■2001/5/1(火) ▼家でずーっと読書。「虹の解体」も大詰めに。なるほど、ここがグールドをくさしているところか。ドーキンスの著作は「ブラインド・ウォッチ・メーカー」(サイン入り、へっへっへっ)、「遺伝子の川」ときて、「虹の〜」で3冊目。対してグールドは「ワンダフルライフ」しか読んだことがないので、この辺の事はちょっと判らない。ただ「ワンダフル〜」を読んだ限りでは、「虹の〜」でドーキンスが指摘するような変なことは書いていなかったと思うけど。 ▼史上初の宇宙観光客デニス・チトー氏が乗ったソユーズと国際宇宙ステーションのドッキングに関するNASA側のリポート。なんか「Soyuz taxi crew」なんて言っているけど、これって皮肉なのかな? ヤマハが関わった数々のホールの音響設計について公開。 起きると、NHKの「地球・ふしぎ大自然」のコウモリダコの回を再放送していた。「生きもの地球紀行」が終わったときは残念だったけど、あと番組の「地球・ふしぎ大自然」がかなり面白くて満足。ただし、草なぎ剛のナレーションは除く。小泉今日子はいいんだけどね。
■2001/5/2(水) ▼今日は一応、出勤の日。でも、ルーチンの仕事をいくつか来週に回したので、ノンビリ。途中、池袋で持病の癪が痛み、1回休み。とは行かず、トイレを探して地下街を歩き回る。 ▼今日は、今週の更新をするべきか見極めるための取材。モノ的には大したことはない。が、来週のことを考えると処理して置いた方が無難かも。てことで金曜更新が決まる。結局、連休にはならず、とびとびでの休みなる。それでも祝日に休めるのは正月以来だ。
ホウライエソって最初はリュウグウノツカイかと思った。実物はサンシャイン水族館の標本でしか見たことがないんだけど。 ▼帰りに2本買ったらオニキンメとセンジュナマコの蓄光タイプをゲット。後ろにいるのは赤いチョウチンアンコウじゃなくてランチュウ。右にいる文鳥も別に食べようとしているわけではありません。 ▼「虹の解体」続き。下で「ワンダフルライフ」に言及した途端、ドーキンスの俎上に載せられている。あ、なるほどね。確かに、バージェスモンスターの特異性をやたらと強調しすぎるきらいは確かに感じたっけ。まるで、先カンブリア紀で生物のデザインがあらかたで尽くしてしまったみたいな書き方には、フーンって思ってた。この辺は「ダーウィン・ウォーズ」を読んだ方が良いのかな、やっぱり。一応、買い物かごには入れてあるんだけど。
■2001/5/3(木) ▼黙々と読書。飽きたらウェブサーフィン、の繰り返し。 ▼夕方、部屋の蛍光灯が1本切れていたのを思い出し、近くの「でんきち」まで買いに行く。とりあえず色温度が一番高かった7200KのパルックCoolを買ってみる。おおっ眩しい。やっぱり、1本だけだとかなり暗かったのね。 昨日の深海魚たちの写真を撮ったとき、会社で取った方に較べてずいぶんと暗いのが気になっていたんだが。光の方向もあるけど、台座の光り方が全然違う。 ▼「虹の解体」読了。面白いのは確かだけど、妙に偏った印象を受ける。終盤で扱っているウイルス進化論について、ドーキンス自身は否定しているのか肯定しているのかがわかりにくい。まだ結論を出せるほどではないということなのだろうけど。詳しい感想はまた今度(とか言いつつCODEの感想も書いていないや)。
■2001/5/4(金) ▼とりあえずということで、仕事で金曜更新。いくつか仕事を他の人間に振ったので、今日は大分軽い。特にイレギュラーなモノもなかったし、午後8時前には一通り完了。気づかない内にまた290円セールをやっていた吉野屋で牛丼とみそ汁を食って、編集部で徹夜作業。 ▼カール・ジンマー『パラサイト・レックス』(光文社)に手を付ける。寄生生物の本は何度読んでも面白いし、驚かされる。ただし、口絵の写真は電車の中では広げにくい(笑)。
■2001/5/5(土) ▼仕事は午後3時過ぎに完了。昔は普通の更新もこれくらいで終わっていたのになぁ。 ▼久しぶりにリアル書店をハシゴしながら帰宅する。池袋のリブロで川原亜矢子のサイン会をやっていて大混雑。リンク張っときながらなんだけど、この人は何者なの? ▼この日買った&最近読んだマンガ。西原理恵子『鳥頭紀行ぜんぶ』(朝日文庫版・朝日新聞社)、やまだないと『西荻夫婦』(祥伝社)、牧村さとる『imagine29(2)』(集英社)、ほったゆみ・小畑健『ヒカルの碁(12)』(集英社)、かわぐちかいじ『ジバング(3)』(講談社)、OKAMA『スクール(1〜2)』(ワニマガジン社)、恋緒みなと『イオ(3)』(講談社)、玉置勉強『BLOOD THE LAST VANPIRE2000』(角川書店)、小手川ゆあ『アンネ・フリークス(1)』(角川書店)、日本橋ヨヲコ『バシズム』(講談社)。
■2001/5/6(日) ▼昨晩は、朝方までマンガを読みふけり、この日は夕方起き。 ▼昨日読んだのは、駕籠真太郎『輝け!大東亜共栄圏』『駅前花嫁』(共に太田出版)。どっちもエログロナンセンスマンガ。よう思いつくわ、こんなネタ。でも『駅前花嫁』はかなり好き。ここからエロを取ると、唐沢なをき や とりみき っぽいかも。 ▼夜はM原のところへ、PCのメンテを。Windows 98のシステムファイルのみを消して、上書きインストール。大体の環境を残しつつ、システムはきれいに。あとは、佐伯啓思とか、カルスタとか。
■2001/5/7(月) ▼世間一般では連休は終わったみたいだけど、この部屋に限ってはこの日を入れてあと二日休み。 ▼この2ヶ月ほど、メインで使っているノートPCの調子が悪いのでWindows 2000の再インストールを試みる。一度、修復セットアップをしたのだが改善せず、クリーンインストールすることにした。何が調子が悪いかというと、3月くらいからウェブサーフィンをしているとブラウザからのhttpリクエストのエラーが頻発。単純にURLのUTFエンコードを失敗して404がかえってくるだけでなく、URLのドメイン部分が、すっかりと他のドメインに入れ替わるという、意味不明の現象。最初に疑ったのはその頃導入したプロキシのDNSキャッシュが壊れているかと思ったが、どうもそうではない。Googleツールバーも疑ってみたけど、これも違う。どうやらノートの方のTCP/IPがおかしいと言うことまでは判った。さすがに1年ほど使っていると、HDDには所在不明・正体不明のファイルがゴロゴロなので、いい機会と思いまっさらにして環境もすべて再構築することに。おかげで、快適。だけど、この作業に丸一日要してしまった。他には何も出来ず、本も手つかず。 ▼積読が消化できてないのに、山は高くなる一方。結局買ってしまったアンドリュー・ブラウン『ダーウィン・ウォーズ』(青土社)のほか2冊がbk1から届く。
■2001/5/8(火) ▼買い物に出たかったのに雨に負ける。なんだか今年の春は天気が変だ。今日は雨だが四月は異例の小雨だったし、このところ風が強くて乾燥している。いつから東京はシカゴになったい?(95年からなんてオチはなし) ▼『パラサイト・レックス』読了。口絵の写真や、取り上げている寄生虫のグロテスクさのだまされがちだが、この本は大きな意味での生命を考える話しだ。地球上には寄生生物の方が多く、また生物の進化には寄生生物と宿主が相互に影響を与えあってきている。全体的にはいわゆる「ウイルス進化説」を肯定するもので、当然ドーキンスの「利己的な遺伝子」にもずいぶんと依っている。終盤には、寄生体すなわち遺伝子が人間社会に与えているかもしれない影響や、ガイア仮説で人を地球の寄生生物と見なせる話しなどにも簡単に触れている。確かに比喩以上のものではないし、著者も思いつき程度としているけど、もうちょっと考えると面白い話しにはなりそう。一歩間違うと竹内久美子になっちゃうけどね。
■2001/5/9(水) ▼思いっきりダウン気味です、精神的に。この「内地蔵、外弁慶」の性格を何とかしたい。他には何もない日。メールだけはいっぱい来た。 ▼宇能鴻一郎の小説が面白いかどうかは置いといて、以前、編集後記を宇能文体で書いたらムチャクチャ反応は良かったことが。なぜかパソコンネタと宇能文体って妙に相性がよろしいかと。
▼朝鮮日報『インターネット書店は今「メガコンペティション」』
▼小谷野敦『軟弱者の言い分』(晶文社) もうひとつ、文学界のならいなのかもしれないが、なぜか文学者や評論家には読みづらい名前が多く、ふりがなもないことが多い。だが、小谷野の本ではきちんと振っているのだ。「大佛次郎」の読み仮名が振ってある本なんて、実はそうない(読めない人は小谷野の本を読もう)。団塊世代には常識かもしれないけど、今どきの20〜30台は知らないよ。 また、小谷野の文章を読むときは、裏読みの楽しみがある。揚げ足取りではなく、『もてない男』であれだけ私憤を吐き出してくれたのだから、一見なにげない文章にまで私憤の陰をパズルのように探してしまうのは、それほど穿ちすぎではないだろう。例えば師弟間の年齢差に着目した「師弟関係と年齢」という文では、「もっとも、本当に引退していただきたいお方はたくさんおられるけれども」なんてセリフで軽く締めながら、遠回しに(?)アカデミズムの老害をくさしてみたりする。小谷野も苦労しているんだろう。 どうやら結婚してもラディカルさは失っていないようだ。でも、前著『恋愛の超克』の後書きを「妻の誕生日」で締めるようになってしまった彼には、やはりちょっと反発を覚える。現役のもてない男としては。 【オマケ】 P233で結婚したことを自分で報告せず、編集部注で済ますなよ。ギャグかもしれないが、本当に編集部が入れた注だとしたら、読者が『もてない男』の小谷野だと思ったら突然文中に「妻が」出てくるのに驚くと思ったのだろうけど。オレがちなみに小谷野が結婚したのを知ったのは2000年の春のこと。
■2001/5/10(木) ▼今日も調子悪し。黙々と機械的に作業をこなす。今日から読み出した斎藤環『文脈病』が、ラカン、ドゥルーズ-ガタリ、ベイトソンなどがずらりずらりと出てくる本で、さらに脳味噌ブレイクダウン。
▼NTTドコモ、IMT2000対応サービス「FOMA」のモニタを募集開始。
「『ブンカザツロン』発刊記念トークライブ」 未確認だけど「ニュータイプ6月号」に6月刊行の『ガンダムエース』というガンダムオンリーの季刊コミックの情報があるそうな。一部で噂になっていた安彦良和がファーストガンダムをマンガで書き下ろすというのは、これのことらしい。
■2001/5/11(金) ▼昼に家を出ようとすると、突然のスコール。勘弁してよ。めげて玄関から部屋へ引き返す(笑)。あ、会社はきちんと行きましたよ。
▼夕刊フジ「アキバが「童顔巨乳」オタクを救う!?」
▼いまさらだけどamazon.co.jpのアソシエイト・プログラムのリリース。 へへん、私憤で参加するヤツはそうはいないだろ? って、自慢にもならんか。あっ、けどこういうことを書いていると審査に引っかかるかも(笑)。 ▼結局、今日も帰り損ねた。そろそろシャワー無しじゃツラい季節だ。対策を考えねば。
■2001/5/12(土) ▼うーん、イイ天気。これで仕事さえなければ。気持ちよく外を歩けるだけでも良しとするか。 ▼今日は気温が高かっただけあって、パンツ以外のところまで気になる(笑)。そろそろ着替えは必須だな。 ▼『CODE』の感想を書いていると、バイラルマーケティングが嫌いな理由とプライバシーをこじつけたメモが出てきた。感想は全然進まないので、メモだけ掲載。書いたのは今年の1月ごろ
---- 最近多いバイラルマーケティング。手っ取り早く言えばお友達紹介キャンペーン商法。あれは結構僕も嫌い。何でかって言うと、第一にスパムを増産するから。スパム自体の存在は、容認じゃないが仕方がないと思っている。でも、それを増やすのに自分が荷担するのは、また別問題。話しを戻して、そういうアンケートでも、積もり積もれば自分に関するアウトラインを構成して、自分のあずかり知らぬ所で自分の生活がすべてトレースされる可能性もある。国民総背番号制なんか導入されたら、そういうのがもっと簡単に出来る可能性は高くなる。 でもさ、あなたの内面てのは、外での買い物とか、アンケートとかで表されるくらい単純な物なの? 僕は、そういうアンケートなんかに申し込むのは、余り抵抗がない。そりゃ、住所まではウソを書けないけど、質問項目なんかは結構いい加減に答えるけしね。でも、それだけじゃなく、こういった質問の集合で表せるほど、自分の内面は単純じゃないからだし、単純ではないという自負もある。自分の買い物履歴を知られるのがイヤだって言う人は、その買い物からその人の全部が判ってしまうくらい単純な人なの? そうじゃないでしょ。まあ、僕だって生理的に自分の買った物がすべて人に知られるのはイヤだよ。でも、知られたってイイ部分だってあるはず。自分のような買い物をする人が、意外に多いと言う統計が出て、自分好みの商品が少しは増えれば、それはそれでラッキーじゃん。 だから、大切なのはプライバシーは大事とか、守れとか叫ぶだけじゃなくて、どこからどこまではオッケーという線引きをきちんとすること。それすらも面倒なんて言う人は、今の社会を生きる資格がない。そこまで言うのも何だけど、世の中便利になる一方だけど、当然どこかで便利さに対する対価ってのは払われている。プライバシーがその対価ってほど単純じゃないが、自分で自分のプライバシーをどこまでコントロールするかってことを考えるのは、最低限の対価だと思う。
だけど、自分以外のプライバシーについて考えるのは、自分だけのコストの問題じゃなくなる。だから、僕はバイラルマーケティングが嫌いだ。他人のプライバシーを勝手に切り売りさせるからじゃない。僕はそういうときでさえも、他人のプライバシーコントロールを考えてしまう。ここで友人を紹介することは、友人の利益になるだろうか、と。でも、自分のことを考えるのでさえ面倒くさいのに、他人のことまで考えていられない。だから、その考えを強要させることになるバイラルマーケティングは嫌いなんだ。これが一番の理由。 これを書いたきっかけは、ウチのサイト(仕事の方ね)でたまにアンケートをやるんだけど、住所とか電話番号を書かせると妙に拒否反応を示す人がいて、コメント欄に「そんなに個人情報を集めたいのか?」と書かれたもんでカチンときて。別にウチは名簿屋じゃないんで集めたデータをどうこうしようなんて思っていないし、してないんだけど。
■2001/5/13(日) ▼徹夜で定期更新中。やっぱりシャワーが浴びたいよう。社内で労働運動でも起こして福利厚生施設としてシャワールームでも作らせようかな。 仕事は、最後の1200字程度の原稿に3時間もかかってしまったが、午後9時には全更新が終了。6月の編集部の引っ越しの話しをしながら帰宅。上のフロアは階段だと辛いから面倒なんだけど、東京タワーが見えるのがこのビルのいいところ。 帰りにコンビニでMIUを買おうとすると、深海魚フィギュアが付いてない。ゲェー、終わっちゃったの?、まだコンプしてないのに。さらにその後、馴染みのコンビニ(学生の時バイトしたとこ)に行くと、あと1ケースあるというので、腹を決めて大人買い。といっても10本だけだけど。 成果は、オウムガイが3匹も出たり、通算3匹目のコウモリダコや、さらに通算4匹目のオニキンメが出たりと芳しくない。でも、センジュナマコとフクロウナギは確保。結局、ザラビクニンを残して、コンプリートは未完に終わった(涙)。 ▼会社のPCから昔の編集後記がサルベージ出来たんで 公開 。約1名、読みたがっていた人間がいるので。 確かもう1〜2回ほどあったはずだけど、見つからず。パソコンネタ、社内ネタ、個人ネタなどゴチャゴチャで、知らん人間には意味不明だと思うけど、ご勘弁を。
■2001/5/14(月) ▼昼過ぎに起きてから、金曜日の外出中にかかってきた電話の折り返し確認。全然知らない会社なんだけど、某メーカーの名前を出されていたので連絡をしないわけにもいかず、家からすることに。なんだい、明日の発表会の出欠確認かよ。でも、電話の声がかわいい女性だったんで許す。ついでに明日は休みだったのに、声につられて「出席します」と言ってしまった。 日中はだいぶ暖かく、どちらかというと暑いほど。でも風が強いので窓が開けられない。周りが畑で砂埃が酷いから(田舎なモンで)。エアコンを入れようとすると、ちょうど今、家の壁塗り替え工事をしていて、職人さんに乾くまでエアコンを使わないでくれといわれてしまう。殺生な。 これじゃ家にいらんないので、コンビニへ立ち読みに。ついでに、NTTから催促の電話がかかってきてしまった先々月の電話料金を払う。請求書を読まずにカバンの中に入れていたら、すっかり忘れていた。ADSLに切り替えたときに電話番号も変わったんだけど、やっぱり旧番号でも払わないと新しい番号が止められるのかな? 試してみればよかったかも。 夜中はM原のところへPCのメンテの続きと、相互カウンセリング。あと陰謀論も。オレがヒットされたら、犯人はあそこです(笑)。 ▼ワタシも救う必要は、全然無いかと。でも『アキバが「童顔巨乳」オタクを救う!?』ってスゲぇタイトルですね。でも、この記事以上に電気街の崩壊(?)は進んでいるのが実状かと。最近、駿河台や水道橋方面からいわゆるビニ本やビデオの店が秋葉原に進出してきて、しかもそういう店も握手会や撮影会をやるんですよ、AV女優の(笑)。だから、救うというより、さらに深みに落とし込んでいる気が…。ちなみに某A社さんのアイドルページというのはこちらです。 まじめな話し、秋葉原の電気屋さんはヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電気の包囲網で、何処も青色吐息。ハードはオタク物以外は、ホントに売れていないし、ゲーム以外のソフトも似たり寄ったり。だから、少しでも集客効果のあるアイドルイベントで、他と差別化をするというのは正しいのだけど、それがアキバを救うかというと…。でも、そのうち秋葉原電気街振興会主催のアイドルイベントなんてのが出来そう。すでにAKIBAXなんて、コンパニオンの撮影会みたいなものだし。 ▼あっ、そういえば今回はワンギャルの記事を載っけてたっけ。ウチが…。
▼読売新聞にドーキンス『虹の解体』の書評。評者は早稲田大学の山元大輔 教授。 ▼と思ったら、唐沢議長の日記に(13日の項)、その"書評"評が。くだんの書評をなで切りにしているだけでなく、CODEの簡潔かつ明快な紹介にもなっている。 ▼中国・天津テレビの「バーチャルキャスター」は、田中真紀子似? 「マックスヘッドルーム」には遠い…。
▼アサヒコム「日韓で漫画週刊誌、同時創刊 韓国の人気漫画家も登場」
■2001/5/15(火) ▼ロフトプラスワンの『ブンカザツロン』発刊記念トークライブにお出かけ。唐沢議長はオタアミのライブも含めて何度も生で体験しているけど、鶴岡法斎さんは今回が初めての生。どうなるかと思いきや、声も話術も達者なことと言ったら、唐沢議長と見事に丁々発止とやり合っており、トークする端から連想されたものが何の脈絡もなくポンポンと飛び出す様は見ていて飽きない。唐沢議長のトークがどちらかというと経験による技術に裏打ちされたもので、話題を探すときも頭の中でデータベースにガリガリとアクセスしているイメージなのに対して、鶴岡さんは反射的に口が反応して、アニソン・特撮・ドラッグ等々のネタがナチュラルに飛び出してくるあたり、トークの才能はもしかして師匠より上かもと思わせる。 内容は、ウンちょっとここにはかけないな(笑)。伏せ字だらけになるのを承知で書くと、中国の犬を丸ごと漬けた犬酒に倣って○○君を漬けてみる、六神合体○○、千葉市は○○の植民地、○○○の学生に○○○を買いに行かせる、昔の特撮を本気良いと思ってるなら○○○○、AVはパッケージで内容をシミュレートしてから見るがそれに勝る監督は年に数本だけ、風俗は最後の趣味、自分のドッペルゲンガーに彼女を寝取られた、アカデミズムがオタクをリスペクトするならオタクがアカデミズムをリスペクトしよう、チャンバラトリオを褒めるなら侍ジャパンも褒めろ、ドリフターズの神様と悪魔がいる、セックスなんか古本屋で棚買いする快感に較べたら、オナニーには知能指数が表れる等々、脈絡がなさ過ぎるのと密度が濃いのとであんまり記憶に残っていないんだけど、思い出せただけでもヤバイモノだらけ。 他には、みんなが聞きたがっていただろうあの人の話とか、唐沢議長のホモ疑惑の真相だとか、前出のトークとは違う意味で他では聞けない貴重な話題も。また、あいだあいだに多少は「ライターには2番は必要ない」とか「大阪芸人と東京芸人のように大阪系と東京系のライターがいる」いった心に残るお話しも少しはあったかもしれないような気がする。にしても、仮にも師匠に向かって「早く死んで、帰りに死んで、ていうか死ね!」と言い放てる鶴岡さんはスゴイ。 でも一番印象に残ったのは、終わってから明かりの落ちたステージ上で客席に向かって何度も深くお辞儀を繰り返す鶴岡さんの姿だったりするのだ。 ▼昨日、わざわざ電話までした発表会を寝坊してすっぽかす。A社のHさん、T社のYさん、ゴメンナサイ。次もまた呼んでね(てへ)。 ▼コミックバンチを買ってみた。ジャンプ黄金期に育った現30代をメインに据えてはいるが、かなり対象の広いマンガ誌。現在のマンガの多くを占めているモーニング・アフタヌーン・ヤングキングアワーズ系(要はいわゆるオタク系)を見事に避けており、そういう意味では今の"マンガ読み"をまったくターゲットからはずしているとも言える。しかし「面白いマンガしか載せない」と豪語するだけあって、掲載されている作品はどれも一定のクオリティに達しており、おそらく誰が読んでも読んでいて飽きが来ることはない。キン肉マン、リングにかけろに続いて男塾にまで続編が出ちゃうくらいだから、この辺の潜在需要は結構あるのだろう。たぶん、バンチはそこそこ売れるようになるだろうけど、替わりに漫画ゴラクや漫画サンデー辺りのトラックやタクシーの運ちゃん御用達雑誌が売れなくなりそうな気がする(リニューアルしたアクションはかえって微妙な位置づけになったと思う)。 ▼おっと、読売の東浩紀による『CODE』評がすでに上がっていた。確かにこの評じゃ東がする意味がない。もう一点、東は『CODE』の技術的側面に飲まれてしまっている気が。 ▼ここ2〜3日に買った本。秋重学・川崎ぶら『ニナライカ』(河出書房新社)、リーナス・トバルズ/デイビッド・ダイヤモンド『それがぼくには楽しかったから』(小学館プロダクション)、『ADSL実装ガイド』(翔泳社)、『マスタリングTCP/IP入門編』(オーム社)
■2001/5/16(水) ▼朝から雨がしとしと。家を出ようとした瞬間、土砂降りになるので、またくじける。さぼるわけにも行かないので、泥だらけのビニール傘で頑張ってチャリンコを漕ぐ。 電車の中ではリーナス・トバルズ/デイビッド・ダイヤモンド『それがぼくには楽しかったから』(小学館プロダクション)を読む。著名人とジャーナリストの共著による回想本?の形式で思い出したのは、江川卓とその番記者の共著『たかが江川されど江川』(新潮社、絶版)。中身は全然関係ないんだけどね(笑)。 ▼斎藤環『文脈病』(青土社)は、昨日のトークライブの待ち時間で読み終わって、そのままM原に半額で払い下げた。とりあえず、僕が読む本じゃないと思ったから。以下短観。 前半は、ラカン派の臨床精神科医としての立場から映画・マンガなどを病跡学的に検討している。この手法そのものは、いろいろ評価が別れるだろうが、個人的には西原理恵子・高野文子の項は大変面白く読めた。特に高野文子の作品に内在するSF的要素は目からウロコ。序章および終章では、斎藤の持論となる「顔は文脈そのものである」(こう言うと少々はしょりすぎだが)というテーゼを論証しているのだが、ラカン、デリダ、ドゥルーズ-ガタリ、ベイトソンらポストモダンと呼ばれる哲学者達の引用の嵐で、若干胃にもたれる。ポストモダン的な"知の欺瞞"に陥っているとまでは言わないが、衒学的な文章や、持って回ったような言いまわしは鼻につく。 斎藤自身も、これらの言説は将来的には生物学的な論証が必要だと認めているが、精神科医というのが患者と自分の物語を扱う職業である以上、その物語内において強力な説得力(洗脳力?)を持つ理論に依ってしまうというのは仕方ないことなのだろう。 ▼bk1ブリーダープログラムの承認が通ったので、とりあえず検索窓を追加。
▼Yahoo Japanの「有料登録サービス開始」
■2001/5/17(木) ▼新宿経由で秋葉原を一回りして編集部へ。某ショップで○○の新製品を見せて貰う。昨日、編集部に届いた○○○に引き続いて、ちょっと書けない代物を立て続けに見た。興味のない人には申し訳ないが、勝手に興奮してます、ハイ。 昨日途中まで仕上げたマーケットの記事を完成させてから、新システム導入に向けて整理の真っ最中のコンテンツに苦心惨憺。昨年度からほったらかしにしてきたツケがついに廻ってきた。備忘録を兼ねて、抱えている仕事のリスト。
▼買った本、ハロルド作石『BECK(7)』(講談社) ▼YahooオークションにBookOffが法人として出品。価値判断をしないことが売りのハズのBookOffだが、プレミアとまではいかないが一般的に入手困難なモノをセレクションしてオークションにかけている。これって、"まんだらけ"とかにはかなりの驚異となるのでは。
■2001/5/18(金) ▼いろいろあったけど、今日は人としてダメな日なので全部削除。
■2001/5/19(土) ▼『それがぼくには楽しかったから』(小学館プロダクション)読了。内容はリーナス自身による彼の半生の自伝と、友人のロクデナシ(=ジャーナリスト)であるデイビッド・ダイヤモンドによる談話のようなもの。軽く読めるし、バランス良くまとまっている。 マイクロカーネルに対する批判、リチャード・ストールマンへの違和感、株のこと、お金のこと、タンネンバウム教授との論争、家族のこと、人生のこと、仕事のこと、スウェーデンとアメリカのこと、などなど。一応、PC業界にいる身としては知っていたことが大半だけど、直かに本人の手で書かれていることで、より彼の神話性を薄め、親近感を湧かせるモノとなっている。これこそ彼の望んだことで、望み通りの効果を生んでいると思う。 一部で話題になったMaxOS X批判も、Macの持つ思想に対する批判ではなく、MacOS XのMachカーネルのようなマイクロカーネル全般に対する批判であって、タンネンバウム教授との論争でもハッキリしているように、リーナスのモノリシックカーネルへの指向の表れに過ぎない。確かに、本の端々にWindowsやMacが嫌いなことは、にじみ出ているけどね。その嫌いというのも、実利的な意味でオープンなOSではないからという程度のこと(つまり、自分でソースをいじくれない)。でも、そこが彼にとっては一番大事なことなんだけど。 個人的に面白かったのは、初めと最後で語られているリーナス自身の人生観。これは個人的に非常に賛同できるものだし、たぶん多くの日本の若者が共感できるものだと思う(ある人がこれを読んだら今どきの若者とオープンソースを単純に結びつけそうな危惧もあるけど)。 なお、本の中でも何度かイベントに参加したときのことが出てくるが、ここや、ここでもそのときの様子などが日本語で読める。 P.S イベントでリーナスに説明員なんかやらせるんだから、Transmetaって贅沢!
■2001/5/20(日) ▼徹夜続行中。午前7時までに暫定版を上げて、仮眠。途中、ミスが見つかって2度ほど起こされる。午後3時に起きて最後の作業。全然、筆が進まず、途中でぷちbk1を作ったり。普段より3時間ほど遅れて原稿アップ。一ヶ所、書き直したところに某所でツッコミが入るが、面倒だからほっておく。代案なき批判はただのイチャモンじゃないが、他にいい方法があったらおせーてくれよ。この日は午後11時終了。
■2001/5/21(月) ▼眠くならないので朝方までぷちbk1の作業。とりあえずデザイン上は形になったのでサーバにおいておく。中身はまだ空っぽだけど、まぁそのうち。その後寝る。途中、電話やメールがあったみたいだが、ぜんぶ生返事。夜中に起きだして、めし食ってからM原のところへメンテをしに。この辺からどうも喉の調子がおかしい。この日はそうそうに切り上げて、日付が代わる頃に帰宅。ぷちbk1の作業をしてから寝る。なんだかだるい。
■2001/5/22(火) ▼熱を計ると37度2分。この時期は2年おきに熱を出す。一昨年も38度くらいあったし、高校のときは個人最高の40度を達成した。今日は家でおとなしく『マスタリングTCP/IP入門編第2版』(オーム社)でお勉強。
▼朝鮮日報『「液状ヒロポン」密輸入を初めて摘発』
▼日経BP社『ITの未来を読む365冊+α』刊行記念 西和彦氏(マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員教授)講演会 「ITの未来を読む120分」
▼新文化『「コミックバンチ」創刊号、実売率8割超える』
■2001/5/23(水) ▼仕事に出たら、風邪が本格化。コリャ、明日辺りがピークかな?
■2001/5/24(木) ▼やはり来た、風邪のピーク。熱を計ろうとしたら、朦朧として体温計を割ってしまったので、正確には不明。けど、歯の根が浮いたような感じは38度以上あるな。一応、トイレには起きあがれる位なので40度は無いと見た。というわけで、色々と返事を書かなければならない用件もあったけど、ぜんぶ遅れます。
■2001/5/25(金) ▼昨日は、とにかく布団にくるまって汗をかいて、熱を下げることに専念した。その甲斐あって、今日は咳と鼻水だけに症状が落ち着いた。よって通常のパターン。 出勤途中、池袋のリブロでニューズウィーク(携帯特集)を購入。もう一つの目当ての日経ビジネスは見つからず(理由は後述)。他には、大塚英士・ササキバラゴウ『教養としての〈まんが・アニメ〉(講談社現代新書 1553)』(講談社)、ゲッツ板谷『板谷バカ三代』(角川書店)、いしいひさいち・おがわひろし『となりのののちゃん』(東京創元社)、永瀬唯『宇宙世紀科学読本』(角川書店)(なぜかbk1で引っかからない)を購入。久しぶりにリアル書店へ行ったら思わず散財。 電車内ではアンドリュー・ブラウン『ダーウィン・ウォーズ』(青土社)を読みながら編集部へ。自分のデスクに、なぜか某A社から○○○のCPUが届いている(まだ書けない)。どうしたもんかと電話してみると、出張中で捕まらない。どうすりゃいいのA社のMさん? くれるもんなら使っちゃうけどさ。 仕方ないのでほっぽらかして取材に出る。 秋葉原の駅前で地見目のコンパニオンの姉ちゃんがいっぱい居て、ガンダムの写真が入ったリーフレットを配っている。見ると、26日にリニューアル発売される「HGUC 1/144 RX-78-2 GUNDAMU」のキャンペーン。スタンプラリーになっていて、ボークス、ラオックス・ホビー館、ゲーマーズ本店でスタンプを集めると、ガンダムのカードブックが貰えるらしい。仕事があるんで、時間が空いたらとか思いつつ、ラジ館に入るとまず目当てのPCショップではなくて、ボークスに直行してしまった。結局、その後も…(以下省略)。 9時に編集部に戻って、いつもの作業開始。始発を過ぎても作業は終わらず。現在午前6時11分。
▼日経ビジネス『東芝が発表を延期した日本アムウェイとの「握手」』 日経ビジネスを探していたのは、紙でこの記事を読みたかったら。リブロになかったので編集部の雑誌棚にあったのを読んだら、上の記事以外にも囲みの小記事で三菱総研の役員とアムウェイの間径を取りざたした記事もあった。どうした、日経のこのアムウェイの叩きっぷりは? ついこの間まではアムウェイの広告を載せていた雑誌とは思えないぞ。広告が入らなくなった途端、悪口放題とは見事な業界ゴロぶり。 ▼もうすでにあちこちで話題になりつつあるけど、ディズニーが今度はガイナックスをパクッたとの評判。ディズニーが予告編を公開し始めた途端、海外のアニメオタクが騒ぎ出して前出のような比較サイトが乱立している模様。ディズニー曰く、両方ともジュール・ベルヌの『海底二万里』をフィーチャーしたものだから偶然だっていうけど、アレには女っ気は皆無だもんねぇ。今度こそ喧嘩になるかな? そういえば、ワタシがきちんと小説として読んだSFって「海底二万里」が初めて。小学校4〜5年の頃、親父に面白い本をくれとせがんだら、これを買ってきた。本自体もどっかいってしまったし版元も忘れたけど、何十回と読み込んだことは覚えている。残念ながらドクにはなれなかったけど。 ▼「USB卓上扇風機」何でもUSBに繋げばいいというもんじゃ…。 ▼病み上がりだからじゃないけど、ちょっと浮かれてます。ウヒ。
■2001/5/26(土) ▼日差しはさほどではないものの、湿度が高く真夏日のよう。それにしても、秋葉原の人の多い事よ。昨日触れたガンダムイベントも大盛況で、スタンプをおいてある各ショップにも行列が出来ていた。秋葉原駅でリーフレットを受け取った男の子(下はローティーンから上は30台まで)が、皆参加しているような感じだった。みんなやっぱりガンダム好きだねぇ。ゼータでの勢力相関図の推移とか語ると引くくせに。 今日も午後9時に編集部戻り。トイレで顔どころか上半身全部洗うくらいの勢いで洗顔してから仕事開始。 ▼風邪で遅くなりましたが、森山さんに早速ぷちbk1を日記で紹介していただいた。ありがとうございました。けど、森山さんの日記を読んでいる人は、当然bk1を利用しているか少なくとも知ってはいる人が大半のはず。新規ユーザを開拓するには、どうしたもんかなぁ、と頭を悩ます。「打倒amazon!」のためには、ぷちbk1のアクセスを少しでも伸ばして、結果bk1自体の知名度を上げなければ。反則技を使っちゃうのは簡単だけど、それは避けたい。まあ、しばらくは地道にやるしかないですか。
▼CNN「宇宙に説明不能の謎の力? 戸惑うNASA」
▼IBM「256台のLinuxマシンで石油探索」 ▼ドイツ(EU全域で?)で電子書名を認める法律が施行。ドイツ語なので詳細は不明。どっかに日本語の記事ないかな?
■2001/5/27(日) ▼徹夜で原稿書き。もうパンツのことは気にしないことにした。しかし、相変わらず筆の遅いこと。データまとめて、トピック抽出して、集めたコメントをまとめて、書き上げる。これで6時間は掛かりすぎ。反省。 ウダウダやっているウチにすでに日付がかわりそうになる。あわてて終電に駆け込む。結局、ジャンプ、スピリッツ、ヤンマガを読んでから家に着く。
▼昨日のCNN「宇宙に説明不能の謎の力? 戸惑うNASA」の詳報。 ▼いいのか? 駅の真ん前にこんなビルおっ建てて。駅から出た途端、目の前にでっかく「大人のおもちゃ」とか見えるんですけど。電気街振興会が良く許したなー。
■2001/5/28(月) ▼どうして、こう休みの日に限ってトラブルが起きる。いやね、家のデスクトップのWindows 2000が唐突に死んだだけなんだけど、ADSLに導入に伴ってインターネットアクセス設定をデスクトップマシンに集中させているので、こいつが死ぬと家からは手も足も出なくなる。うー、復旧が面倒くせぇ。最悪、ハードウェアのトラブルも覚悟して頭の中でパーツの金勘定したけど、OSが死んだだけで済んだ様子。オレの睡眠時間を返せ! ああああああああああ、間違えてアプリケーションも入れてるパーティションもフォーマットしてしまった。プロキシも、ファイヤーウォールの設定もアレもコレも○○○も消えてしまったー。この3ヶ月の成果が…。bk1からでっかい箱で本が届いたけど開ける気力も出てこない。もういや、寝よ。 ▼ぷちbk1の作業も全然出来なかった。これで1週間手つかず。このままだとなし崩しにほったらかしになりそうな予感。
▼日経B2O「ディズニー新作と日本TVアニメそっくり?・ネットで世界の愛好家が論争」
■2001/5/29(火) ▼家のPCを直して、飯食って、寝たら、一日が終わってました。この二日、まったく本も読めず。ああ、無為な日々。 ▼一億円掛けて出すメールマガジンがコレかぁ…。元々メールマガジンは個人が低コストで情報発信出来るのが普及した要因のハズだったのに。多分、システムを一から自前で用意しようとしているんだろうけど、山下さんが生きていたらボロクソに文句を言っただろうな。確かに、"まぐまぐ"とかで送ってこられたらすっげぇーイヤだけどね。
▼アサヒコムの植木不等式さんの連載で知った「火星の顔攻略マップ」
■2001/5/30(水) ▼全然眠くならないので、一晩掛けて仕事用データベースのメンテナンス。この時期は色々と新製品が多くて一苦労。朝10時なったので、着替えて家を出る。リブロでマンガと雑誌をチェックし5千円ほど落としてから編集部に着。こんな時間に着くなんて、めーずらし。ちょっと落ち着いてからすぐに取材に出て、午後6時戻り。そこからデータ入力と原稿書き。ネタが多すぎて文章がまとまらず、あーだこーだとしているうちに日付が変わる。面倒くさいので、そのまま始発まで作業することにする。 ▼D vs G(またはA vs N)の話し。どっちも仕事で関わったことは皆無なんだけど、そんなにおっかないのかな?(特にDの方) 特に広告をたくさん出しているとも思えないし、メディアにとってDのキャラクタがそんなにうま味があるものとも思えないし。告発サイトそのものもはともかく、そういうことが話題になっているという事実を伝える分には全然OKだと思うのは、一般誌(メディア)知らない人間の浅はかさなのかな。 ▼「山形道場・特別指南」の時に隣の席に座っていたお姉さま、みやのさんがウチのぷちbk1をご覧になって『バルタン星人』をお買いあげになられた模様(まだかな?)。ウルトラマンやウルトラセブンでなくて、バルタン星人を紹介した甲斐がありました。ワタシにポイントが付くかどうかは別にして、こうやって紹介した本で喜ぶ人が居るだけでも、とても嬉しい。ありがとうございました。 ちなみに、くもんのバルタン星人は店頭でも以前に、一度だけ見たことがある。確か5〜6年前の池袋パルコの本屋で、今みたいに改装する前の事。あそこのアニメ・サブカル棚(?)は小さなスペースのくせして色々と工夫がされていて、ずいぶんとお世話になりました。 ▼個人的には小泉総理のメルマガなんかよりも、こっちの方が全然面白い。特に記者会見の全文が。なんだか、小泉総理のパフォーマンスも田中外相の言動も、石原さんをなるだけ目立たせないためのスケープゴートの気がする、今日この頃。
■2001/5/31(木) ▼いやー、今朝は始発で帰ったのに調子に乗って、寝過ぎた。なんにもアポがない日だからといって、気を抜きすぎ。編集部には数時間しか居なかったけど、昨日やりかけの記事を完成させて、新スクリプトの仕様書を読み込んで、新コンテンツのテスト版を作成して、帰宅。 いつものコンビニによると、Oさんから偽札事件の話しを聞く。ちょっと前に○○○が都内で偽札を使って、それに関して色々とあったらしい。ついでに、最近のコンビニのコピー機事情なんかも聞く。ふ〜ん、そうだったんだ。一回バラしてみたいな。 ▼最近買った本。三浦健太郎『ベルセルク(21)』(白泉社)、太田垣康男『MOONLIGHT MILE(1)』(小学館)、曽田正人『昴(5)』(小学館)、雨宮智子『RHINO(ライノ)』(ソニー・マガジンズ)、ブルース・スターリング『ハッカーを追え!』(アスキー)、ジョン・カッツ『ギークス ビル・ゲイツの子供たち』(飛鳥新社)、春日武彦『子供のまま大人になった人たち』(角川春樹事務所)、岡田斗司夫『フロン』(海拓社)、田宮模型『タミヤニュースの世界』(文春ネスコ)、ピーター・メンゼル/フェイス・ダルシオ『ロボ・サピエンス』(河出書房新社)、リチャード・P・ファインマン『物理法則はいかにして発見されたか(岩波現代文庫)』(岩波書店)
▼Auto Ascii24「群馬県警、赤城レッドサンズを摘発!?」
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