【お仕事】DIYツールの先駆け「ミシン」と100年の老舗企業をメイカーに近づけるためのプロジェクトチーム ー ブラザー工業「d-faB」メンバーインタビュー

Makezineでの「メイカー×メーカー」連載。第4回はブラザー工業の「d-faB」の皆さんへのインタビュー。

家庭向けにしろ産業向けにしろ、ミシンの未来はどうなって行くのか。

すでに家事のための生活必需品とは捉えられず、またアパレルも産業構造の変革の波のただ中にある今、ミシンという道具をメイカームーブメントとデジタルファブリケーションという、新しいパラダイムから捉えられないか。

そんな大きな目標を持ってブラザー工業の若手社員が草の根で立ち上げた「d-faBプロジェクト」についてお話を聞きました。

http://makezine.jp/blog/2018/01/brother_d-fab.html

【お仕事】「まず、1台作り上げる」しっぽ付きロボットを生み出したユカイ工学に見る、これからのロボット開発者の適性

エンジニア向けの転職情報サイト「GeekOut」で、ロボットベンチャーのユカイ工学にインタビューしました。

今話題のしっぽロボ「Qoobo」についての話題を中心に、社長の青木さん、デザイナーの高岡さん、そして野生のロボットエンジニアの山田さんが考える、ロボットベンチャーで働くために必要なことを聞いてます。

取材していて一番印象に残ったのは、とにかく皆さんが楽しそうに仕事をしているところ。特にエンジニアの場合、仕事とそれ以外の切り分けが曖昧になってきて、それが既存の企業ではコンプライアンスとか就業規則とかとぶつかりがちというのは、オライリーでのメイカー×メーカーの連載でもたびたび出てくること。

そこをクリアする意味でも「楽しい」というのは大切なのかもしれません。

【お仕事】「ディープラーニング×きゅうり」の可能性に、たったひとりで取り組むエンジニア

またAIの記事を、今度はGeekOutというキャリア系オウンドメディアに書きました。

これまでにもいろんな媒体で取りあげられている、ディープラーニングできゅうりの選別器をつくった小池誠さんへのインタビューです。

実は『iNTERNET magazine reboot』にも、小池さんのインタビューを書いているので、その時から2カ月挟んでの再訪でした。

GeekOutは、パソナのエンジニア向けのキャリアサービスのオウンドメディアなので、エンジニア目線を意識しつつ、小池さんのきゅうり選別器の開発ヒストリーをスタートから現在までまとめる形にしています。

そのせいもあってか、はてブでもエンジニアらしき人が「俺もDL触ってみる」というひとがチラホラ。

そして、この記事もMaker Faire Tokyoが発端になっており、小池さんはメイカーでもあるのです。記事の後半で書いている、選別器の新しいアイデアも、来年のMaker Faire Tokyoで実現したものが見られるかもしれません。

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このページは、フリーランスのライター/編集者、青山祐輔のブログです。

【最近のお仕事】

Make: Japan | DIYツールの先駆け「ミシン」と100年の老舗企業をメイカーに近づけるためのプロジェクトチーム ー ブラザー工業「d-faB」メンバーインタビュー

http://makezine.jp/blog/2018/01/brother_d-fab.html

「まず、1台作り上げる」しっぽ付きロボットを生み出したユカイ工学に見る、これからのロボット開発者の適性 – GeekOut

技術はGoogle、Facebookの5年先を行く? 世界取りを狙う「大喜利AI」開発者たち – 朝日新聞デジタル&M

http://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2017122804191.html

『iNTERNET magazine Reboot』(インプレスR&D)

https://nextpublishing.jp/imreboot
2006年に休刊した月刊誌『iNTERNET magazine』の復刊ムック。AI関連記事を中心に編集執筆を担当。

「ディープラーニング×きゅうり」の可能性に、たったひとりで取り組むエンジニア – GeekOut

日本のアカデミズムは危機にあるのか――ノーベル賞受賞者も警鐘 – Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/feature/766

Make: Japan | 企業内ファブスペースを実現させたメイカーたちが次に目指すもの―リコー新横浜事業所「つくる~む」運営メンバーインタビュー

http://makezine.jp/blog/2017/09/ricoh_tukuroom.html

ハッカソンから生まれたIoTけん玉「電玉」――製造は国内、2018年は海外へ / キーマンズインタビュー – カデーニャ

ハッカソンから生まれたIoTけん玉「電玉」――製造は国内、2018年は海外へ

Make: Japan | 「THETAのために集めた人とガジェット」からすべてが始まった―リコーITソリューションズ「ガジェット研究会」メンバーインタビュー

http://makezine.jp/blog/2017/06/rits_gadget_lab.html

Make: Japan | 「工作室を使いたい」から始まった社内メイカーが博物館の展示品を制作するまで — ローランド株式会社「R-MONO Lab」メンバーインタビュー

http://makezine.jp/blog/2017/05/r-mono-lab.html

【連絡先】

blue[at]buru.jp
アルファベットは半角小文字に、[at]は@に置き換えてください

Twitter:@buru

【お仕事】Make:リコーITソリューションズ「ガジェット研究会」インタビュー

メーカーのなかのメイカーを紹介する連載。第2回は、リコーITソリューションズのガジェット研究会の方々にご登場いただきました。

Make: Japan | 「THETAのために集めた人とガジェット」からすべてが始まった―リコーITソリューションズ「ガジェット研究会」メンバーインタビュー
http://makezine.jp/blog/2017/06/rits_gadget_lab.html

リコーITソリューションズは、ソフトウェア開発専門のリコーの子会社。なのでリコーブランドの製品にもいろいろ関わっています。

そしてリコーと言えばTHETA。THETAと言えばイノベイティブで大ヒットした製品としてだけでなく、その開発経緯の「特別さ」もたびたびニュースになっています。実は、リコーITソリューションズのガジェット研究会も、THETAによって生み出されたメイカーサークルでした。

先だっては親会社のリコーの決算が大きな減益だったため、カメラ事業を手放すのではとの報道がありました。また、ソーシャルでも「保守的で危機感が薄い」といった外聞が流れていました。確かに、全体の従業員が10万人を越える日本の大企業なので、保守的な部分は小さくないでしょう。

しかし、リコーの中の人たちはTHETAのような製品を生み出しただけでなく、ガジェット研究会のようなあいまいなグループの活動を支援したり、「つくる~む」という社内メイカースペースの先駆けであったりと、少しでも何かを変え、新しいものを生みだそうと腐心しています。

【お仕事】 Make:Japanで「メーカーの中のメイカー」連載を始めました

Make:Japanで「メーカーの中のメイカー」にフォーカスした連載を始めました。

Make: Japan | 「工作室を使いたい」から始まった社内メイカーが博物館の展示品を制作するまで — ローランド株式会社「R-MONO Lab」メンバーインタビュー
http://makezine.jp/blog/2017/05/r-mono-lab.html

いろいろ言われている日本の製造事業者ですが、そこに踏みとどまりダイナミズムを生みだそうと奮闘している人達がいます。そのなかでも個人のメイカーとして活動している人々に注目しました。彼らの個人的活動が、所属企業にも良い影響を与えていると思われる例を目にするようになったからです(例えば、ソニーでSAPの立ち上げに関わった田中章愛さんとか)。

以前なら企業側もそうした活動にはあまり良い目をしませんでした。しかし、従来のものづくりが成果を上げられない一方で、メイカー達は自ら新しい技術を学び、アイデアを磨き、新しいものを生み出しています。そこで、メイカー達の活動を後押しして、そのダイナミズムを変革のエネルギーに活かそうと考える企業も出てきました。
そうしたメーカーとメイカーの新しい関係のなかから、今の時代のイノベーション(またはオープンイノベーション)について、考えて行くというのが連載の目的です。

第1回目は電子楽器の雄、ローランドの社内でメイカー活動を行っている方々にお話を聞きましたです。近年、資本の主導権を巡るお家騒動で注目されることが多かったローランドですが、創業者の梯郁太郎さん自身がメイカーであり、そのDNAは確かに引き継がれていました。また、IAMASの小林茂先生もローランドの出身で、社員時代から社内でユニークな活動をされていたとか(いろいろなエピソードが残っているそうです)。

ただし、お話を伺った社員の方々は皆、特別に気負っているわけではなく、単に自分が面白いと思っていることをしているだけで、心底メイカーとしての活動を楽しんでいる様子でした。その辺の緩さも、もしかしたらポイントなのかもしれません。

ちなみに、本連載は5回くらいまでは取材先等もろもろ決まっているのですが、その先がまったくの未定。なので、取材先を絶賛募集中ですので、メイカーという文脈での面白そうな人、企業またはイノベーションの事例をご存じでしたら教えていただければ幸甚です。