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2001 June


2001/6/1(金)

▼まいった、今日も結構な寝坊。それでも全然焦っていない自分に危機感を感じたり。岡田斗司夫の『フロン』(海拓社)を読んでから、この辺に拍車が掛かったり。『フロン』に関しては、書きたいことが膨大にあるので感想はちょっと先になるけど、一言だけいっておくとこの本の主題は「家庭から夫をリストラせよ」どころじゃない、とても過激なものだ。

 家から取材先に直行して、お茶の水駅前のケンタで晩飯を喰いながら『フロン』を読了して、10時前には編集部に戻り作業開始。後ろの席のU氏が明日から台湾行きで荷造り中。あー、本当だったらワタシも行けてたのにな。まあ、本来の仕事の方が詰まっているので仕方がないのだけど。

▼bk1ブリーダープログラムの5月分レポートが届いた。期待していなかったが案の定、売り上げはゼロ。確かにあのページのアクセスは全然少ないからなぁ。まじめに売り上げのことを考えるなら、ページ構成や見せ方を考えないといけないが、あとは手間の問題か。正直、今は自分の時間を削ってまでも仕事をしないといけないのだけど、ワタシから読書を取ったら何も残らないのでそれは出来ない。となると削れるのは睡眠時間だけ。

▼ワコール「OPPAI ART LAB. πr事情展
 乳房文化研究会ってのが謎。しかも2回目らしい。オッパイ星人の方へどうぞ。


2001/6/2(土)

▼朝7時過ぎに一度仮眠し、午後1時に再び取材へ。今日は日差しも風も強い。途中でにわか雨も降るが、気にせずガシガシ巡回。今日は(というか昨日からだけど)、細身の黒のコーデュロイのパンツを穿いていったら、汗をかいて足に張り付いて歩きにくいこと。そういや夏物をまったく買ってなかったのを思い出す。まあイイや、アレも、コレも何もかもボーナスが入ってからだ。

 午後9時過ぎに疲れ果てて編集部に戻る。ああ、ケツが痒い。30分ほど机に突っ伏してから、作業開始。今日も夜は長そうだ。

▼ロイター「バストと強力な麻薬を武器にした女性強盗を逮捕
 連日のオッパイネタをどうぞ。>誰かさん

▼『フロン』の感想ちょっとだけ。
 これの主張を煎じ詰めれば「恋愛も結婚も子育ても(下手すりゃ人生も)面倒くさいんだから初めっから止めちゃばぁ〜」ってことなんだけど、そこまで飛ぶとフツーの女性読者には同調して貰いづらいから、ちょっとだけ妥協して「物語なき明日のためのその一」って感じにとどめてある。やっぱり、岡田斗司夫って究極的にはアナーキストだよな(左翼的な文脈でなく)。


2001/6/3(日)

▼夜なべで作業。午前7時頃に切り上げて仮眠。妙に体が重くて、2時間ごとに目を覚ましてはメールを読んでまた寝るの繰り返し。それを午後3時まで続けてる。寝過ぎ。コンビニへ行って朝飯だか昼飯だか晩飯なのかよく判らん食事をして、また原稿書き。なんというか、殻を破ったつもりでも、また同じ事の繰り返し。ダメダメ。午後11時に全更新が終了。ダラダラと帰宅。

▼ZAKZAKでも記事になったBUBKA。実物を見てみたけど偽物じゃん。

▼NASAの超音速実験機X-43A。実験飛行中に制御不能に陥って爆破処分。やっぱチャック・イェーガーが操縦しないとダメなのか?

▼SETI@Homeのデータベースがクラックされて5万人分のメールアドレスが盗まれる。SETI@HomeのOfficial News。それを警告する記事。300万人中の5万人だから、ほとんどの人には実害はなさそうだけど、意外とSETIのセキュリティって甘かったのね。


2001/6/4(月)

▼暑い! 眠れん!! てことで昨晩から起きっぱなしで、この前の再インストールから不調続きの自宅サーバのメンテ。拡張カードを差し替えて、サウンドカードとUSBのIRQを重ならないようにし、ファイヤウォールのバージョンを替えてみる。コレの最新ベータのVer.2.0.14build5を入れてみると、ムチャクチャ挙動が怪しい。対応プロトコルを細かく分けたせいか? HDDの古いをあさるとVer.2.0.12のファイルが出てきたので、そっちを入れる。ちょっとトラブルがあったが無事以降。ついでに、はずみで買ってきたWinDVD 3.0を入れてみる。オー、ちゃんとDTSがデコードされて出てくる。でもスピーカ2本じゃ寂しい。やっぱり5.1chにしよっかなぁ。

 などとゴチャゴチャやっているウチに昼過ぎに。あんまり晴れているので、散歩がてらに郵便局やらNTTの野暮用で外出。まだ、体が夏モードになっていないらしく、きちんと汗をかいてくれない。屋内の筋トレだけじゃダメだよな。できればテニスかバスケがやりたい、サッカーは弟にいじめられるから却下。コンビニで立ち読みしていると、昔の雇い主のKさんに背後を取られる。最近は好調なようで「お金が余ってんだけど、パソコン何かったらいいかな?」だって。なんだかノートにあこがれているそう。フツーにVAIOを買って下さいと言っておく。

 夕方に帰宅すると、眠気に襲われ素直に布団へ。深夜に目が覚めてしまう。体内時計が壊れてんな。ついでにNiftyも壊れてんな。この自分のページも見えないし、FTPもログインではねられる。トラブルはいただけないけど、最近のプロバイダには確かに同情する。ADSLが普及した所為で、バックボーンをいくら増強しても足りないもん。IIJも日米間の回線を1.7Gbpsに増強だって。ウチの会社も以前は自前で回線を用意していたけど、6Mbpsが埋まるようになってからはさすがにハウジングサービスに移行した。最近だとピークで80Mbps行くようになったから、柔なルータだと一発で飛ぶし。ウチの会社のウェブがNielsen//NetRatingsのページビューだと30〜40位前後なのに、JARランキングだとトップ10に入れるのはたぶんこの転送量のおかげ。

 この転送量は大量の画像のたまものなんだけど、これは編集長の戦略勝ち。さほど回線が太くない時期から記事に画像を入れるようにしたおかげで、新製品・発表会・イベントのレポートなんかで「画像が見たいときはウチ」というイメージが出来上がった。それがウェブでは先発だということ以上に、同業他社に先んじれた最大の理由だと思う。だから、なんにせよ画像は大事ッスよ。>皆さん


2001/6/5(火)

▼いじくればいじくるほど、自宅サーバの調子が崩れるのは気のせいだろうか。現実に自宅のLAN内からIPマスカレード越しにFTPが出来なくなって居るんだから、当然コリャ絶不調だよな。そんなことに煩わされているウチに、また夜が明ける。今日は日差しこそ強くないが、ムシムシと典型的な梅雨時の亜熱帯気候。眠いのも暑いのも全部底の方に押し込んで、シャワーで空元気を出して家を出る。

 秋葉原を一通り巡回して、先週の予告通りにでたモノをパシャパシャと写真に撮って廻る。ついでにレビュー用のブツも押さえて、チャッチャと切り上げて編集部に。入り口近くでケータイ関係のKさんがはしゃいでいる。見るとドコモのFOMAのスタンダード端末、N2001が来ていた。前に書いたとおり部署を上げて申し込んだのだけど、実はデータ端末しか当選しなかった。そこん所を某マガジンのヘンシューチョーの友人というよく判んないルートを経て何処からか強奪してきたそうな。他人の物なんてこはお構いなしに、皆でいじくり回す。

 この端末で気になったのがディスプレイ。妙に表面の風防ガラスと液晶パネルが近接していて、二つ折りのディスプレイ側のユニットが薄い。バックライトでもないような感じ。しかも、斜めからのぞき込んでも色の反転が起きない。もしかして、これって有機ELディスプレイかも。こんな所でこっそりと最新技術をためしてるのか、NEC。

OTAKINGのホームページに「フロン書評・感想リンク」が出来ている。
 心の底から驚いた。リンク自体は大歓迎なんですが、いったいいつから、どういうルートでウチに来たのかが甚だ不思議。リンクのリファラを取っているのか、青木みやさんのぷちbk1リンク集からきたのかな?

 ついでに、最近になってOTAKINGホームページが頻繁に更新されている。たぶん『フロン』のプロモとしての意味もあるんだろうけど、bk1ブリーダープログラムにも参加したり、インデックスには近況コーナーが出来ていて「今日のヒトコト」が6月からほぼ毎日更新されたりしている。ちなみに、6月6日午前1時58分には、

今日のヒトリゴト
タニグチリウイチのヨワムシ!
なんてのがアップされたかと思うと、午前4時8分にはさらに
今日のヒトリゴト
セガとかアニメとか言論とか、「天下国家」ばっかり語ってるくせに!
タニグチリウイチのヨワムシ!
などと、微妙に追加されたり、なかなか頻繁に更新されている(笑)。なお、この内容の意味を知りたい人はタニグチリウイチさんの日記の6月5日を参照あれ。


2001/6/10(日)

▼引っ越しをしながら、通常の業務を行うってのはちょっとムリがアリアリ。日付は10日(日)とかしているけど、もうすでに11日(月)の0時40分だったりするし。引っ越しといっても今までいた3階から、同じビルの6階へと移動するだけなのだが、それがまたまあ一苦労。3階にいた人や物や機材をそのまま6階に移すだけなんだから、何か意味あるの?って話しもあるけど、まあ2年ほど同じフロア・レイアウトだったんでこれを機に大掃除も兼ねていたりする。おかげでゴミは出るわホコリが舞うはでおおわらわ。薄い色のTシャツが黒ずむし。

 で、他の部署の人間は素直に週末を休んでいればいいんだけど、こっちはあーた、週末が本番だもの。昼間は一日中外で取材だし、夜は一日中原稿書きだしで、あとは寝ないで引っ越すしかねーじゃないの。と、まあ散々愚痴をたれたけど、6階は以前は別の店子が入っていたので、全部きれいにリニューアルされており(床で寝れるくらい)、まだペンキの匂いも残る新しさ。やっぱり、おニューはいいねぇ。窓の外には東京タワーも見えるし。

▼書きたかったことのメモ
 買った本
 setiのこと
 フロンのリンク
 小泉内閣のメルマガ
 かったDVD
 幸せと不幸せ
 『ダーウィン・ウォーズ』のこと

▼てことで、今日はこの辺でウチに帰ります。


2001/6/11(月)

▼午前2時にタクシーで会社から帰宅。途中で入荷したてのジャンプ、スピリッツ、ヤンマガを読む。今週はジャンプがムチャクチャ内容充実。ついでにコンビニでOさんと労災の相談をして、家に着く。目覚ましテレビを見終わってから就寝。

 起きるとニュースステーションも半ば。15時間睡眠。今日もお終い。

▼ITの波は彼らにも押し寄せていた! Yahooオークションに特攻服が出品。同じ出品者でスカジャンとヤンキー服セットなんてお買い得品もある。

▼14日に第1号が配信予定の小泉内閣メールマガジン。どうやらシステムを受注したのはNTTPCコミュニケーションズだそう。登録時に届いた確認メールは、ヘッダが短くてほとんど情報がなかったのだが、ワタシが受信したアドレスが同じNTT系列のプロバイダだったからのようだ。ちなみに使っているMTAはqmailのようだが、本ちゃんの配信システムはどうするのか、ちょっと興味がある。NTTPCに丸投げでシステムと回線を新規に用意した場合、このメルマガの注目度の高さを考えたら(配信数がすごいことになっているし)、1億円は思ったほど高い値段ではないと思う。ただし、最低でも週に一回は配信したとしたらね。

▼いろんな人がやっているので恋愛価値鑑定。やる前から結果は明らかなんだが、改めて他人に烙印を押されるのもナニなんで避けていたんですが、はずみでやってしまった。

名前なし さんの恋愛価値は 333万3463 beau です   (参考: 1 beau = 1 円)
    階級は「発情期ニワトリ級」です(20段階中19番目)
グラフ(単位:beau)
恋人 79万8941
結婚 4万5900
環境 23万9612
エッチ 130万7182
ルックス 8万8636
包容力 79万6564
過去 1万9956
テクニック 3万6672

ちなみに、今までやった743674人の平均値 2752万1363 beau

★総合評価★
 名前なし さんは「エッチ」の価値が最高値をつけました。あなたがエッチを重要視していることを示していて、それは相手に良い肉体関係を望む反面、自らもそれを向上させることを主眼に置いています。このタイプは、喧嘩をしてもエッチをすれば仲良くなれるような「まずエッチありき」の人なので、それを相手が望まなくなったときは危険信号と言えるでしょう

 名前なしさんの総合的な恋愛価値は非常に低く評価されたといえます。恋愛下手というよりも、恋愛には何も期待しないことをオススメします。何か恋愛観に歪んだものを感じます。考え方がアブノーマルすぎたりしませんか?友人から「人生は恋愛ばっかじゃないよ」などと下手なフォローをされたことはありませんか?今まで恋愛に関してロクなことがなかったのかもしれません。斜に構えず、素直な心で再出発を

 ハイ、そうです。まったくその通りです。岡田斗司夫「フロン」を読んだときに自分でも再確認したばかりですけど、自分は恋愛にまったく価値を認めていないみたいです。だから、エッチ方面が相対的に強くなってるんでしょう。あらかじめ判っていたことだけど、それでもココロがイタイのは何故?


2001/6/12(火)

▼夜中から買ってきた雑誌を読みふけり、ちょっと気になったことをウェブで調べ物。そうするウチに朝の10時。さすがに今日も寝るのはもったいないので、着替えて池袋に出る。とりあえず、メトロポリスを見る。はい、綺麗な絵でした、渋い音楽でした、手塚絵がよく動いてました、以上。観賞後、神田に出て久々の古本巡り。お札1枚ほど(種類は秘密)落としてから、ボンデイでビーフカレーを食べ、秋葉原まで歩く。本日の目当てはボークスだったのだが、社員研修で休み。いい加減、こういうの止めない、何処の小売店も。不定期に休むくらいなら、普通に定休日を設けろよ。今どき、社員旅行もないだろう、え? 気を取り直して、ちょっと物色中の○○○○○○を見て回る。うーん、候補は2通りに絞られてきたな。あとは、飛び降りるだけ。池袋に戻って、漫画を物色。疲れたので、この前直したパンツは取りに行かず、帰宅。家に着くと、もう夕方。ちょっと横になってニュース23で目を覚まし。メール書き。

▼すぐ近くに住んでいる旧友のK。どうもこのところ姿を見かけない。家ももぬけの殻。気が付いたんだが、ここ2週間ほど車も見ない。田舎へ帰っているのか、もしかしてマンションを引き払ってしまったのだろうか。最近こそ疎遠だが10代のとき、一緒に過ごした時間がもっとも長い連中の一人だけに心配だ。

▼旧友といえば、高校の同級生のA山(ややこしいがワタシとは別姓で赤の他人)。10年ぶりに再開して以来、たまにメールのやりとりをしているのだが、また会社を辞めた。工学系の学校を出て、経験もそれなりにあるし、なにより最近人気の分野なので就職先は引く手あまただろうが、何せ辞めた原因が原因だけ、小言の一つも言いたくなる。ワタシ自身がとても人のことを言えた経歴じゃないが、もうちょっとビジョン持って生きてくれやい。

▼私信。そんなにBUBKA見たい?>おっぱい星人


2001/6/13(水)

▼仕事で死ぬほど腹の立つことがあったので、今日の日記は自粛。書き出すとそのまま当のBBSに怒鳴り込んでしまいそうなので。

▼情報通信総合研究所「ブロードバンド・インターネットの料金及び利用意向に関する調査結果〜料金の日米格差はほぼ解消〜
 おいおいおい、日本じゃアナログ回線を引くのに7万円もの初期費用が掛かることをまったく無視するのは問題かと。ワタシもISDNからフレッツADSLに切り替えた際、元の回線がINSライト(初期費用がほとんど掛からないヤツ)だったため、いきなり7万円を請求されそうになって焦った。調べたら休眠回線が一つ余っていたので事なきを得たけど。なお、情報通信総合研究所というのは通信関連のシンクタンクで主要株主はNTTだったりする。NTTの名こそ冠していないが、他の証券・商社系のシンクタンクと存在理由は同じですね。

▼朝鮮日報「まんだらけ韓国進出
 「日本の漫画流通企業の中でも、多国的企業の色の濃い」確かに海外支店を持っているのはまんだらけくらいだけど、多国的企業ってのはニュアンスが違うかと。

▼この間の恋愛価値判定の個別項目。

★恋愛要素ごとの評価★(S、A、B、C、D、Eの6段階評価)

[恋人]   評価「E」

名前なしさんは、「恋人」としては最低の評価を受けました。付き合ってからがっかりされることが多いタイプです。彼氏彼女に何を求めているのか、という点で普通の感覚からは大きくズレているようです。自分か相手のどちらかがかなりの我慢をしないと付き合いがうまくいかないようで、これはとても不安定です。相手は相手なりに、自分は自分なりに、これが理解できて恋人としての第一歩でしょう

[結婚]   評価「E」

名前なしさんは、結婚については最低の評価を受けました。全く結婚には向かないタイプでしょう。彼氏彼女としてはイイ女、イイ男であっても、長いスパンで見ると評価がグっと下がります。一生あなたと共に生きたいと思わせるには、まだまだ価値観に深みが感じられず、感情的、短絡的な判断をすることが多いようです

[環境]   評価「E」

名前なしさんは、環境について最低評価を受けました。イイ人というだけでは好きになれない、というのはもっともですが、あなたは異性その人自身ではなく、その外部にばかり目がいきがちで、かなりミーハー体質かもしくはかなり厳しい条件を異性に課してなかなか感情で恋愛ができないようです。自分自身の外部環境については棚にあげる傾向もあり、好ましいものではありません

[エッチ]   評価「D」

名前なしさんは、どこかエッチに関して歪んだ考えや未熟な部分があるようです。恋愛は頭だけでするものでも、カラダだけでするものでもありませんが、その中間のポジション取りは難しいところです。しかし「エッチ=悪、汚い」「エッチ=快楽のみ」などと偏った価値観は好感されるものではなく自分本位というもので、やはり見直されるべきところでしょう

[ルックス]   評価「E」

名前なしさんは、ルックスについてかなり一般人の考えからかけ離れたものがあります。ルックスなんかどうでもいい、もしくはルックスに異常な執着をみせる、そのどちらかではないでしょうか。多くの異性はルックスを重視するので、やはり自らは服装や化粧、髪型に多少の気遣いは必要で、また相手に多くを求めすぎないようにもしたいものです

[包容力]   評価「E」

名前なしさんは、包容力に関してはまったくないと評価されました。くだらないことでのケンカをよくするのなら、それはたいがいあなたに原因があるのだと想像されます。理不尽なことで怒ったり不安になったりして、そういった感情論が先行するとワガママをいうようになり、彼氏彼女がいても不安定な状態でいずれ自ら関係を壊すことになります。恋愛に余裕のなさがうかがえます

[過去]   評価「E」

名前なしさんは、過去に恋愛らしい恋愛してこなかったか、忘れたいこと、否定したいことの積み重ねでここまできたのかもしれません。恋愛の成功も失敗も、思い出も経験も、後向きな感覚で捉えずにすべては前向きにこれからに活かしたいものです。素敵な思い出すらも、感傷に浸るだけでこれからの自分の成長に役立てられないのなら、それは時間とともに錆びてしまうことでしょう

[テクニック]   評価「E」

名前なしさんは、恋愛テクニックについてはまったく考えていないようです。猪突猛進とも表現されるべき、まっすぐすぎる恋愛をするタイプです。恋愛には、素で勝負するだけでは損をする場面もたびたび存在します。かけひきばかりで気持ちがおざなりになることは避けるべきですが、たまには猫をかぶったり有効なハッタリやウソを利用することも必要でしょう。当たって砕けろ、ではいつか本当に砕けてしまいそうです

★おまけ★
今後の恋愛運 出会い運 ○
付き合い運 ×
結婚運 △
恋愛寿命
(もう恋愛ができなくなるまであと何日) 最長 3年297日
最短 187日

※参考
この「発情期ニワトリ級」はおおよそ68人に1人程度(1.47%)の割合で存在します。また743674人中でいうと、およそ第731196位あたりです

 くぅ、「オールE」を逃したことが悔やまれる。小谷野が言うところの、恋愛の才能が全くないヤツというのはワタシのことを指すのだろう。さあ、もう怖いものナシだ(?)。

 こんな人でなしでも、貰ってやるという男気溢れた女性は、どこかにいないものですか? コストパフォーマンスだけは高いですよ(こういう書き方している時点でダメなんだよね)。


2001/6/14(木)

▼雨だ、雨だ、雨だ、雨雨雨雨雨、あ〜雨。雨自体は嫌いじゃないんだけど、梅雨の雨は大嫌い。目を覚まして雨の音が聞こえると、もうこの時期はそれだけでイヤになる。10時に目を覚ましたけど、グズグズと家から出るのを先伸ばし。頑張って家を出、新宿経由で秋葉原を通って編集部に。じとじとしながら原稿を仕上げて、あとは雑談。Kさん差し入れのGODIVAのチョコが上手かった。結局、大した仕事もせずに終電で帰宅。

▼まだ引っ張る恋愛価値判定ネタ。総合評価の「発情期ニワトリ級」ってのは、いかなものかというお話し。まず、発情期というものは、基本的に雌のものだ。雄は、発情した雌のフェロモンを感知することで興奮するのであって、言い換えればフェロモンさえ感じれば年中発情可能(馬とかのフレーメン現象が好例)。どちらにしろ、男には存在しないものだ。また、ニワトリも発情期が存在しない動物だ。家畜は発情期が薄く、広くなる傾向にあるものだが、ニワトリなんか年がら年中、有精卵を生んでおり特定の発情期は持っていない。つまりだ「発情期のニワトリ」という階級分けを男に対してするということは、存在しないものを二重にレッテル付けすることで、相手に対して徹底的に恋愛のダメさ加減を糾弾しようという、制作者の邪悪な意図の現れではないかと推察する。フン、どうせワタシはダメ人間だよ。

▼と、筋違い、かつ見当はずれの八つ当たりをしてみる。

▼miyadai.com「書評:ローレンス・レッシグ『コード──インターネットの合法・違法・プライバシー』
 特に深い考察があるわけではないが、きっちりと読み込んだ上で評している。社会学や、出会い系サイト等と絡めるなど、非常に宮台らしいものになっている。
 CODEのへそって、人を縛るものを法律、規範、市場、アーキテクチャの4つに分類した上で、相互の関連に言及したことだと思う。宮台もこの点に着目しているし、山形道場で訳者の山形浩生が述べていたように、やはり新しい権力観に繋がるものなのかもしれない。

▼アンドリュー・ブラウン『ダーウィン・ウォーズ』(青土社)
 ようやく読了。都合2週間ほど掛かってしまった。それほど厚い本ではないが、言及する研究者、書籍が多岐に渡るので、なかなか読むのが大変だった。飽きたとき用にと『教養としての<まんが・アニメ>』(講談社現代新書)も一緒に持って歩いたけど、結局そちらには手を付けないままだった。それだけ面白かったということ。感想は明日書きます。


2001/6/15(金)

▼今日も雨。小雨か霧雨といった感じで、昨日よりは大分まし。どちらにしろノンビリとした出社。途中、電車の中で3時から約束があったのを思い出す。編集部に付くとメールチェックだけしてすぐに待ち合わせ場所に向かう。結局、向こうの都合で来週へと先延ばし。取材の合間に色々と個人的な買い物をしながら午後8時に編集部へ戻り。メールでIBMのThinkPadの○○○の情報が流れてきた。おおっ、思ったより発売が早い。Fさんなんかヨドバシカメラで他機種を予約までしたのに、こっちに切り替えるとか言い出すし。どうしよっかな、今のノートPCが大分調子悪いのでそろそろ買い換え時なんだけど、いまいち自分の中で物欲の盛り上がりが欠けている。判断はしばらく保留。写真とデータの整理をしていると、激しい眠気に襲われ1時間ほど落ちる。目を覚ますと、ライターのKさんが来社し、周りでガヤガヤと雑談になっている。相変わらず盛り上がるのが他社の悪口(笑)。イヤイヤ、そーなんですかあそこって。嵐が過ぎると、再び作業。また徹夜コース。今回はいつ家に帰れるの?

▼エヌフォー・メディア研究所「漫画の吹き出しに使うフォント(コミック・フォント)「Comic-Font」発表
 話しに聞くと、フツーの出版社って意外とDTP化が進んでいないとか。マンガなんか特にそうらしい。ウチの会社が特殊なのは判るけど、かなり意外に感じた。

▼アサヒコム・小田晋「【思考一新講座】ITオタク急増に対処する 技術革新で、ストレスも変遷
 なんすかこの記事は? オヤジ向けの通俗経済学だか心理学みたいなもんか。逐一指摘するのも面倒だが、「ITオタクから脱出させる」とか言ってる時点で、現状認識が出来ていないのが丸判り。

小泉内閣メールマガジン
 実際に編集したのが誰だか判らないが、一般的なメルマガのフォーマットに徹しすぎて、なんだか少々気味が悪い。手慣れすぎの感じが強い。確かに、非常に親しみやすい文章で、7割の人間が面白いと感じた理由はわかる。文章も長すぎず、誰が校正したのか知らないが、文章もまとも。でも、情報と言えるものが皆無に近い。親近感を持たせるのが第一目的ならばこれでも良いと思うけど、一応「総理直々の情報発信」をうたい文句に始めたのだから。でも、100万人に読ませることを考えたら、やはりこれくらいがちょうど良いのかも。これとは別に、今週の総理の動向、閣議なんかをまとめた「首相官邸のプレスリリース」的なものも流してくれるとありがたい。それこそ、官邸の記者クラブなんかいらなくなるし。

▼ダーウィン・ウォーズの感想は手が空き次第書きます。メモまでは作ってあるんだけど、久しぶりに手で書いたら、自分でも判読不能なほど字が汚くなっていた。


2001/6/16(土)

▼午前8時頃に一旦切り上げて仮眠。12時に起きだし、再び取材に出る。雨が止んだのがありがたし。空に感謝。ぐーるぐるいつものように秋葉原をまわり、午後8時過ぎに終了。吉野屋で大盛りとみそ汁とお新香を食べ、再び編集部に。日付が変わるまでボーっとする。

▼アサヒコム『「宮崎アニメ」43作品一気上映 7月20日まで

▼中央日報「サーバエラーで失ったネットワークゲーム上での資産復活を求めて提訴
 そのうち、ゲームで死んだら「心の殺人だ」とか訴えるヤツも出てくるぞ。

▼宮台センセったらこんなこともやってたんですか。

▼朝鮮日報『大型書店、インターネットで割引販売「争い」
 ウェブ書店の価格競争に、リアル書店も参戦。

ザク(強行偵察型)だって。要は斥候に行って返ってこないタイプですか。

▼すんません、全然手が空きません。


2001/6/17(日)

▼あっ、日付が変わっている。もう月曜日だ。飛び込みで、あんなネタが入ってくるから、やたらと時間を食ってしまった。タクシー代もったいないから始発で帰ろっかな…。


2001/6/18(月)

▼予告通り始発で帰宅。疲れていても、ジャンプ・スピリッツ・ヤンマガを立ち読みしてしまうのは血か性か。

▼眠いはずなのに、金曜日に買ったIPルータのセットアップを始めてしまう。モノはコレね。発売日にネットワーク専門店に駆け込んで買ってしまった。ああ、こうやってIPアドレスやポート番号を設定しているだけで、し・あ・わ・せ。

▼しかーし、予想に反して結構使えないぞ、このルータ。どうあがいてもPPTPが通らん…。GREセッションはNAT変換しないのか、コイツは。おかげで、酷く不格好なトポロジーでネットワークを組み直すハメになってしまった。とっとと売っぱらっちまいたい気分だ。富士通から新機種さえ出れば…。アレは10万円でちょっと高すぎ。

▼眠いはずなのに、体が興奮状態になってしまって、寝付けない。グズグズしているウチに午後3時に…。どうした、俺の体? 寝るのが嫌なのか?

▼日立マクセル「"《ゼロハリバートンデザイン》 デジタルカメラ ZD3"新発売
 ベースモデルは京セラの「Finecam S3」。大きさは「IXY DIGITAL 200」より若干厚い(6mmほど)。うーん、微妙に格好悪い気がする。

▼朝日新聞「Microsoft日本法人元常務 3億円脱税容疑
 Microsoftは去年もストックオプションに関して大量に申告漏れを摘発されていたが、別に日本法人が悪人だらけと言うわけではなく、国税庁のストックオプションを給与としてか一時所得として扱うかについての2枚舌が原因。外資系企業としてはストックオプションを出来るだけ"おいしい"モノにしておきたいのに対して、国税庁は税収を増やしたい。その政治的な争いの中でスケープゴートにされたのがIT系の代表格のMicrosoft。詳細はこちらに。一般ニュースでは妙に悪質という扱いだけど、役人への配慮の他にも、妬みもあるっぽい。やっぱ億単位のオプションが付くだけでもうらやましい。ウチなんて今、権利行使してもかえってマイナスだし…。

▼パテントフリーでMP3の後継を目指す音声圧縮フォーマット「Ogg Vorbis」のデコーダ Ver 1.0が今週公開。この間はMP3のパテントホルダのThomsonがMP3の上位規格、MP3PROを発表したばかり。フリーが勝つのか、高音質が勝つのか。実の勝者はATRAC3だったりして。

▼日産自動車「新型スカイライン発表」(Auto Ascii24)
 別にメーカーが「これがスカイラインです」と言うならそうなんでしょうけど。

スタパ齋藤の「週刊スタパトロニクスMobile」レンズ交換式一眼レフデジカメの喜び!! 「ニコン D1X」
 D1Xはディスプレイ上で見る限り、ちょっと欠点が見つけられないほどの出来の良さ。ていうかスタパさん、何でこんなに写真が上手いんだろう? にしても、フルセットで70万円かぁ。ワタシが1年で撮る写真の枚数が大体1万2千枚前後。かりにD1Xを2年使って2万5千枚撮影したとすると、1枚当たりの単価は28円か。けど、イベント取材ならともかく、ショップ取材には一眼レフは邪魔くさいだけなんだよね。70万円かぁ…。


2001/6/19(火)

▼昨日は午後4時に寝て、午前1時起き。その後5時に寝て、11時起き。そのままこの日もお茶の水方面へと。途中、最寄り駅へ向かう途中、→の写真のものを発見。都議選候補者の選挙事務所に張ってあったもの。なんつーか「綾波はじめました」って感じ?

 神田の書泉でコミックス新刊をあさって、ボンデイでチキンカレーを食べ、今日こそボークスでガンダムオフィシャルズのボークス限定版(セイラさん付き)を3ヶ月越しで受け取る。重ぇーよぅ。しっかし、個人的にはアキバで買い物がしづらくなったなぁ。最近、ショップで面が割れすぎ。ものによっちゃあ、かなりコソコソしながら買っているし(笑)。

 荷物の重さにかなり閉口し、自宅へ直帰。とりあえずセイラさんを×××して、買ってきたマンガをちょっと眺めてM原宅へ配達。ビンボー生活に突入しているようで、マンガに飢えた声を出している。ついでにBUBKAも持っていく。後は普段のバカ話。午前1時を廻った当たりで退散。

▼ウチには「広辞苑」はCD-ROM版しかなかったりします。

▼朝日新聞「国土交通省が交通事業者の申請をネットで受け付け
 今のところ、一般消費者には関係ないけど。国土交通省リリース

▼伊藤忠商事が食料品を中心としたショッピングサイト「エフドットコム」を開設。
賞味期限の近づいた商品を割引するスペシャルセールなんてコーナーも。結構オモロイ。基本的にインスタント食品しかないのが辛いかも。生鮮食品のネット通販はまだ難しいのか?

 Yahoo!BBのニュースもそうだけど、だんだん"サイバー"生活が身近になってきた感じ:-b


2001/6/20(水)

▼5時就寝、10時起床。ボーっとしたまま、リブロを廻って編集部へ。昨日は眠気に負けてまったく仕事の準備をしなかったため、あわてて作業。あーあ、やっぱり全然進まない。今回は手間が掛かるの判っていながらさぼったから、質が悪い。何とか3時までに形にして外出。用事を済まして7時に編集部戻り。作業していると、今日もライターのKさんが来社。記事用の機材を取りに来たみたいだけど、妙に明るい。っていうか躁状態? 聞くと結婚が決まったそうだ。そりゃめでたい。この間家を買ったのはそういうことなのか。お相手は、某S社の編集さんらしい。Kさんは当分結婚しないと思っていたのに。というか、あの激務で結婚出来るハズがないと思っていたら、やはり挙式は数ヶ月先。今からその日を空けてといてだなんて、用心深いことで。その他にもライターのNさん、元M社のOさん、当のM社の二人連れなど、この日は妙に来客多数。千客万来。12時に編集部を出て帰宅。

▼編集者が逃げ出した雑誌。あわわ、他人事じゃないかも。

プジョー・ジャパンがPEUGEOTドメインのメールアドレスを取得できるサービスを開始。年会費500円。

 個人的にはアルファかFIATの方がいいかも。

▼「インターネット白書2001」記者発表会

■日  時:2001年6月25日(月) 13:30〜14:30 (受付開始:13:00〜)
■会  場:ホテルニューオータニ 「アリエス」(ガーデンコート)
■住  所:千代田区紀尾井町4―1   Tel.03-3265-1111
■出席者 :インターネット協会 会長      岡田智雄
      株式会社インプレス 代表取締役社長 塚本 慶一郎
      「インターネット白書2001」編集長  倉園佳三
▼最近買ったマンガ。
6/4『BASTARD!!(22)』萩原一至(集英社/¥390)
6/4『 狂四郎2030(10)』徳弘正也(集英社/¥505)
6/11『僕の夏は泳がずじまい』秋重学(河出書房新社/¥1,000)
6/15『魔人〜DEVIL〜(1)』大暮維人(講談社/未定)
6/15『カラフル・パレット(2)』あいざわ遥(集英社/¥390)
6/18『からくりサーカス(18)』藤田和日郎(小学館/¥390)
6/18『スプリガン[保存版](2)』皆川亮二(小学館/¥1,238)
6/19『天上天下(6)』大暮維人(集英社/¥505)


2001/6/21(木)

▼うーむ、今週は精神力低下中。やる気無しです。ダラダラ仕事をするもんだから、結局終電まで掛かってしまう。

▼今月分のカードの請求を見て、鼻水が出た。調子に乗ってbk1で注文しすぎた。しばらくは緊縮財政モード発令。

▼池袋でちょこっと夏物を買いに。あるショップの女性店員に見とれてしまい、そこで買い物。うーん、元(現?)アイドルのHさんよりも綺麗だった(こーいう時は伏せ字かい)。ハァ〜。

▼読書も全然進まず。『ワニと竜(平凡社新書)』が全然頭に入らないので、『バカのための読書術(ちくま新書)』に切り替えるも、こちらも読めない。ダメですな、こう言うときは。


2001/6/22(金)

▼4時半就寝、9時半起床。5時間睡眠のペースが根付いてきた。朝から色々と電話あり。駅前で小一時間ほどお茶してから出社。そのままアキバに向かって、連絡のあったJ-PhoneのJ-SH07に機種変更。大ボケして忘れた機材を取りに一旦編集部に戻り、すぐにアキバに戻って取材続行。今日も暑い一日。午後8時前に切り上げて、三度編集部へ。普段のペースで仕事をしているつもりでも、やたら眠い。午前3時過ぎに校正をはじめたら、気が付くと寝てしまって6時過ぎ。あわてて原稿をサーバに放り込む。うーん、精神力が低下しているのではなくて、体力が落ちているのか?

▼『バカのための読書術(ちくま新書)』は何とか半分くらいまで読み進む。小谷野の読みやすい文章に、ずいぶん助かった。


2001/6/23(土)

▼椅子で4時間ほど仮眠をとり、12時から取材にでる。もう機械的に巡回をこなすのみ。本格的な夏を前にしてバテ気味かも。晩飯は丸五でヒレカツを食べて、午後9時半に編集部戻り。うーん、全然集中できないまま、ダラダラと作業。現在24日午前8時だが、いつもより4時間ほど遅いペース。こんなん書いている場合じゃないな。


2001/6/24(日)

▼徹夜作業続行中。寝たり起きたりを繰り返し、暫定版を午前10時アップ。昼飯を食べたり、メールを書いたり、寝たりしながら、夕方から本腰を入れて原稿書き。午後11時に完成。全更新終了は12時過ぎに。タクシーで帰宅。帰りのタクシーが道を知らねーは、社内がたばこ臭いはで最悪。買ってきた雑誌をチェックしてから朝6時過ぎに就寝。


2001/6/25(月)

▼起きると午後4時。ジャンプ・ヤンマガ・スピリッツは未明のウチにチェック済みなのでしばらく布団の中でボーっとする。メールチェックすると、某ショップからたれ込みが来る。いずれにしよ明日の話しだ、と安心ながら編集部に転送すると、すぐに某ショップから今日になったと再びメール。あわてて着替えて、家を出る。向こうに着いてから、IさんDさんに携帯で連絡し、とりあえず記事化のOKを取り、当てのあるショップを巡回。大体予想通りの結末。某社はいつもの所から連絡が行って、いつもの人が記事を書くのは明白なので、牽制の意味も含めてスキップ。8時半に編集部に着くと、ライターのGさんも来ていた。詳しい裏話的な話題はGさんが原稿にしているとのことなので、こっちは安心して手持ちのネタだけで記事を仕立てる。途中、P社の64bitサーバをバラして遊んだりしたので、原稿がアップしたのは23時過ぎに。某社よりちょっと遅れたが、その分は写真の量でカバーってとこ。昨日の今日でタクシー帰宅もバカらしいので、終電があるウチに退散する。


2001/6/26(火)

都民のキミらは投票に行った?(どうせオレは県民だよ)
 週末は選挙ってなんの話し? という状態だったんで。で、結果はどうだったの?(イヤ、結果の分析って意味でだよ、為念)

 <追記>一応、昨日と今日の朝日新聞を読んでみた。政治への関心だとか、都民は意外に冷めているとかいうけど、要は浮動票とかサイレントマジョリティとか言われている層が、所詮この程度だったってことでしょ。だから俺は大衆を信用しないの。でも、共産党が議席を減らすのは予想通りだったけど、民主党が伸ばしたのは予想外だった。前言撤回ってほどじゃないが、まあちょっとは信用できる人間もいるかな。

▼夕方、小泉総理が内閣メルマガの編集部を激励というニュースを見る。kajieさんも書いているとおり(26日のトコ)、あの分量と発行頻度で「わずか10人」という物言いはウチの編集部に喧嘩売っているとしか思えん(笑)。この「10人」という数字は、官房広報室のそうスタッフ数のことだと思われるが、見ていると実質的に編集を担当しているのは一人らしい。そりゃそうだ、あの分量なら編集は一人で十分。まあ、その後に10人で校正くらいはしているだろうが。

 過去2回の内閣メルマガのテキスト量は約4,000字。原稿用紙10枚。ウチのは平均で16,000字。それを平日は毎日だ。これで編集スタッフは実質6人。システム担当の人間は別にいるが、それでも常駐は1人だ。ウチじゃなくても、個人で大規模なメルマガを発行している人だっている。森山さんのネットサイエンス・インタビュー・メールだって、週刊で内閣メルマガの倍のテキスト量を、あの情報量で配信している。

 ウダウダ書いたが、要はデジタルに限らずコンテンツの量と質は、人手に比例しないってこと。

▼ちょっと遅くなったけど、長野県内のマスコミが共同で出した『「脱記者クラブ宣言」に記者クラブ見解表明
 昔っから不思議なんだけど、新聞とテレビの人間てさ、なんであんなに偉そうなの? 過去に接点のあった新聞記者でまともだったのはPCオタクだった日経の記者。単にウチのページ(仕事の方ね)の愛読者だったんだけどね(笑)。一番、最悪なのは毎日。傲慢なだけでなく、バカでもあった。あとは産経くらいしか知らないけど、これは覚えていない(笑)。まあ、不快なことがなかったから覚えてないんだろうけど。

 情報発信する側の人間の常として「自分が間違っているかもしれない」という意識を忘れたくはないもの。そして、間違っていると思ったら、あとから正せばよいのだ。

▼サンケイスポーツ「セーラー服姿で襲われけが。自称女子高生実は44歳」、ZAKZAK「仰天!傷害被害者のコギャルは44歳」、アサヒコム「髪切られた“女子高生”は44歳 「16歳」と答える
 皆さんそっとして置いてあげましょう:-b

▼メモ:ロフトプラスワン・7月のスケジュールより

『唐沢俊一の裏モノ見聞録』刊行記念
「トンデモIT革命」勃発!
「唐沢俊一の裏モノ・ウェブの誘い」
爆笑サイトからズリネタHPまで
【出演】唐沢俊一

つー訳で、行くでしょ?


2001/6/27(水)

▼あああ、溺れている。本調子じゃないのにマンガを買う量は普段と一緒だし、bk1からは予約書籍がガンガン届くし、DVDは未見が10枚以上あるし、仕事はあらためて編集長に釘を差されちゃったし、んもう後はどうにでもなれぃ、ちう気分。公休日も予定が埋まってくし、土曜日に飲み会やるとか言い出すヤツはいるし(だから俺は出れないってばさ)。イヤ、もう一杯一杯です。

▼人に勧められて馳星周『不夜城』に手を出す。同じハードボイルド系だからかもしれないけど、和製フォーサイスって感じ。ウン、でもこのどうしようもなさというか、倦怠感というか、行き詰まり感は日本ならでは。でも、アメリカでもポール・オースターとか、P・K・ディックにも通じるモノがあるかもしれない。

▼元々、bk1の中でのトラブルだった「大月隆寛 vs 田口ランディ」が表沙汰に。実際には田口批判をした大月の原稿をbk1が削除したってだけで、田口や関係出版社とは何のトラブルも起きていないとのこと。どちらも結構好きな物書きなんだけど、どっちかというと大月の文章の方が好きだ。「あたしの民主主義」の序文なんてスッゲェ名文だと思う。


2001/6/28(木)

▼今日も重役出勤。池袋で先週買って直して貰っているパンツを受け取りついでに、Tシャツを買う。最近は、背番号のように大きく数字がプリントされたものに引かれてしまう。すでに2,5,9と揃っている。昔に背中に「5」と入った迷彩柄のTシャツが、やたらと周囲に受けて以来の傾向。この日は編集部に着いたらそのままで机に張り付いて、ひたすらデスクワーク。取材にかまけて、他のコンテンツのメンテをさぼったツケを、一気に解消しようとかかる。が、そうは問屋が卸さない。また来週まで引っ張ってしまいそう。今日は雑談も多し。引っ越しで、後ろの席にケータイ関係の部署と、元月刊誌のデスク・Kさんが来てからというもの、何かと笑いが途絶えなくなっている。いやー、I君が良いキャラしてる。KさんとI君のs30自爆ネタは、かなり笑わせていただいた。

▼明日は、何故か原宿方面に出没する予定。時間があればだけど。

▼7月の予定表がっ黒になっている。何でだー、俺ってこんなに忙しかったっけ?


2001/6/29(金)

▼早起きして、着替えて、荷物も準備したのに、色々あって原宿行きは断念。ま、担当じゃないので仕方がないか。それほど面白そうじゃなかったし(負け惜しみが6割)。おかげで、今日はルーチンの巡回。ひたすら歩いて、写真とって、メモとって。昨日、取材しなかった分、写真が普段より多めになった。晩飯は天やの野菜丼。9時に編集部戻りで、作業開始。

現代のピノキオ、カワイイ人間型ロボット「PINO」登場 ツクダオリジナルが商品化
 実際の所、新鮮味が薄れているのは確か。持ち主になつくって、それじゃAIBOじゃん。違うのは2足歩行と、値段が12,000円と安いことか。でも、2足歩行するロボットに求められているのは、現実的なペット性ではなく、キャラクター性だと思う。だから、個人的にはパスかな。冬にはザクとガンダムも控えているし。


2001/6/30(土)

▼だんだん、完徹が出来なくなってきた。明け方の6時を過ぎると、途端に瞼が重くなる。去年くらいまでは、ここでムリして起き続けることが来たけど、最近はてんでダメ。そこをなんとか4時間くらいの仮眠で押さえ込んで、昼からまた取材に出る。途中、大粒の雨がポツポツと。空の感じから本降りになる気配はなさそうなので、気にせずそのまま。8時過ぎに切り上げて、吉野屋で晩飯を食べて、また編集部に。そのまま3日目に突入。

▼たぶん「かわいさ」の問題。

 PINOは「かわいい」。このかわいさはボディバランスがちょうど同じくらいの子供と酷似しているとか、パトレイバーなどのSF系ロボットたちをディフォルメしたようなデザインだからというのが主な理由だと思う。でもそれだけじゃないんじゃないかな。

 今まで、研究所とかプロジェクトで出てくるロボットは、無骨な金属骨格に、モータと配線の固まりで、研究室の中に鎮座ましましているもの。世間の「ロボット」の言葉のイメージからはほど遠くて、実験室の中だけでかろうじて存在する。逆に、本田のASIMOは、そこを200歩くらい飛び越して工業製品としての完成型を示している。アレはどこから見てもロボット。でも、工業製品としてのロボットで、綺麗な白いボディに隠されてはいても、工場に並ぶ工業用のロボット達と同じ匂いがする。だから、余り好きな言葉ではないがASIMOには「機能美」という言葉しか当てはまらず、また「機能美」という言葉は技術者、設計者のエクスキューズにしかすぎない。「俺にはデザインセンスはない、だから機能を前面に押し出すしかできない」というね。

 PINOは、ちょうどこれらの中間に位置すると思う。外見はASIMOのように製品としての完成度を高めようとしているが、中身は研究所のロボットの無骨さが見え隠れする。このポジションが、昔から日本人が好きなロボットのイメージにちょうど合致するんだと思う。なんと言うか「カスタムメイド」というか「一品物」という感じ。アトム、ガンダム、その他アニメのロボットはほとんどが「一品物」。こだわりを持って作り上げた、職人的工芸品の匂いが強い。PINOはこの流れにあるものだと思う。PINOが「かわいい」と言われるのは、けっしてデザインだけではなく、こういった要素が上手い具合ににじみ出ているからじゃないかと思う。

▼う〜ん、あんまり理由になってないですね。



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