東京ジオサイトプロジェクト4 フォトレポート 2/4
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トンネルを斜めに突き刺すように、ぶっといH鋼が貫いている
H鋼と壁が接するあたりは、厚さ10mmはある鉄板で補強されている
ここはちょうど立坑とトンネルが接合するところで、周りからの圧力が変動するため補強している
実際に工事に携った人たちが「地底学芸員」という肩書きで解説してくれた
土壌が柔らかい砂でできている地点は、鋼鉄を溶接した壁パネルが使われている
錆と溶接の跡が生々しい
鋳鉄ブロックの壁が工業製品っぽいのに対して、鋼鉄ブロックは大型タンカー船の内面みたい
とにかく固そうだ
トンネルと立坑の接合についての解説
掘られてから1年足らずなのに、とても昔からあるかのような存在感
またまた壁の様子が変わっている地点に到達
今度はコンクリート製のパネル
聞いたところによると、コンクリのパネルが一番安いそうだ
ただし、強度と重さで鉄製のパネルに劣る
ちなみに通路は、トンネルに横に渡した鋼材の上に足場を並べただけなので、底までは3mくらいある
非常用の電話
またトンネルの感じが違ってきた
鋳鉄製のパネルに変わって、左へ急カーブ
コンクリより金属の方が粘りがあるので、圧力の掛かるカーブは鉄を使うそうだ
スピードは出ていなくても、ジェットコースター気分
後ろを振り返ると入り口はまったく見えない
6倍ズームで撮影しても、こんな程度
カーブの途中で人だかりが見える
金属の壁面は、トンネルと言うよりも別のものの中にいる気にさせられる
通路はひとり分の横幅しかないので、所々で渋滞が起きる
後ろも渋滞
渋滞の原因は工事の解説パネル。オヤジの写真がお好きな人にはたまらないかと
桜田門の立坑に到着
入り口の日比谷立坑に比べると、一回り小さい
ここから上がると警視庁の真ん前に出るそうだ
みんな地底学芸員にいろいろ質問していた
桜田門立坑でちょうど半分
半分を過ぎたあたりでカーブが連続する
地下だと方向感覚が全くなくなる
警視庁のほか外務省とか経産省とか省庁の下を通っている。ということは……。
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