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2000 September


第164話 2000/9/29(金)

▼やぁぁぁーーっと出た「ファイブスター物語 10巻」。

▼朝日新聞「衣食削ってIT費用に 単身世帯の消費実態調査
 30歳未満の電話代が94年の約2倍になったことで、生活のIT化が進んだとする記事。所得に占める通信費の割合や、他のメディア(テレビ、映画、書籍、雑誌など)への投資額などが不明なんで即断はできないが、これって「IT化」とくくるのではなく、コミュニケーションへの投資が増加したと見るべき。現実問題、この6年でもっとも変化したのは、インターネットの普及はともかく、携帯電話の浸透でしょ。携帯電話、メールの普及で、常に誰かと「繋がっている」状態にいられるようになった。これは、孤独という不安からの逃避であって、その不安の根元はアイデンティティの喪失じゃないのかな。
 つまり、現象学によるアイデンティティの形成における経験の関与構造によると、自己形成に取り込んだ要素が少ないため、成人してからの自己確認が他人との関係によってしか規定できないということ。内部ではなく、外部でしかアイデンティティを確認できないのだ。人間は社会的動物だから、他人との関係無しに成立・生存は不可能だが、今の若年層の行き過ぎたコミュニケーション欲求は、そういうものとしてしかとらえられない気がする。


第163話 2000/9/28(木)

▼会社に向かわず、新宿はヨドバシカメラに直行。予想していたとはいえ、シグマリオンは売り切れでガックシ。そのままビックパソコン館に向かうと余裕で在庫あり。できればヨドバシでポイントためたかったんだけど、同じ10%なのでビックでもやむなし、と購入を決意。いざ買う段になって値段を見ると、本体のみだと秋葉原と同じ49,800円の世界共通じゃなくて、日本共通ドコモ価格。ところが、何でかP-in Comp@ctと一緒に買うと、47,700円と−2,100円も安くなる。P-in Comp@ctも込みでこの値段ですぜ、旦那。さすがに携帯電話のインセンティブ商売がこんなところに顔を出すとは思わなんだ。こういうのを間近に見ると、シグマリオンはじり貧のPHSを何とか持ちこたえさせるためだけに作られたんじゃないかなんて、訝しがってしまう。ま、良いけどね。本家のNECからは、当分このサイズのMobileGearは出ないって話だし。

▼シグマリオンを抱えて会社に着くと、当然のようにワラワラと携帯機器好きと、ガジェット好きと、タダの野次馬が集まってくる。I橋編集長もJornada690から乗り換えようかと言い出す始末。あんた、CASSIOPEIA E-700買ったばかりでしょ(笑)。一通り自慢してから、手持ちのノートパソコンと連係機能のセットアップ。一度も使ったことのなかった赤外線通信機能も順調に動いて、この辺は問題なし。ところで、Windows 2000だとWindows CEと連携すると、マイコンピュータ内に「モバイル デバイス」として表示され、ストレージデバイスのようにファイルを扱えるようになったのに驚いた。最初のWindows CE 1.0の時や、今のPalm OSマシン何かだと、その辺が不便極まりなかったんで、こんなコトで勝手に感激している次第。で、一体これで何をすればいいの?(笑)


第162話 2000/9/27(水)

▼なかなか寝付けず、気が付くと午前8時。軽く横になってから出勤するつもりが、夢の中で時計を見ると午後2時。起きてもそれは変わらず(笑)。ダッシュで出勤する。新宿によってヨドバシでシグマリオンを買う計画はお流れに。

▼秋葉原で月に一度のノートパソコン価格調査。各メーカーとも夏モデルが店頭にあるのに、新機種を目一杯発表しやがって、おかげで調査リストは久しぶりに100機種を越えた。あったまいてぇ〜。デスクトップも似たような数あって、更に秋葉原の大型店を3つ廻ると思うと、頭痛を通り過ぎて幽体離脱気味。ところでATOK13でも「幽体離脱」って一発で変換できないのにちょっとショック(笑)。


第161話 2000/9/26(火)

▼昨日髪を切りに行ったのだが、注文を誤ってバッサリと切られて頭が寒い。もうちょっと長めにしておくつもりだったのに。ついでに、昨日T-ZONE.所沢店に行ったら、道を挟んで向かいにBookOffができていた。寄ると、矢沢あい「天使なんかじゃない」の2〜8巻があった。今月のダヴィンチの特集「彼氏の読ませたい少女マンガ」では、コテコテのサンプルとして男に読ませたあげく、さんざんな評価を下されていたが、オレ的には名作なので、これを機に購入。この分だと矢沢あい作品を全部揃えてしまいそうだな。

▼その他100円コーナーで適当にあさってくる。100円だと読む気がなくても、頭に引っかかった物を適当に買ってしまう。そろそろ部屋の床がゆがみそうだな。以前、雑誌を積んでいたところは、すでに重みで壁がゆがんでしまっている。それ以来、雑誌は基本的に捨てるようにしたが、書籍は総て保管している。

▼深夜にM原と雑談。修論の進み具合を聞く。聞く度に過激になっていくのは気のせいか(笑)。まあ、世間(大学か?)に居場所がなくならない程度に頑張ってくれい。それと就職活動も(笑)。

 一つ良いことを聞いた。アイデンティティの形成における経験関与説(だっけ?)というヤツ。要は「無知なヤツはその人生が故、無知のなのだ」と言うことを肯定する理論(だったはず(笑))。


第161話 2000/9/25(月)

▼お金をおろして、髪を切りに行って、ついでにT-ZONE所沢店に寄り道。シグマリオンを見に行ったのだが、さすがに郊外店だとWindows CE機はほとんど置いていず、空振りに。唯一在庫がありそうなのはカシオペア。しかし、新モデルの方ではない。PalmOS搭載機はケッコー色々と置いてあるのにね。m100は値段が値段だから、郊外店でも結構売れそうだけど、Visorはどちらかというとマニア向けだと思うのに、カラーモデルも揃えてあったのは意外。

▼Palmといえば、初代日本語PalmのWorkPad 30Jを持っているんだが、すっかりほったらかしで埃まみれ。電源入れようとしたら、電池切れ。多分なかのデータもパーだろう。Palmはいろいろと使おうと努力したんだが、結局オイラの用途には合わなかった。まず、ペン入力というのが鬼門。何とか入力速度を上げようと、SH-KeyとかThumbTypeを使ってみた物の、SH-Keyは独特のキー操作になれることが出来ず、早々にリタイヤ。第一、使っている姿が何とも格好悪い。そういう意味ではThumbTypeは取っつきやすいが、スタイラスでのグラフィティ入力と入力速度で五十歩百歩。アイデア自体は秀逸だが、このサイズにフルキーを詰め込むのはちょっと無謀。てことで、半年ほどムリに使い続けたが、とある仕事を他の人間に振ったついでに、使わなくなってしまった。

 PDAといえばもう一個。ここ3年ほど使い続けているのがNECのMobileGear MC-CS11。どうしてもモバイルでキーボード入力が必要な作業があり、そのために今だにモノクロ液晶で、クソ遅いWindows CE 1.0モデルを使わざるえない。この手のハンドヘルドPCを選ぶ上でのオイラの必須条件は、「HP打ち」ができる事。「HP打ち」とは、キーボードを両手で持ち、両の親指のみでキーをタイプすることを指し、日本HPの200LXという伝説となりつつあるPDAの使用者によって布教されたもの(笑)。これを体得すると、電車内でOLがポケットボード(これもiモードに駆逐されたけど)を使うときの片手打ちなんて目じゃない速度で、ブラインドタッチが出来るようになるが、周りからは確実に変な人呼ばわりされる。このせいで、秋葉原で見知らぬ人にジロジロ見られるのは言うに事欠かず、「スゴイですね」と声まで掛けられた(笑)。

 話が脱線した。Windows CEが発表された頃は、この手のPDAは小さい事が正義だった時期。ハンドヘルドPCのほとんどが、このサイズに集中していた。しかし、Windows CEがVersion 2.0になる頃、小さいことでユーザーを選ぶようになり、マニアにしか受けいれられなくなったのを反省するかのように、ハンドヘルドPCが大型化し始めた。同時期にパームサイズPCが登場したことで、モバイルユーザーの目がそちらに移っていったのもあるだろう。その状況を決定的なものにしたのが日立のペルソナのヒットだ。横幅25センチと、B5サイズのノートPCと同等のサイズで打ちやすいキーボードと、何よりポストペットがプリンインストールされているという点がポケボーに飽きた女性に受け、一時期はハンドヘルドPCのスタンダード的存在となった。この路線は各社が踏襲し、打ちやすいキーボード、女性を意識したカラーリング、そしてポストペットというのが標準となっていった。

 だが、日本に置ける通信・モバイルのパラダイムシフト、即ちiモード革命(笑)が起きた結果、一般的な女性ユーザーがiモードに移行した。顧客を失ったメーカーは古参のモバイルユーザーの意見を聞かざるえなくなり、再びハンドヘルドPCに硬派な流れがやってきた。その最右翼が日本HPのJornada690だ。HP打ちできる大きさ、カラー液晶ながらこの薄さ、ようやく人前で使えるようなデザイン、PCカードスロット周りのカッコイイけど壊れそうなギミック等々、欲しい物が総て詰め込まれている。これにDoCoMoのPCカードタイプのPHS「P-in」を指してメールチェックするというのが最先端のモバイルスタイルとなり、未だにこれを最高の組み合わせと推す人は多い。オイラの周りでも、少なくとも3人はこの組み合わせを現在も使用している。

 そんな状況に満を持して登場したのがDoCoMoのシグマリオン。まさしくJornadaキラーとして投入されたコヤツは、そのデザイン(ゼロハリですぜ、旦那)、サイズ(HP打ちが出来る)、ソフト(必要最小限ってコトね)と、どれをとっても通好み。しかし、何より素晴らしいのは、そのキータッチ。シグマリオンの製造元のNECは、MobileGearのキータッチでも定評があった。対照的なのが、カシオのカシオペア。カシオ計算機というだけあって、まるで電卓のようなキータッチは、嫌う人は徹底的に嫌う。一度、Mobile Gear MC-CS11の代わりになるかと思い、CASSIOPEIA A-60を使ったが、非常にストレスが溜まった記憶がある。兎にも角にも、ようやく初代Windows CE搭載Mobile Gearから乗り換えるマシンが見つかったら、それはDoCoMoの仮面をかぶった最新のMobile Gearだったのだ。

 てことで、明日買って来よーっと。もちろん、I橋編集長の許可も出たんで、会社のお金で(笑)。

▼朝日新聞から『「サメ肌水着」五輪で圧勝 競泳金メダルの6割獲得
 競泳のゴールドメダリストの68%(26個中14個)、総てのメダリストでは66%(151個中100個)が、鮫肌水着を着用していたとのこと。しかし、競泳に参加した全選手の60%(1677人中1006人)が着用していた。厳密な計算をしたわけではないが、これは「圧勝」と言えるほどのメリットがあったのだろうか? まず第一に、鮫肌水着は、まだ最新の水着で、個々人に合わせたオーダーメイドになるため、使用できるのはトップクラスの選手や、メーカーと強い繋がりを持つ選手に限られる。つまり、もともとメダルを取る確率が高い選手たちだ。また、今回記録された世界新記録のウチ、12種目が鮫肌着用者によるものというが、母集団が不明確。つまり、統計としてスゴイあやふや。話題になった谷岡センセーの「『社会調査』のウソ」を持ち出すまでもなく、怪しい記事だ。まあ、もともとがサプライヤーのミズノが発表したリリースを下にした記事なので、そのへんがあやふやなのはともかく、それをそのまんま記事のタイトルにしてしまうあたりが今の新聞記者の程度なのだろう。


第160話 2000/9/24(日)

▼モチベーションが上がらなくても、一通りの仕事はこなして形に出来ちゃうのは、成長なのか堕落なのか。やりたいことと、出来ることの差が見極められていないのが元凶か。こういうメンタリティーだと、美味しい話に飛びつきそうになるので、さらに自己嫌悪。こういうときは、本にも逃避することもできず、変なところで指向がループし続ける。


第159話 2000/9/23(土)

▼久しぶりに雨降りの中で秋葉原巡回。パラパラと小雨降りが続き、うっとうしい限り。なんてことない雨なのだが、妙のストレスが溜まる。仕事も何となく流しながらしてしまう。反省。

▼Oさんにサッカーの実況中継を、携帯メールでして貰う。秋葉だけあって街頭テレビには事欠かないが、立ち止まって見ている暇はなく、メールで知る結果に一喜一憂しながらお仕事。ちぇー、負けちゃったか。


第158話 2000/9/22(金)

▼うつらうつらとしながら、8時にウチを出る。ちょうど小学生の登校時間と重なり、久しぶりに新鮮な気分に浸る(笑)。9時ちょい過ぎに会場のホテル入り。結構、金の掛かったセットにVIAの気合いの入り方を感じるが、IntelやAMDほど人が集められないのが悲しいところ。とはいえ、VIAの名前で400人以上は集まったのだから、これまた隔世の感がある。セッションの半分が英語で行われたが、チャイニーズイングリッシュには耳が慣れているので、問題ない。が、英語圏のネイティブが壇上に上がるとお手上げ。発音が聞きとれん上に、言い回しが複雑で何を言っているやら訳ワカメ。技術者ならテクニカルタームとシンプルな形容詞のみで語るのでまだしも、MBA上がりのマーケティングマネージャなんかだったりした日には、ゴメンナサイして寝てしまう。

▼3時近くになり、そろそろ英語に対して無反応になったあたりで、パワレポのT編集長とMさんに後を頼んで、セミナーを抜け出して秋葉原に向かう(T編集長はゲームショーとこちらどっちか迷ったあげくに、こっちに遅刻してきたのは秘密だ)。今更だがWindows Meのカウントダウンを取材するため。秋葉原に着くと、早速ソフマップの前には人の山。ただしマスコミの。新聞社がおおし。ザコン館にはテレビ局が多く来ていた。MSのやる気のなさか、マスコミのやる気のなさか、ショップのやる気のなさのどれが伝わったのかは不明だが、Windows 98や95の時とは較べるべくもない人出だったのは、非常に正しい姿。いや消費者も成長したね(笑)。

▼さすがに徹夜明けで15時間も働き続けると、目眩がしてくるので終電の1本前の電車で帰宅。家に着くと、携帯に「友達になって」メールが沢山来る。最近来なかったのに、また増えたな。女子高生だけ狙って返事を出してみる(笑)。


第157話 2000/9/21(木)

▼ノンビリと家を出て、コンビニでマンガをチェックしながら出勤。会社に向かわず、直接を秋葉原巡回。うーん、今週もネタがない。ホントに自作PCブームはユーザー側も、メーカー側も下り坂に入ってるな。去年くらいから、そろそろやばいんじゃない?とは言われていたけど、商売的に見て自作PCのブームは今年の第1四半期がピークだった。これ以降は完全に下り坂になっている。さてと、そろそろオイラも次を準備しないと。やりたいことはハッキリしているんだけどね。

M原の日記にある、プールで教えているときの出来事(9月19日の項)について。今の小学校、中学校では順位を付けることはほとんど許されないと聞いていたが、弊害がこうもハッキリと出ていることに驚いた。それも女の子が言い出したと言うことで、更に驚きが増した。
 読了したばかりの斉藤環「社会的ひきこもり」によると、ひきこもりが増加している主要因として、義務教育に置ける「去勢否認の強制」があるとしている。ぶっちゃけて言うと「誰しも無限の可能性があるかのような幻想を与え続ける」ということ(これでもまだカタいな)。もっと砕くと「君は何一つ諦めなくてもいいだよシンドローム」といったあたりか。現実には、社会へ出るために様々な可能性を捨て去らなければならないのに。ただし、女性の場合は「無限の可能性という幻想」を、社会や家庭において早期に破壊されるという。つまり「女の子だから」ということで可能性を諦めさせられる事で、社会的に成熟する。したがって、ひきこもりになる女の子も少ない(斉藤によると、ひきこもりの90%が男子)。
 さらに宮台真司によると、その社会的性差によって女の子は「輝きのない未来」「終わりなき日常」を生きる術を、男の子より先に体得するとしている。しかし、どうだろう。M原に日記に出てくる小6の女の子が身につけていたのは「終わりなき日常」をまったりと生きる術ではなく、目先の自尊心を満たすために教師・大人を使うという小手先の知恵でしかない。
 その女の子は、まだ小6なのだから、そこまで言うのは酷かもしれない。実際、女子高生になる頃にはたくましく(笑)なっている可能性も高い。それでも、やはり不安が残る。もう手遅れなのだろうか?

▼明日22日は、朝っぱらから台湾メーカーのセミナー。午前9時スタートなんて、マスコミのことをまったく考えていませんね(笑)。ホントは暇つぶしにノンビリ行くつもりだったのが、PC Watchの人間が誰も行かないことになったのでワタシが記事を書くハメに。そんな時間に起きられるわけはないので、寝ないで行くつもり。


第156話 2000/9/20(水)

▼土壇場で同僚のS木さんから本体系調査の連絡。てっきり来週かと思っていたので、何も用意しておらず、ヤバイと思ったが、S木さんとの利害が一致したので(笑)来週に延期。ええかげんなモンや。

▼この日に掲載したライターさんによるオプティカルマウスのレビュー記事に関して、読者からクレームが来る。その内容が「マウスのホイールを中指で使うヤツなんかいない」というもの。ハァ、と脱力。
 弱小メディアであっても曲がりなりにもマスコミをやっていると、こういう抗議メールはしょっちゅう来る。大半は事実関係の誤りに対する指摘で、こちらとしても大変助かるものだし、きちんと指摘してくれたことに対するお礼のメールも書いている。ただ、たまに先ほどのように、自分の思いこみや、趣味嗜好、主義主張に反する記事に対して、脊髄反射で怒りにまかせたメールを送ってくる人がいる。たかがマウスのホイールでさえそうなのだから、これがLinuxやマイクロソフト、IntelとAMDのコトだったりすると、もう大変。
 こういう人達は、ほぼ一つのパターンにまとめられる。自分の意見に反する物を全否定し、その私憤を公憤にすり替えて、大上段から文句を言ってくる。つまり、自分が社会正義(笑)を体現していることに酔っている訳。最近のNGOとか市民団体とかとほとんど一緒。
 それともう一つは、文章の問題。そういう抗議メールの大半が、決めつけと、嫌みと、罵倒のみで書かれている。読んだ人間がどう思うかなんて考えられていない。仮にですよ、その抗議メールに一分でも理があるとしても、そんな罵倒だらけのメールを読んだ人間が素直に言うことを聞くと思っているんでしょうか? この辺は、やはりコミュニケーション・スキルが足らないのと、単に自分の中の怒りを吐き出したいだけなんでしょう。
 ということで、人に言うこと聞かせたかったら、それなりの文章を書きましょう。例えそれなりのことを書いたとしても、人が言うことを聞くとは限らない。という至極まっとうなコトでした。


第155話 2000/9/19(火)

▼惚けてました。


第154話 2000/9/18(月)

▼夜中にごそごそとBookOff小平店へ。扶桑社版の唐沢なをき「百億萬円」をみっけた。ラッキー! アスキー版との違いはあとがきだけじゃなかったんだ。旧版での伏せ字部分が初出誌の編集部の判断なのか、扶桑社の判断なのか断言できないが(たぶん後者だろうけど)、ありがちな露骨な自主規制に笑いが止まらん。やっぱそういう会社だったんだ、扶桑社って。

▼日テレで放映されたTM NETWORKの復活ライブをビデオで見る。おおおお、懐かしかァ。最初に買った邦楽アルバムがTMの「CAROL」だったオイラにゃたまんない選曲でした。思わずライブのチケット取りたくなってしまった。そういえばHumam Systemってどこにやったかな?


第153話 2000/9/17(日)

▼なーんにもなし。

▼そういえば、石神井公園の古本屋の店頭でタダで置いてあったレイモンド・チャンドラー「大いなる眠り」を読んでみる。うふう(笑)。


第152話 2000/9/16(土)

▼26回目の誕生日を徹夜明けの編集部で迎えた。誰にも言っていないので、おめでとうの一言すらないが、自分の部屋で一人っきりなのよりはましか。唯一、メールでRさんからメッセージが届く。うれぴー。

▼一部で話題の、富士急ハイランド ガンダム・ライドのレポートを発見。うう、行きてぇ〜。

▼田村の金より、野村の金よりも、田島の銀に大笑い。っつーか、良いキャラしているわ(笑)。オレの偏見かもしれんが、水泳やっているヤツって変な人間が多い気がする(笑)。気にしておけ>M原(笑)。

▼徹夜明けでふらつきながら、池袋の本屋とラーメン屋を一巡りして帰宅。なんか普段と疲れ方が違うぞ。また一つ年を取ったせいだな。

▼今読んでいるのはフィリップ・K・ディック「パーキー・パットの日々」。感想は、ディックですね、としか言いようがないんだけど、あれ?なんか読んだことある気が。少なくとも本棚には並んでいないけど、気のせいにしては短編のいくつかは筋まできちんと覚えているし。ディック効果?


第151話 2000/9/15(金)

▼今週末は3連休と言うことで、併せて遅い夏休みを取って海外に行く人も多い。会社のK山さんもインドにいくそうだが、出発の二日前までビザを取るのを忘れていて、本来なら三日掛かるところを大使館に頼み込んで、怒られながらも即日発行して貰ったそうな。お土産はやはりカレーかな?

▼知らないウチにいくつかWatchシリーズが新しく増えることになっていた。それはいいけど、人が減る方のメディアは大丈夫なのか? D編集長が泣いているぞ。けど、増えるメディアの中身もちょっと今更ながらだなよな。何で、あと1年早く出来ないかなぁ。

▼自分は、と言うと、定例の週末の仕事を一日繰り上げて、秋葉原を巡回。湿度が高くてジトッとしているが、気温自体はそれほど高くないのが助かる。ネタも少なく、普段より1時間ほど早く上がる。さーてと、今日も徹夜だ徹夜だ。

▼マネして各新聞の社説を斜め読み。朝日は少年法改正への疑問と、EUのオーストリアへの制裁解除。どっちも、その論調でどうしてその結論になる?という代物。文章ヘタ過ぎどころか、高校生の小論文並だぞ(ロジックの飛躍が)。日経はブリジストンのアメリカでのリコール騒動と、警察官増員への苦言。どちらも割ともっともだけど、それだけ。数字を出してた他国と比較、てのは日経らしいけどそれだけじゃもの足りんよ。読売は斡旋利得罪。問題点をきちんと整理していていい感じ。確かにM原の言うとおり、読売の社説ってバランス取れているわ。トップがああだと、かえって下の人材が育つのか?(笑) 最後に産経は外国人への参政権付与への反駁。もっともなのだが、いろいろ書きすぎで結論がぼやけて見える。文内でも触れられているし、実際ココで視野に入れられているのはいわゆる在日の問題なのだろうが、そこに注意が行きすぎて、それ以外の外国人のコトを忘れていないか? コレをきちんと論じるには帰化への壁の高さと、今後の移民政策(人手不足ではなく人材不足は既に深刻)を含めんとダメだぞ。


第150話 2000/9/14(木)

▼免許の更新に行った。覚えているのは講習の時、左前に座っていた女性に見とれていたこと。

▼秋葉原に行った。暑かったのは、わざわざ思い出すまでもない。

▼編集部でピザを食べた。やっぱりドミノよりピザーラの方が美味いと思うな。

▼サッカーを見た。いいんじゃないの、それで。

▼仕事を一つブッチ。自己嫌悪の嵐。あ〜あ、地を出すとすぐコレだ。


第149話 2000/9/13(水)

▼朝一で石神井警察署にて免許の更新に行くつもりが、9時に起きた時点で雨音が聞こえて挫折。結局11時までふて寝する。出勤がてら、サンデーマガジンをチェックすると、噂通りじゃじゃ馬が最終回。しかし、最近はああいう最終回が流行なのかね。ターンAもそうだったし、個人的には好きなのだが、ちょっと食傷気味。次からはけなすぞ。

森山さんが日記で「bk1で『今月の即返本棚』を作ったら」との話しを冗談でしている。面白いけど実際にやったらとんでもないことになると思う。むかーし、同じ発想で某窓の杜というWindows用オンラインソフトライブラリが「ボツの杜」というコーナーをやったら、大騒ぎになった。アレのせいで「窓の杜、崩壊への序曲」(ちなみに、ここの内容は9割方ウソ・間違い・紛らわしい表現なので信じないように)とか言われちゃったりしたし。

M原の所で、定数是正に関する政治学者の論理に開眼。民主主義に本質は、意見の量ではなく質である。代表と代理は違うってトコに納得。でも、ほとんどの人間は学級会民主主義(多数決でしか意見の是非を決められない)が染みついているから、頭の中を切り替えるのは大変そう。安易な数合わせはファシズムの本だが、55年体制の下に数でしか政治をしてこなかった日本人は、このことを忘れている。

▼それにしても免許失効は洒落にならん。リミットは明日を入れてあと3日あるのだが、土祝日は休みなので実質的には明日のみ。「免許失効まであと1日、目指せイスカンダル」。ワープとか使えないのかな?(何にだよ?)


第148話 2000/9/12(火)

▼うう、唐突に閉鎖モード突入。何もしたくない病だ…。免許の更新もブッチしてしまった。タイムリミットは、あと三日。どうしよ。

▼「尼崎市交通局が市バスのチョロQを発売
 なぜだか、やたらと欲しくてたまらない。通販も可らしい。買っとく?

▼ああ、文章を書くのもおっくうだ。メールも書かんとイカンのに。


第147話 2000/9/11(月)

▼夕方に起きると、昨晩発注した本の内、24時間以内出荷となっていた7冊が届いていた。ちと途方に暮れてしまう。うーむ、まだ買った本を全て読むことに未練があるなぁ(笑)。とりあえず本だけに棚に上げて、コンビニへ立ち読みに行く。

▼いくつかメールに返事を書いて、晩飯を食べて、M原宅へ定期便。マンガを読んで、ダベって、コーヒーをこぼして、テレビに文句いって。こういうのも必要だな、やっぱり。他には、各全国紙の社説への難癖、宮台の最新刊と初著作、少女マンガと少年マンガなどなど。


第146話 2000/9/10(日)

▼日付が変わる前後に30分ほど仮眠を取るが、集中力が途切れがち。何とか午前2時までにミーティングに漕ぎつけるものの、プレゼンのできが悪い。ミーティングでは、某Eプランに関する某所との確執とか、それに気が付かないでオレが当の本人に言ったセリフとかで大笑い。事情を知らないからこそ言えたセリフだけど、そこまで深刻だとは知らなかった。来週から本人の前でどんな顔をしよう(笑)。最近、ポーカーフェイスが出来なくなってきたんだよなぁ。

▼某Eプランでの繋がりで、某世界的半導体メーカーとのルートがこれまでとは違う方向から出来たのだけど、話を聞くとやっぱりあそこは異常な世界だ。以前、セミナーでそのメーカーの営業部長と会ったことがあるが、ハッキリ言って二人っきりにはなりたくない人。一応、ずっと体育会系の部活動を続けていたので、そういう人間には免疫が出来ているつもりだったけど、甘かった。セミナー終了後の挨拶で、メーカーの人間から逃げ回ったのはこの時くらいかも(笑)。

▼苦しみながら第1稿を上げ、完成版は思ったより楽に仕上がった。最近、自分のフォーマットが出来つつあるのか、定型の記事で苦しむことが減ってきた。これで良いのかという気もするが、ルーチンの仕事で苦しむくらいなら新しい企画に頭を使うべき、と思うようにする。の割には大した企画は出せないけどね。

▼この日は6時半に全記事がアップ。割と早め。いつものルートで帰宅。寝る前にbk1の買い物かごを見てみると、未発注が13冊も溜まっていた。疲れていて判断力が鈍っていたのか、発注ボタンを押してしまう。合計約2万円。どうしよ。


第145話 2000/9/9(土)

▼晴れたのは良いが、9月だというのにどうしてこうも暑いのだ。今日も500mlのポカリをカバンに突っ込んで秋葉原を巡る。早速この日から件のカバンを使い始めたのだが、カメラバッグだけあって厚みがあり、人とすれ違うとき邪魔になる。肩ひもを思いっきり短くして、大型のウエストバッグをたすきがけするような感じで持ってみるが、それでもやはり場所をとる。これは容量が増えたのとトレードオフなんで仕方ないか。それと肩ひもの方に当たる部分に、ラテックス系の軟質ゴムを毛羽立たせたような素材を使っているが、夏場だと汗を吸いそうなのが気になる。何か良い素材ないかな? 今度ハンズであさってみよう。
 それにしてオレはやっぱりカスタマイズ野郎だ。何を買っても、自分で手を入れないと気が済まない。買ってそのまま使っている物と言ったら、一般的な家電製品くらいの物かも。

▼この日から「知られざる特殊特許の世界」(稲森謙太郎)を読み出す。何というか、もっととにかく変な特許を集めた本だと思っていたら、変な特許・有名人の特許などを皮切りに特許の世界の特殊性や、今話題のビジネスモデル特許などをわかりやすく解説すると言った構成。本の中で著者もたびたび引き合いに出しているように、全体的に「と学会」のトンデモ本シリーズのような趣旨だが、それほど濃くはない。章の合間に特許に関するコラムがあって、こっちの方が本編よりも楽しめ、特許法の歴史など勉強になってしまった。ジャーナリストが書いた本らしく、軽く読めるのが良いところ。でもこの程度の文量なら新書にした方がもっと売れたと思う。あと、ちょっと誤字が多いのはいただけない。

▼先週は我慢してあきらめた丸五のロースカツ定食に、今日はありつく。うーん、最後の一切れになると油が辛い。こんなコトで年を感じてしまう(笑)。

▼9時過ぎに編集部に戻り、いつもの徹夜作業を開始


第144話 2000/9/8(金)

▼おおっ、今日も11時に起きられた。今週はずいぶんと早起きだぞ(笑)。12時半に家を出て、ちょっと池袋を放浪。結局、目的は達せず、秋葉原に向かう。

▼今週もネタ無し。この位の方が楽で良いんだけどね。I橋編集長の負担が減って、全体の負荷が軽減される。こっちは、この前のアンケートの結果が、自分の首を絞める結果となって今月中にはコンテンツを一つ増やさなきゃいけないコトに。土曜から日曜日に掛けてのスケジューリングを思案しないとにっちもさっちも行かないなぁ。いやさ、寝なければいいのは分かり切っているんだけど、最近、完徹が出来なくなったモンでしてね。最低、3時間は眠らしてくださいまし。

▼夕方にマップカメラへ寄ってA&Aのカメラバッグを買う算段。店員に頼んで実際にノートPCが入るかどうか試させて貰う。ACAM-1000はどうあがいても入りそうにない。3000だとギリギリだが他の荷物が入りそうになく、4000は余裕があるがデザインがちょっと気に入らず。残るは2000だが、少々、大きいのが難点。とりあえず再考することにし、店員に手間を詫びて店を出る。

▼残りのショップを廻り終えて午後7時にもなろうという頃、心の中で2000のベージュを買うことに固まる。再度マップカメラを訪れ、先ほどの店員に注文。A&Aのウェブから通販で買おうとも思ったが、店頭だと1割強ほど値引きされているのには、かなわない。購入後、いそいそと帰社。明日の準備、今日の整理、昨日の始末をする、

▼富士通の不義理に対し、O編集長を筆頭にウチの首脳連中が激怒。広報が捕まらないので、ウェブで見つけた画像で記事を書いて嫌がらせ。さーて、週明けにはどんな騒動になるコトやら。久しぶりのケンカになるか?

▼帰宅し、とりあえず買ったカバンに荷物を全部積めてみる。あつらえたよにピタリと収まる。こいつぁイイぜ、熊さん。あたぼぅよぉ、八つあん。それでも、やっぱり、それみたことか、何故か出てくる不満点。この素材、このデザイン、この縫製でオーダーメイドに応じてくれないかなぁ。

▼ちなみに、ここ一週間ほど軟弱モードになっているので、いろんな意味で役立たずです。あしからず


第143話 2000/9/7(木)

▼昨日は社員総会、今日は健康診断と余計なことに時間をとられる。社長、嬉しいのはわかるがスピーチが長いよ。個人的にはストックオプションがあるんでラッキーなんだけどね。健康診断は、ここ5年ほど医者にはかっていないので、このくらいはしておかんと少々不安になる。

▼それは「ベルヌーイの定理」です。

▼うーむ、時間を読み違えてハンズに行く時間がなくなってしまった。昨日上げた欲しい物の内、カバンだけは何が何でも欲しくなってしまったので、ハンズでサイズをチェックしたかったんだが。かといって、編集部に居ずっぱりでも今日は大してすることはないんだけどね。

▼ということで、日記を書いたり、メールを書いたり、本を読んだり。していると、こういう日に限ってライターさんの訪問が相次ぐ。G籐さんにK原さんが立て続けに来社。お二人ともCrusoeがらみの取材の帰りで、ソニーやら富士通やら日立やIBMのお話をなんやかや。それぞれのノートPCに対するスタンスの違いが感想に出ていたのが面白い。片方が誉めれば、もう片方はそれほど。G籐さん(DynaBook SS 3000シリーズ使用)はテキスト主体なんでCrusoeに期待大だけど、K原さん(ThinkPad T20使用)はもう少しパワー重視なんでCrusoeへのこだわりは少ないみたい。


第142話 2000/9/6(水)

▼9月、秋だ…。何も変わらない…。やっぱりやってくる自閉モード。まあいいや。

▼とりあえず、本は読めるようになったし、物欲も出てきたので回復したらしい。ちなみに今欲しいモノは、ユージンのルリルリの新作、ダンバインのDVD-BOXの下巻、ダンバインのマスターグレード、ガンダム・メモリアルBOXの下巻、講談社のGUDAM OFFICIALS、ALTISAN & ARTISTのカメラバッグ、冬目景のリトグラフ、IBMのThinkPad X20、ラマルクの動物哲学(岩波文庫)、ソニーの34インチWEGA、Intel Pentium III 800MHz×2個。よし、こんだけ欲しくなってれば充分回復済み。
 ちなみにワタシにとって「欲しい」とは、現実的に買える物(実在し、かつ手の届く金額)で、自分の行動範囲内で売っており、気を抜くとうっかり買ってしまう物のコト。家(1万冊くらい本を置ける)とか、車(レガシー GTB)とかは、その域にあらず。くれるってんなら貰うけどね :-b



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