。お互いに、な〜んでこんな所でと突っ込みあう。さくっと買い物は済まし、M原と別れて秋葉原に向かう。荷物が多いせいかどーもダルい。

 秋葉原でいつもの巡回開始。とりあえず先週迷惑をかけたW店にお詫び。ネタの数自体は少な目だが、困ったヤツがそろっている。Celeron 667MHzや、633MHzや、K7A-100や。Celeron の667MHzは6月24日発表のハズで、フライング販売自体は別にどうでもいいのだが、Pentium III と同一の形状や、コア電圧が1.65Vだったりと、謎だらけ。K7A-100はどこにもATA100と明記されていないし、下手をすると揃ってトラブルの巣窟になりそうな予感がフツフツと。

 6時も過ぎた頃に、体のダルさが耐えられなくなりつつあったので、マックで休憩。宮台の「自由な新世紀、不自由なあなた」を読み進む。宮台の今までの言説の集大成的な本で、とにかくおもしろい。今年に入ってから読んだ人文系では、今んとこダントツ。

 休憩してもダルさが抜けないので、会社に戻る。デスクのDさんにCeleron 667と633のことを話すと、社費で買っちゃってとの指示。そりゃまぁ、あれだけ謎だらけだとか買って試さんことには収まらないしね。それとF川さんも交えて打ち合わせ。火曜日は休みの予定だったんだけど、台湾出張の予行も兼ねて東京ビッグサイトビジショウの取材になった。忘れないようにメモ代わりにここに書いておく。

 早引けするつもりだったんだけど、ゴチャゴチャと雑用をすましているうちに終電間際。外に出ると雨が降っているが、傘を取りに戻るのも面倒なので、駅までダッシュ。車中で「自由な新世紀…」を読み進め、最終章の直前で終点。


第94話 2000/5/18 日記

 確信犯的に2時過ぎに起き出して、3時過ぎに家を出る。社会人失格。軽く秋葉原をまわってから出社。会社に置いてあるデータをLet'sに移し、環境整備にいそしむ。

 ウギャース、AKIBA PC Hotline!当てに届いたメールボックスを消してしまう。仕事上は実害はないのだが、ちょっと不便。ネットワーク上から削除すると、問答無用で消えてしまうのはおかしいぞ。

 帰ろうとするとsuzuki-k氏からショップデータに関する要望。10分でできることなのでと思い手を入れると、結構めんどくさくチェックに時間がかかり、結局終電になる。

 帰りがてらに店によってO氏にLet's noteを自慢する。へっへっへっ〜。


第93話 2000/5/17 日記

 マーケット系の記事があるので午前中から出社するつもりが、問答無用の2時起き。ちょっと洒落にならず、ダッシュで会社に向かい、S村君に指示を出して自分も秋葉原に向かう。

 時間もないのでショップは回れず。時間がないのに本屋には寄って、冬目景の「百景」を購入。急いで編集部に戻る。

 編集部に戻ると、ケータイWatch編集部でK籐さんと打ち合わせている平地レイを発見。別にアイドルオタクではないが、さすがに見とれてしまう。デスクに向かっているとこっちの島にガムテを借りに来たので、さっと取り出し渡す。これで俺に惚れたな(バカ)。どうやら紹介したのは法林さんらしいが、あの人の人脈は謎だ。

 10時も回ろうかという頃にようやく記事アップ。さすがにDデスクに遠回しにチクリと一言ある。反省。


第92話 2000/5/16 日記

 昼から秋葉原に行くつもりだったが、眠気に負けてペンディング。結局一日中Let'sのいじくり回す。メール環境はほぼ移行が完了。後は会社においてある仕事環境を移行すればOK。それ以外はなにもしない日。


第91話 2000/5/15 日記

 昨夜の無理がたたって目が覚めるとすでに夕暮れ時。ふと外を見ると見事な夕立なので、予定をすべてキャンセルしても一度寝る。夕方のニュースが始まる頃に仕方なしに起き出し飯。

 だらだらと過ごしながら9時になるとM宅へ定例配達。ホームページの立ち上げを手伝ったり、Let's noteを自慢したり、健ちゃんのライブの写真を見たり、etc…。

 2時もすぎる頃に帰宅し、再びレッツラーの環境整備にいそしむ。いろいろやってるうちにOffice97のCD-ROMを会社に忘れていることに気づく。まぁいいや、どうせ会社に持っていくものだし。

 などなどしているうちに、目覚ましテレビも終わったので寝る。ああ、なにも日課はできず。


第90話 2000/5/14 日記

 徹夜仕事を続行中。とりあえずスタートダッシュが重要と思い、行ける所までとにかく仕事に集中。おかげで作業量の割にはペースが保て、6時過ぎには暫定版をアップ。ここで集中力が途絶えて、いったん仮眠。12時前に目を覚まし、原稿に取り掛かるがノリが悪し。デスクに尻を叩かれてようやく上がる。

 ちょうどMから昨日のメールの返事がくる。かなり怪しげな地図だが、何とかなるだろう。校正も終わり会社を出たのは3時過ぎ。ネタが多い割にはかなり早く終わったものだ。ほかのスタッフと駅で別れて渋谷に向かう。

 久しぶりの渋谷。ここへきたのは一昨年の某広報会社との合コン以来かも。その前が大学4年のときにラグビーのチケットを引き換えに来た時だから、5年間で3回目くらい。原宿へはたまに来るんだけどね。とにもかくにも人が多い。年末前の秋葉原より人が多い。やっぱ世の中オタクよりも普通の人の方がどれだけ多いかよく判る。

 途中、1st Booksという馬鹿デカイ本屋を見つけるが、時間もないのでとりあえず後回し。怪しげな地図だったが、On Air Westビルの7階という、非常に判りやすいライブハウスなので、あっさりと発見。つくとMはまだきていないが、さっそく健ちゃんを見つける。この前のライブはほとん話せなかったから、かなり久しぶりになる。隣には元Needlesのベースの女の子も来ていてご挨拶。そろそろ健ちゃんも練習を始めるというので、会場へ入る。

 隅っこで本を読んでいるとMがやってくる。話しているうちに定刻どおりにライブスタート。今回のバンドはブレストストロークというバンドで、健ちゃんは助っ人らしい。ゲストでセンチメンタルバスのキーボードのアキノリ君も参加。テレビで見たとおりのキレッぷりが愉快。音自体はPOP調のギターバンドで結構好み。健ちゃんの音も割と目立っていたしね。それだけにトラブルで1曲飛んだのが残念。

 さすがに徹夜明けで足にきていたので、健ちゃんのバンドが終わると帰ること。ビルの下にいた健ちゃんに挨拶して、行きに見つけた本屋に寄って、マズイ九州とんこつラーメンを食って帰宅。

 ようやく眠れると思うと安心して、かえって目が冴える。そのままLet's noteにWindows 2000をインストールはじめる。CDからブートさせてHDDもまっさらにして、クリーンインストール。とりあえずネットワーク環境だけ整備して、今度こそ寝る。今日は筋トレ出来ず。


第80話 2000/5/13 日記

 いつものとおり秋葉原へ行く。途中、雨が降るが傘をさすほどもなく、濡れながら走り回る。いつもの通りの巡回パターンだが、高速電脳で一応挨拶。店長の箱守さんが、想像していたのと違い、ちょっと驚く。もうちょっと怪しげでパワフルな人と思っていたら、物静かで小さな人だった。

 割と理想的なペースで周れ、かなり余裕を持ってT-ZONE. PC DIY SHOPまで到達。いつもの店員さんたちと情報交換をかねた駄弁り。後はいつもの丸五でロースカツ定食を食し、ソフマップでフロッピーとノートのケースを買って、編集部へ戻る。さすがに連休で1週あいたのが響いて、かなりダメージが蓄積する。

 いつもの徹夜に突入するが、どうも体がダルイ。なんだか長引きそうな予感。と、ここで明日の健ちゃんのライブの詳細をまったく知らないのに気づいてMにメール。


第79話 2000/5/12 日記

 今朝はあっさりと目がさめ、快調に出勤。途中、池袋によってハンズで靴紐を買って、家電屋をのぞいて念のためにLet's noteをチェック。結局M1ERはなく、素直に秋秋葉原に向かう。金曜日にはとても荷物なんて持って回っている暇はないので、とりあえず定期巡回だけ済まして夕方以降にザコンに取りに行くことに。今週はねたが粒ぞろい。

 4時過ぎにザコンに行き、予約していたM1EVを受け取りに。とりあえず周辺機器はメモリを128MB買っただけ。とっととOSはWindows 2000に入れ替えるつもりなので、196MBは欲しいしね。

 終電前には家に着き、飯も早々にノートをいじり倒す。バックアップディスクの作成もそこそこにいきなりWindows 2000をアップグレードインストール。何の問題もなくインストール完了。残念なのがタッチパッドで、スクロールなんかの特殊機能が全滅。この辺はドライバアップデートを待つしかないが、とりあえずのアタリはあるので後で何とかしよう。


第78話 2000/5/11 日記

 ようやく日記が書けるくらいに自意識が膨張。昨日は連休明け一発目の出社にしてはキツいスケジュールで、某社のセミナーで4時間缶詰だったり、その足で秋葉原回ったりでヘトヘト。そのツケはしっかり今日に回って、午後2時過ぎに家を出る羽目に。

 とりあえず池袋でパスポートを受け取りに行って収入印紙用の15,000円を下ろすのを忘れCD機を探し回ったり、サンシャインの古本市にとっ捕まっていたり、Let's note M1ERを探して電気屋をハシゴしたりしていて、今日はほとんど仕事をしていないのは秘密だ。

 M1ERは価格がでている店で片っ端から在庫を訪ねるも、見事に全滅。仕方なしにザコンでM1EVを買おうとするも、クレジット会社がしまっている時間で、これまた翌日に持ち越し。ここだけの話、とっととM1ERの在庫があるうちに買わなかったのは単純にお金がなかっただけなワケで、それならと連休前にM1EVを買おうとした瞬間に夏の新機種のキャラバンのメールが届いて読んで日付を確認した瞬間にペンディング。連休明けに貰った資料を見ると、Aはアレが復活しているし(ポインティングデバイスなんて何でもいいじゃん!)、Mは筐体が変更して厚くなっているし(RWなんかイラン!)、カラーももろにVAIOを意識しているし、ハァ〜ヘロヘロって気分で現行機種に走った次第。ここ読んで事情がわかった人は黙っておくように。

 それでも会社にいる間だけでもと、ちょっとだけですくに向かっていると大学時代の友人Sから電話。以前教えたメールアドレスを間違えたらしく、エラーメールが帰ってくるとのことで、アララ。とりあえず、もっかい家に電話して貰うことに。昨日のセミナーのメモをまとめたり、マップのメンテをしたり、シャープのSH03がでるのをY氏から聞いたりしている内に日付も変わろうという時間になったので退勤。寝る前に軽く筋トレしてメール投げて日記書いて布団に入る。

●今日のコラム
田中宇の国際ニュース解説 2000年5月11日号「復活する国際左翼運動
 世界的に市民運動が力を獲得しつつあるけど所詮権力闘争だよねという困ったお話。
山形浩生 ケイザイ2.0 第14回「NGOとかNPOとかボランティアとか
 ちょっと前の記事だけど上のニュースにも関連して。私憤を公憤にすり替えて自己満足の活動をする人が多くてヤダヤダっていうお話。


第77話 2000/5/2 日記

 大きな鬱の波に加えて、連休前の仕事ラッシュで日記がまったく持って書けなくなっていた。色々とあったが、まぁとにかく自分が損をしない方向へと動いているようなので、総て良しとしよう。とりあえず、今日はこれだけ。



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