■2001/7/1(日) ▼眠いのをこらえながら、8時過ぎに暫定版完成。仮眠に入って12時に起きて、コンビニ飯。ここからが長いんだ。仕事以外のことをやっているウチに3時を廻り、本格的に原稿に取りかかるも、完成は午後9時過ぎ。ページ数が増えた分、遅くなるのは仕方がないけど。
■2001/7/2(月) ▼ひたすら寝る、ねる、ネル…。Zzzzzzzz
■2001/7/3(火) ▼「A.I.」を見る。キューブリックという点を期待していくと、がっかりかも。確かに、微妙に匂いはするけど、やっぱりスピルバーグの映画です。あと、SFかSFでないかという問いに関しては、ギリギリSFでした。個人的には「EATMAN」みたいなおとぎ話として見た方が楽しめると思うけど。以下、思いついたことを整理しないまま書き連ねてみる。ネタバレかもしれないので、未見の人は要注意。 テーマは「A.I.」だからってわけじゃないが、誰がどう見ても「愛」のお話し。ここでは基本的に親子の愛情の事だが、まあ他のなんにだって適用可能。で、この映画に出てくる愛は、どれも自分勝手な愛。難病のためにコールドスリープにある息子に話しかける行為なんて、自分勝手な行動に他ならない。で、勝手にいらなくなって、勝手に捨てて、勝手に戻らせて、勝手にありがとう。それぞれにそれぞれの理由があるのは判るけど、全部が自分勝手。あれってアメリカ人が見たら、当たり前の行動に思うのかどうかは知らないけど。で、最後は自分勝手に一晩だけの愛を手に入れてお終い。人間が相互に分かり合えない以上、愛も自分勝手なものにしかなり得ない、ということをロボットを主人公にすることで判りやすく表現した映画だと思う。 あとは表面的に気になった事を。ストーリーが思ったよりズサン。あちこちで論理的整合性が取れていないが、まあこれは最初に言ったとおりSFと言うよりおとぎ話と思えば許せるかも。でも「ロボット三原則」は守り通して欲しかったし、守れない可能性のあるロボットとシチュエーションは反則かつ、ご都合主義だ。それと、ロビン・ウイリアムズが声を当てていた、CGキャラのドクター・ノー。あれがお茶の水博士に見えたのは、うがち過ぎな見方かな? も一つ、グロテスクなロボット達の造形は、何となく「銃夢」っぽかった気がする。ジャンク・フェアのアイデアと、見せ方なんて木城ゆきとがやりそうな感じだったし。この辺は杞憂だと思うけどね。 最後に点数は65点。このうち15点はジョーが一人で稼いでいる(笑)。映像的なカタルシスがない分、DVDで買ってまでもう一度見るかどうかは悩むところ。 ▼ちなみに書き忘れていたけど「メトロポリス」は25点。
■2001/7/4(水) ▼睡眠時間は足りていても、体が重い。なんとか引きずって家を出る。マーケットの記事を仕上げると、ほとんど今日もお終い。 ▼Yahoo!BBの本申し込み受付が始まる。もう少し先だと思っていたが、どうやら7/8月開局地域は一斉に受付を開始した様子。ちなみに現在のステータスは「NTT局内工事準備中」となっている。いや都合のよろしい物言いで。実際に開通したユーザーもすでに出てきたが、さて損益分岐点の250万人に達するのはいつのことか。
▼購入本リスト 6/25『花より男子(29)』(神尾葉子/集英社/¥390) 6/28『攻殻機動隊(2)』(士郎正宗/講談社/¥1500) 6/29『HOLYLAND(1)』森恒二(白泉社/¥505) 6/29『愛人(3)』田中ユタカ(白泉社/¥505) 7/4『HUNTER×HUNTER(12)』富樫義博(集英社/¥390) 7/4『I'LL(10)』浅田弘幸(集英社/¥390) 7/4『ONE PIECE(19)』尾田栄一郎(集英社/¥390) 7/4『ホイッスル!(17)』樋口大輔(集英社/¥390) 『マンガ夜話 Vol.11』(キネマ旬報社/¥1300) 山口貴由「覚悟のススメ」・藤田和日朗「うしおととら」 ▼マンガ夜話が出てきたついでに、いしかわじゅんのページにマンガ夜話の放映後、あるマンガ家が「うしおととら」の回に関して怒っている、との話があったが、藤田和日朗 本人のコメントがこちら。で、怒っていたマンガ家というのが椎名高志。すでにウェブはリニューアルされおり、関係発言はすべて削除済み。 椎名高志はどうでもいいが、藤田和日朗は大ファンなだけに、自分の作品に関して言われたことに対してゴチャゴチャ言うのが少々格好悪く残念。明確な誤解や、明らかに意図と違う読まれ方だと思うならば、堂々とその旨を述べるくらいはアリだと思うが。
■2001/7/5(木) ▼時間に余裕があったので、池袋でちょっと服を見ていく。あっちこちでバーゲンが始まっていて、ちょいげんなり。嫌いなんすよね、バーゲンて。濃いめのパンツが欲しくて歩き回ったあげく、結局、半袖の青いシャツを1枚買って、秋葉原に直行。汗をダラダラとネタ探し。6時前に切り上げ、帰社後、お〜いお茶の500mlを2本飲み干す。軽く記事を速報版で上げて、12時前に帰宅。
▼NASDA(宇宙開発事業団)のH-IIAロケット最新情報。7月4日の試験機1号機の実験風景の写真がムチャクチャ格好いい。狙ってるよね、これは。
■2001/7/6(金) ▼日に日に汗をかく量が増えてくる。だんだんからだが夏モードになるのはいいのだが、今日は自分でもわかるくらい汗臭い。今日は写真が多め。久しぶりに200枚突破したが、128MBのスマートメディアのおかげで容量は心配いらず。駅前で激辛キーマカレーを食べて、汗をかきかき帰社。30分ほど仮眠してから作業開始。 ▼最近、とみにbk1が重い気がする。それほど条件付けて検索しているわけじゃないのに。特に「買い物カゴに入っている本を買う」をクリックしてから30秒も無反応だったりすると、それだけで注文を取り消したくなる。ウェブユーザーはわがままなんですよ。
▼『バンダイ、「BN-1 わがままカプリロ」プログラミングキットの予約受付を開始』
『感情豊かな人型ロボットとコミュニケーション! セガトイズ「C-bot」』
■2001/7/7(土) ▼明け方に速報版をアップしてから、そのまま仮眠。編集長に貰った空気枕が、いい具合にフィットして熟睡。仮眠でこれはヤバイだろ。もったいないが、封印しちゃうかも。12時直前に携帯の音で目覚める。半分寝ぼけたまま電話に出てしまったが、おかげで助かる。そのまま再び取材に出る。日に日に暑さが増すようだ。さらに汗臭さも増して、午後8時半に切り上げる。一旦、新宿に出て高校の連中の飲み会に顔を出す。今回は消防隊員のNや、薬指に指輪が光るYも参加。チョイその辺を詳しく聞かせて貰おうか。他には今日欠席したヤツらの悪口を肴に軽くビール。俺も着くまでに何を言われたものか判ったもんじゃないな。10時前に終了し、編集部に戻る。他の連中は、2次会に怪しいお店へと向かった様子。後で聞き出さねば。編集部に着くと、ジジイにしか判らないネタで盛り上がる。てことは編集部はジジイばっか。そのまま徹夜作業に突入。
■2001/7/8(日) ▼午前6時に意識朦朧としながら暫定版を上げる。そのまま仮眠。やっぱり昨日の空気枕を使ってしまう。12時に一度起きてコンビニ飯。そのまま起きたり寝たりを繰り返しながら、少しずつ原稿を進めて、午後10時に完成。いつも通りのペース。駅からの帰りの道すがら、OとSにばったり。この日あったはずのKの親父さんの葬式が話題に。二人ともまったく知らなかった様子。SはともかくOは相変わらず何をやっているんだかハッキリせず。他にはIの近況に驚いたり。小一時間ほど話してから帰宅。60時間ぶりのシャワーを浴びて、ベッドに倒れ込む。 ▼こちらから、なぜか編集部にコメントを求められたりする。特集に関わっているライターさん経由での依頼で、D編集長が深夜の編集部でウンウンうなりながら原稿を書いていた。さすが、ライターのSさんが関わっているだけあって、一般誌とは思えぬマニアックな選定。おかげで深夜の編集部で話に花も咲き、徹夜組のすさんだ心がちょいと和む(笑)。
▼今更だけど、やっぱりすごいことなので『「CP対称性の破れ」現象を裏付け 米研究グループ』
▼経済産業省「21世紀ロボットチャレンジ・国民ニーズ発掘プロジェクトの公募」 うがった見方をすると、文部科学省が金を出してるPINOへの対抗なのか。
■2001/7/9(月) ▼昼過ぎに宅急便の声で起きだし、あわてて玄関に駆け下りる。届いたのはbk1の荷物。福野礼一郎『クルマはかくして作られる』(二玄社)、イアン・ワトスン『オルガスマシン』(コアマガジン)、松田卓也/木下篤哉『相対論の正しい間違え方』(丸善)、ジェイムズ・P・ホーガン『未来の二つの顔』(東京創元社)、西原理恵子『ものがたりゆんぼくん 下』(竹書房)。まだ5月中に頼んだ本すら読めていないのに。見なかったことにしてコンビニへ。立ち読み途中にIさんから電話。家へ戻ると、読みかけの本を読了し、メールチェックして、晩飯食って、M原宅へ。今日は「うしとら」の配達。適当に地元の情報交換。帰ろうと立ってから1時間以上も議論が続いてしまう。どうしても技術主導で考えてしまうんで、それを使う「人」はどうでも良かったりする。俺にとって技術は「環境」そのもの。技術が社会を規定し発展させるし、社会が技術に発達を促すこともある。どっちがどっちというわけでなく、どちらもが人間の発展を促した両輪だと思う。「銃・病原菌・鉄」と「CODE」が上手く組み合わせられないものか。3時過ぎにおいとまする。
▼ZDNN『「ミュー」が導く未来はどこに』 ▼上の話とは違うけど、プライバシーの点で一つ。最近のJ-PHONEのサービスの一つにステーションという、現在位置の最寄り駅によって様々な情報を自動的に携帯に配信するサービスがある。例えば駅ビルのバーゲン情報だったり、天気予報だったり。この場合はあくまでも「駅」というインフラを基準にしているだけであって、実際にはもっと詳細に○○町○丁目の情報とする事も出来る。これは携帯が現在どの基地局とコネクションしているかで場所を判断しているが、最近の機種だと基地局名を携帯で見ることも出来る。つまり、人が見れば過去数時間の移動経路が丸判り。やましいことがある人は携帯を見られないように気を付けようね。当然、事業者側にも丸判りってこと。Nシステムに文句を言う人が携帯を持っていたら、笑ってあげましょう。いくら移動体通信事業者が国側じゃないといってもねぇ。
■2001/7/10(火) ▼久しぶりにアクティブにだらける。何のことはない、一日中マンガを読みふけっていただけ。メールチェックをすると、知らぬ間に会社で仕事が進行している。一応、自分の出したメールが役立ってたのね。出社しても良かったけど、今日はやっぱりだらける日。貯めていたコミックスを一気に処理。『ものがたりゆんぼくん』が死ぬほど面白い。夜中はメールと電話。ああ、久々に無為な一日。これも、明日のためのその一。
▼『日本科学未来館に「インターネット物理モデル」の巨大オブジェ』
▼『社会学の理論で斬る「ネットの不思議」第8回:「個人サイト」の不思議1−表出される自己意識−』 ▼ムチャクチャ小さい画面のスーパーマリオ。難しい!(クリボーを踏むと死ぬって言うのは勘弁)
▼『森祇晶横浜ベイスターズ監督、自らの執筆によるメールマガジン「モリマガ」を創刊』
■2001/7/11(水) ▼今日はネガティブに仕事。て、そうじゃなくて、フツーに出社してフツーに仕事。ルーチンの仕事を一つ飛ばして、面倒ばかりでメリットの少ない(今のところ)プロジェクトの打ち合わせ。とりあえずこの120ページあるドキュメントを読み込まない事には手も足も出ない。やっぱ、編集に関わる部分を技術者に任せると、ホントに融通の利かないシステムが出来上がる。とは言っても、こっち側の要望を100%満たす仕様にすると、WYSIWYGなHTMLエディタどころかインテリジェントなDTPソフト並の物が必要になっちゃうので、いつになっても出来上がらず(ていうか不可能だし)、痛し痒しといったところか。とりあえず、今日の所はドキュメントを読みながら帰っとこ、終電で。おかけで『不思議宇宙のトムキンス』が全然進まない。
▼PLAZA21「世代・地域を越えて越境するポップカルチャー展」 なんてのもある。ただし先着20名までで要申し込み。●ヤング文化から ポップのエネルギー・キッチュのパワー ●唐沢俊一(エッセイスト) ----われわれは、日常生活がすでに、キッチュの集積で成り立っている 中で暮らしているのである。なぜ、われわれはこのようなキッチュの中 での生活を送っているのか? (『キッチュの花園』唐沢俊一・メディアワークス)
▼ハッブルから撮影した火星のベストショット。
▼kajieさんの所で知った「美人OLチーム「コナミアイズ」ページ更新!」
■2001/7/12(木) ▼風強し、それだけで気が萎える。出社して、歯医者にいって、取材にいって、写真撮って、簡単に記事にして、以上。以下は蛇足。歯医者は以前も通った会社近くの所。暇そうなタイミング見計らって行ったら、見事に空いてた。詰め物が取れてから1週間ほどほったらかしたせいで、虫歯が進行、微妙に歯も欠けており、新たにプラスチックで埋め直す。ついでに歯石取りと歯茎のチェックで来週の予約。受付のオネーさんが覚えていてくれてラッキー♪ 取材先で、いきなり難儀な物にブチ当たる。うう、また面倒だなぁ。でもほっとくと悔しい思いをするのは確実なんで、押さえとこ。そうそうに引き上げて、編集部で編集長とご相談。二人して、ウーンと頭を抱え、妥協案をひねり出す。弱腰だなぁ。おかげで気の抜けない週末が確定。ま、いつものこと。今日も今日で、件のドキュメントを眺めながら終電。これをぜんぶ理解できる日はいったいいつ?
▼マニアックだけど使い勝手のよいPDAメーカー、PSIONがコンシューマ市場から撤退。
▼ポラロイドが身売りも検討 ▼アメリカの著作権管理会社が、6月にインターネット上でコピーされた映画ベスト10を発表
■2001/7/13(金) ▼携帯の音で飛び起きる。出ると某メーカーのSさんからで、0.5秒で目が覚める。昔から寝ぼけ癖があって、電話での失敗は数知れないが、今日は無難にやり過ごす。ところでウチの目覚まし、短針が微妙にずれているので長針が半端なところにいると、1時間進んで見え心臓に悪いことこの上ない。風が強いが、日差しも強い。玄関を開けた途端に気が遠くなる。せめて風は止んでくれぃ。編集部に直行して、メールチェック。昨日のレスポンスが色々来ている。とりあえず振り込みだけは済ませて、メーカーさんとの待ち合わせ場所に移動。一緒にショップをまわると、知っている店員がワラワラと。みんな遠慮無しにガシガシ製品の悪口放題。それでも痩せないのは、メーカーの余裕か、Sさんの肝っ玉なのか(笑)。1時間ほどお相手してから、あとはいつものルートで巡回。それにつけても、やっかいなのがこの暑さ。歩くそばから自分が汗臭いのがわかって、自分で自分が嫌いになる。何もかも太陽が眩しいのがいけないのさ。臭さにすごみを増そうと、晩飯はじゃんがららーめんでニンニクを入れてすすり込む。8時前に編集部戻り。ボーっとする間もなく作業を始めるともう日付が変わってる。
▼福野礼一郎『車はかくして作られる』(二玄社)
▼産業技術総合研究所「歩き出した合体変形ロボ」 ▼岡田斗司夫氏のウェブ上でフロンFAQが公開。なるほどぅ。
■2001/7/14(土) ▼体にまとわりつくような空気の中、夜の街を疲れた体を引きずって歩く。仕事に戻る前に腹ごなしと思うと、ちょうど赤い吉野屋の看板が見えたので、そこに決める。店内には客が一人きり、店員も手持ちぶさた。大盛りとみそ汁を注文し、黙って胃袋にかき込む。ものの5分で平らげ立ち上がると、店員が駆け寄ってきて「大盛りとみそ汁で550円になります」と言う。尻のポケットに手をさしのべると、なんと金がない。が〜ん。昼に編集部を出るときは確かに千円札が数枚入っていたのに〜。途中で飲み物を買ったときに落としたみたい。この時ポケットの残金は235円。とりあえず免許を預けてあとで払いに来る旨を伝え、店の近くの銀行を巡るが、何処も閉まってる。当たり前、土曜日の夜なのだ。ふと思い立って末広町のシティバンクまで歩くと、素晴らしいことに空いている。しかーし、手持ちの銀行のキャッシュカードやクレジットカードを突っ込むがすべて、時間外ではじかれる。途方に暮れかけたが、最後に入れた郵貯のカードが通った。おそるおそる残高を見ると「1,253円」。手数料込みでギリギリ千円引き出せる額だ。おおおっ、神様っ ありがとう! 偉いぞ、俺。 なけなしの千円を大切に握りしめ、再び15分掛けて吉野屋へ。店員の兄ちゃんが、こちらを見つけて笑いかけてくる。その笑顔をヤメロ、とは言えず、おずおずと汗を吸ってしなびた千円を差し出す。お釣りを受け取るとき「お疲れさま」といわれてしまった。くぅ〜、当分この吉野屋には来れなえな。ハァ、カッコ悪ぃ〜。 ▼外で食い終わってから金がないことに気づくのは、実はこれが初めてじゃなかったりする(笑)。
▼読売新聞社説『[情報通信白書]「ネットの社会悪を追放しよう」』
■2001/7/15(日) ▼明け方に一通り記事が形になったので、仮眠。ぐーぐー寝て2時過ぎに起きだしてコンビニへ、とその前に金がないのを思い出して、銀行難民。繁華街の銀行はキャッシュコーナーが日曜でも開いているけど、オフィス街だと結構閉まっているのだ。腹が満たされると、再びグーグーと寝てしまう。気が付くと夕方。あわてて原稿に取り掛かる。かたかたキーを叩いくうちに10時を廻る。ようやっと第1稿が上がる。このところ原稿が長くなりがちだけど、今日は特に。この辺がウェブの利点でも欠点もあるな。何とかチェックも通って、完成したのは11時過ぎ。またまた記録的な遅さ。イカンなぁ。しかーし、まだ家には帰れないのだ。
▼北海道新聞「時代を翔る アニメ監督 宮崎駿」
■2001/7/16(月) ▼こちらで予告されていた「『唐沢俊一の裏モノ見聞録』発売前夜祭at 新宿LOFT/PLUS ONE」を見に行く。前半はステージ上に唐沢議長が一人で座り、ノートPC(PowerBook G4 Titanium!)を使ってWeb現代では紹介できなかったページ(断られた&差し障りがありすぎる&分類不能など)を色々と散策。途中、アイリーンさんのページを開こうとするたびにMacがフリーズするのは、やはり何かの呪いなのか。フリーズで再起動するたび手持ちぶさたで、本の方をネタにトークで時間つなぎ。最初の方は議長もとまどい気味だったけど、フリーズするたびに繰り返すのでだんだんとトークもノってくる。電波系、オカルト系、ネタ系、テキスト系などなど。有名なところでは、「妻との闘争」で知られる呉エイジ氏のページなんかもあった。もちろん、直にテキストを読んでも面白いのだが、唐沢議長の朗読がまた巧いこと盛り上げて、効果満点。程良く客席もほぐれたところで前半終了。 休憩後に後半再開。冒頭で、前半どうしてもMacがフリーズする呪いをどなたかが解いたらしく、アイリーンさんのページを軽く紹介。それからゲストを迎えての後半戦を本格的にスタート。最初は、と学会の山本弘会長もファンだという「宇宙人大図鑑」のn.kanazawa氏を迎えてのトーク。始めたきっかけ、宇宙人の傾向、最近のグレイ一辺倒の宇宙人業界への不満、アイリーンさんの襲来、などなど。現在140を越える宇宙人が掲載されているが、まだまだネタは尽きないそうだ。 続いて壇上に上がったのは、おなじみ鶴岡法斎氏。この人が紹介するページのテーマは「自分がまったく共感できないページ」。いきなり「掃除機マニア」と「おならマニア」のサイトが登場。ウーン、確かにその通り。掃除機マニアのページでは、事細かに掃除機を使った方法や、どこが適しているかのメーカー談義、アメリカの業務用は危険だといった経験談などの、きっと彼らには役に経つであろう情報が蓄積されている。ちなみに、この掃除機を「何に」使用しているかは、各自で察すること(笑)。とても僕には書けません。「おならフェチ」の方は、たぶん言わずもがなかとおもうが、そういう方々の熱き思いが炸裂していた。ただ女性がおならをするだけのビデオに、7千円とか8千円の値が付いているのには、さすがに驚き。蛇足だけど、それぞれのリンクのページをみると、「おならフェチ」の方には類似サイトが4つあるのに対して、「掃除機」の方は他へのリンクはなし。つまりは、これがそれぞれの同好の士の数を表しているってこと。うーん、そうなのか(笑)。最後には、これも有名どころだけどアナウンサーのトークを切り張りして楽しむ(いわゆるマッドテープの類)「山村放送協会」で、森前首相ネタで和んでお終いとなった。ちなみに、具体的には紹介されなかったが、鶴岡氏が良く読んでいる秋田在住で吹奏楽部でカブトムシを飼っていてクワガタが死んだときに2〜3日も更新が止まった高校生の日記を見つけた理由は内緒らしい。 最後には、唐沢議長で危ないネタといったら定番の立川談之助師匠がご登壇。これも堂々と書くのははばかられるが、まあ今は写真を持っているだけで捕まるネタと言えば、皆わかるかと。やはりその手のページは現在ほぼ全滅なので、割りと差し障りのないページをメインに紹介となった。そのほか、師匠達がどうやって表の社会からネタを探すか、またどうやって裏で苦労をしているか等々、そちらの世界の裏をこそっとのぞき見させていただいた。イヤイヤ、どの分野も苦労が耐えないようで(笑)。さすがに師匠は本物だけあって、高座でのトークとは違う濃さに会場が満ちあふれ、その迫力に押されたのか、それとも紹介されるページに見入ってしまったのか、だんだんと会場が静かになっていく(笑)。ま、ホントは前者だと思うけど。最後の方は駆け足での紹介となったが、休憩を抜いて正味4時間ほど(23時30分)で終了となった。 パソコンのトラブルや、ウェブページの読み込み時間待ちなんかが冗長に感じさせるところはあったけど、全体としてはバランスの取れた構成だった。それを象徴しているのがゲストで、実際に開設している人(n.kanazawa氏)、裏側の観察者(鶴岡氏)、本物の裏側のユーザ(談之助師匠)と3人揃えることで、インターネットのおもしろさを一端ではあるけど大きく切り取って紹介できていた思う。まさしく「ウラ物ウェブ」のテーマ通りのトークライブを満喫できた。 ▼はい、僕もそう思います。西原の叙情系マンガは『ゆんぼくん』→『ちくろ幼稚園』→『ぼくんち』の順番で発表されていますが、確かにこの順で洗練されていると思います。岡田斗司夫氏の言葉を借りれば「オヤジいじりが巧くなっていく」とも言う(笑)。それに、『ゆんぼくん』と『ちくろ幼稚園』は4コマという制約が大きく働いて、1本々々の差が激しい。実際、僕も初期の『ちくろ幼稚園』は、おとうとくん「ぷあ」だけを楽しみに読んでいましたし。でも、初期の西原のまだ汚い絵で描かれるいがぐり頭の子供達の顔もまた、大好きなのです(よく最後の一コマで「ニコ」と笑う顔)。だから、僕が西原の単行本では『はれた日は学校をやすんで』をベストに上げます。
■2001/7/17(火) ▼さすがに疲れが出たか、目を覚ますと夕方5時。出社する予定だったが、諦める。案の定、某A社は予定通りの更新。フン、どうせ大したネタじゃないやいと負け惜しみ。本を読んで、ウェブを巡回して、昨日のトークライブの感想を書いてこの日はお終い。
■2001/7/18(水) ▼ダラダラと仕事をしていると、終電をとっくに過ぎる。しょうがないので、ダラダラと仕事を続ける。真面目だなぁ、僕って。 ▼今朝は明け方まで『ものがたりゆんぼく 下』を読みふけっていた。うう、不覚にもラスト数ページで涙してしまう。というわけで前言撤回。これは洗練されているというわけではないが、ある種の泥臭さの勝利かもしれない。下巻の物語の流れは業田良家『自虐の詩』にも匹敵する。ついでに、西原のマンガはどれでも面白いともいってしまおう。
▼川田工業の「isamu」 「音 声:マイク&スピーカ内臓」とあるのは、お茶目なのかただの誤変換なのか悩みどころ(笑)。
▼ソニーのAIBOがスミソニアン博物館入り
■2001/7/19(木) ▼またまた某メーカーのSさんからの直電で飛び起きる。この人は、何でこうも心臓に悪いタイミングで電話を掛けてこられるんだろう。そのまま家を出て、まずは歯医者に直行。歯茎の具合は半年前より向上しているが、奥歯に小さな虫歯が進行中。うう、まだ磨き方が完璧じゃないのか。歯医者さらに1回追加。でも、歯石を取って貰っている間、歯科助手のオネーさんが…(以下自粛)。歯石取りに1時間ほどかかり、ようやく終わると編集部に荷物を置いて、秋葉原取材。今週はこんなイベントが開催中。ここもあそこも、コンパニオンの写真以外は撮るもんがないらしい。そういう自分は…(以下さらに自粛)。8時過ぎに編集部に戻って、昨日の続きの原稿書き。それが終わったら明日の作業。てことで今日も徹夜。 ▼始発で帰ってきて寝る前にNHKを付けっぱなししていたら、エヴァのアスカの声が聞こえてきた。「嫌いなの」「イライラするの!」 フッ、と見ると朝の連ドラに宮村優子が出ている!(笑) 嫌みな入院患者として、キツイときのアスカさながらの感じでヒロインの看護婦をいびってる。極一部で喜んでいる人間がいそう(どうなのよ?>誰かさん)。ところでAV疑惑は無かったことになったの? しかもNHKで。
▼夕刊フジ「プロジェクトX事実わい曲でNHK謝罪」 と思ったらプロジェクトX公式ページで、NHKが真っ向から反論。 そこにさらに夕刊フジの続報が。どろりドロドロ。
■2001/7/20(金) ▼今日も昼の昼から繰り出して、パシャパシャ写真を撮りまくる。タイムリミットは30分。それを過ぎると、変身は解けないけれど、肝心の仕事が間に合わなくなる。いや、こっちも仕事なんだけど、撮った写真を使用する可能性は、…たぶんゼロ(笑)。プレス登録をした際、広報担当者が編集長の顔見知り。「○○さんにもよろしく」といわれてしまい、下心オンリーの取材に恥じ入るばかり。すんません、次回はもっと真面目に取材します、と心の中で誓ったけど、来年はもう無いんだよね、このイベント。今年は、プレス以外は撮影禁止とのお達しがやたら徹底していて、知り合いの店員がポケットからデジカメを取り出し構えた途端に屈強って程でもないがガードマン3人に取り囲まれて難儀したとか。去年も確か同じお達しは出ていたはずだが、みんな全然気にせずに撮りまくっていた。さすが秋葉原って感じで、ただの買い物客のデジカメ所有率が異様に高かったっけ。たぶん、渋谷の女子高生の「写るんです」所有率とタメはるくらい(笑)。夏はコンシューマ向けのイベントが全然無いので、広報の予算に余裕がある上、あんな狭いスペースに大手メーカーから携帯キャリアからがこぞって集まるもんだから、見た目が非常に派手で客が多く入っているように見える。なんで、たぶんお偉方にもウケが良いんだと思われる。でなけりゃ、こんなにコンパニオンをたくさん配置する必要性はゼロだもん。で、今日は何の仕事だったっけ?
▼今日の成果。 だから、俺は仕事で行ったんだってば…。
■2001/7/21(土) ▼よく考えたら、水曜日に出勤してからきちんと寝ていなかったんだ。どうりで眠いはず。だから仮眠と称しつつ10時間も寝たのはしょうがないことにしよう。おかげで原稿遅れまくり。ついでにコンパニオンの写真もレタッチしまくり。さらに時間の掛かること。そんなこんなで終電はとっくに過ぎる。てことで腰を据えてレタッチレタッチ。ついでに、数も増やしてみる。 ▼無粋なツッコミでスマンが、それはどう考えても違うと思うぞ(笑)。まあ、何はともあれ背後(?)には気を付けてくれい。
▼「AKIBAXで第2東京タワーの模型が展示中、内部は意外に詳細」
▼画像を増やしてみる。半ばエロサイトのようだが、気にせんでおこう。 昨日より写真の出来が良くない分、数でごまかしてみる。
■2001/7/22(日) ▼仕事が終わったのは午前2時。タクシー代がもったいないので、始発まで来週の仕事の準備をする。日曜の朝の西武線は、平日とは客層が違い面白い。しかも下りだと、やはり朝帰り組が多い。家に着くと、瀬名秀明『ロボット21世紀(文春新書)』(文芸春秋社)届いていたので、パラパラめくりながら寝る。携帯の音に起こされると、案の定トラブル。またしても、けったいな物言いをされた模様。頼むから人に文句を言う前に、自分が間違っていないか考えてくれ、トラブルの主よ。とりあえず、最悪の場合に備えて原稿を修正して投げる。あとは編集長にお任せ。夜になってから、家のコンピュータにハードディスクを増設。簡単な作業のハズが、余計なことをしようとして長引く。トラブルの原因は不明。仕方ないのでフリーのツールを拾ってきて解決することに。作業中にまた電話。結局、突っぱねることになった。それが一番。まだ他にもトラブルは抱えているし。とりあえず、目先のトラブルの作業は完了。 ▼岡田斗司夫のプロフィール第3弾にて「最近の秋葉原ってどう思います?」との問いに 僕は既得権益の上でのうのうとしてる奴らが追い払われるのを見るのが大好き、という悪趣味があります。かつて秋葉原が「家電安売りの街」だった時代に、徐々にパソコンショップが増え始めて「電脳の街」へと変化したときに、それまでの秋葉住民が文句を言ってるのを「時代遅れの難民たちの繰り言」と楽しみました。ゲーマーズや海洋堂が進出し、「オタクの街」と変化したのも面白かったです。だって。どうぞ楽しみにしていて下さい。今年の年末の編集後記はこれをネタにしようかな?
▼朝日新聞「茶髪の若者、屋根から人波へ飛び降りる 将棋倒し事」
■2001/7/23(月) ▼床屋いって、本屋をまわって、トリガー 8月号を探し出す。森山さんに教わったロボット特集が目当て。冒頭のロボットビジネスに関する総括記事は、『ロボット21世紀(文春新書)』と同様の趣旨だけど、結構知らないロボットが載っていた。それとHRPのコックピットに使われている手首コントロール用の3次元マウスが、Logitech製だってのは知らなかった。夜中はM原宅でダンバインのDVD BOX下巻の鑑賞。この辺から放送時の記憶が薄れているな。せっかくの連休も普段と変わらぬ過ごし方。 ▼僕も、買い物だけなら池袋のビックパソコン館で十分なんですけどね。でも、最近はこういうお店もあります。閑古鳥が鳴いていますけど。 ▼岡田斗司夫氏が触れていることからわかるように、「秋葉原がエロの街に変化中」という現状認識は、思ったよりも浸透してしまったんだなぁ。言い出しっぺとは言え、ちょっと悲しくなってしまう。 ▼朝日新聞「将棋倒し事故関連リンク」
■2001/7/24(火) ▼映画に行くつもりだったが、暑さにくじけて自宅で読書。bk1から2万円分の書籍がドサッと届き、ことの重大さにようやく気づく。すでに部屋は寝るスペース以外はほとんど残っていないのに。再び本へ逃避。今日で休みも終わり。僕はいつも間違える。 ▼おっしゃる通りでした。それと、昨日の日記は軽率な発言でしたね。一部報道で「入場制限をしていた警備員を殴って通った人がいる」というのを聞き、それに関西に対する先入観が加わって、あのように書いてしまいました。現実的には何処でも起こりうるものですし、実際に将棋倒しの事故はこれまでも各地で起きているものでした。
▼メールソフトの定番「Eudora」の名前の由来になった作家、ユードラ・ウェルティ氏が死亡。
▼経済産業省におけるロボット産業に係る政策の基本的考え方(21世紀ロボットチャレンジ)(案)に対する意見の募集 ▼ライコスのトップページで面白い広告をやってる。残念ながらWindowsでIEじゃないときちんと見えない。この動く広告に関する詳細はこっち。
▼社会学の理論で斬る「ネットの不思議」『第10回:「2ちゃんねる」の社会』
■2001/7/25(水) ▼寝たんだか寝てないんだかわかんないような状態で朝を迎え、そのまま着替えて家を出る。Tシャツが生乾きで、汗臭さも加わって変な匂いがしてきた。我慢できなくなったんで、リブロに行くついでに、池袋の無印で600円のTシャツを買って着替える。編集部に着いて、メールチェックだけして外に出ようとすると、突然の土砂降り。滝のような大雨に、雷も鳴る。しばらくビルの出口で雨宿り。10分待っても止む気配はなく、腹を据えて駅までビニール傘で走り出す。おかげでズボンがぐしょぬれ。ついでに市ヶ谷駅も雨漏り放題。階段の真上の天井から水が吹き出しているのをみたときは、噴水かと思ったい。電車の載っているウチに雨も止み、あとは傘いらず。時々、急激な眠気に襲われて落ちそうなるのこらえながら取材。日暮れ前に戻ってタラタラ原稿書き。帰宅前に編集長からこの間のトラブルの説明。ケリはついたが、後味の悪いこと。誰が悪いというわけじゃないのだが。いっそ司直に委ねていただいた方がこっちの態度も決めやすかったのに。所詮…。世はすべてことも無し。
■2001/7/26(木) ▼いつもなら暑さにもだえながら目を覚ますところを、凍えながら起きる。クーラーを付けっぱなしで寝てしまった。加えて外は曇り空。あとで聞いたら最高気温は31度だって。通りで涼しい(?)はず。 予約した歯医者へ向かい、奥歯を治療。今日はやたらと歯に響く。よほど顔に出ていたのか、削り終わってから「痛かったですか?」と聞かれてしまう。いつもは余り痛いといわない方なので、先生も気になったのか。30分も掛からず治療を終えて、いつもの取材へ。今週こそは何も無し、だといいなぁ。途中、石丸ソフトワンでモー娘のシングルとにらめっこして、ようやくのことで我慢。危なかった(笑)。今日は本当に涼しく、普段より汗をかかない。晩飯はモスでテリヤキとピリマメチーズをテイクアウトして、編集部に戻る。モスをパクつきながら昨日の原稿の続き。この手の記事は、どうにもデータを1日自分の中で寝かせないと、原稿にできない悪い癖がある。12時前に退社。
▼CNN『実は他殺だった? アルプスで発見の「アイスマン」』 ▼五島プラネタリウム跡にできるドーム型シアター「E-Field」で公開される『GUNDAM EXPERIENCE−0087− GREEN DIVERS』の詳細。
▼ウイルス「SirCam」が大量発生中。Hotwired「一風変わった新ウイルス『サーカム』」
■2001/7/27(水) ▼気持ちよく目を覚ますと、今日も涼しい。最高気温は29度だというが、今年は30度を超えないだけで恩の字だ。編集部でデスクに向かっていると、携帯がなる。出ると某メーカーさん。がーん、約束の時間をすっぽかしてしまった。平謝りで、あわてて編集部を飛び出す。この電話を家で受けていたらと思うと、冷や汗がタラーリ。30分遅れで待ち合わせ場所に着き、色々とお話を伺う。今回は軽くうち合わせ程度。その後、何軒かCDショップを見て回るが、どうしても「究極超人あ〜る」が見あたらない。どうやら品切れのよう。そんなに人気があるのか、それとも出荷数が極端に少ないのか。久しぶりに塩沢兼人の声が聞きたかったのにぃ。編集部に戻ると、某ダウンロードサイトのSさんの送別会のお誘い。あやや、寝耳に水。とりあえず遅れて駆けつけると、すでにみんないい感じに出来上がっていた。何故か、南の方にいるはずのYさんとか、ちょっとだけ北の方にいるHさんとかも参加。Sさんは足かけ4年とちょっとで、あのサイトを軌道に乗せるのに尽力した人だから当然か。だけど、これであのサイトの担当者もおおかた人が入れ替わって、私が入社してから残っているのは、最古参のY編集長と同期のKデスクのみになってしまった。自分自身、ウェブ関係の部署では古い方から数えた方が早くなってきたな。飲み自体は、割りとおとなしめの感じ。これが以前のプロジェクト時代だったら大騒ぎだ。役員からして店に怒られるくらいうるさい人だったし。日付が変わる前にこっちは退散、編集部に戻って作業再開。ちょっとアルコールが残っているので、ペットボトルを飲み干して1時間ほど仮眠。目を覚ましてから、もう1本ペットボトルのお茶を飲み干す。さーて、もうチョイ頑張るか。
▼理化学研究所「モノ”を見分ける脳のメカニズムの一端を解明」 ▼ウチのメールマガジンを有料に移行したときは、だいたい移行率は7〜8%前後。この時は、価格や発行形態などをアンケートで決めながらでの移行だったので、他の場合に較べてついてきてくれた人は多かったようだ。でも、当時の編集長はこの時決めた価格(1ヶ月で300円)を後々まで悔いていました。「せめて500円にしておけばもうちょっと楽だったのに」(笑)。もう5年以上も前の話しですが。
■2001/7/28(土) ▼ずるずるずるずる原稿を引きずってしまう。それでも何とか8時前にアップ。仮眠して起きると13時半。あわてて編集部を飛び出す。台風の影響か、曇り空で過ごしやすい気温。若干乾燥した風も吹いていて、気持ちがよい。それでも、取材中はそんなことを気にする余裕も無し。結構ぎりぎりの時間なので、走り回って結局汗をかいてしまう。ホントにギリギリで全取材を終え(それでもいくつか漏れているけど)、丸五でヒレカツを食べて編集部戻り。いつも通りに作業を始めると、日付が変わるアタリでぱたりと意識が途切れる。あ〜あ電池切れ。起きると2時過ぎ。あわててかたかたキーを叩く。 ▼ここでNASDA公式グッズを眺めていたら、Tシャツが欲しくなった。けど、気に入ったデザインはちょうど品切れ。かわりにケータイ関係の記事用にストラップを注文。 ▼もしかしたら8月25日は休みが取れるかもと思い、ちょこっと検索してみるがさすがに島内でウェブから予約できるような所は埋まっている。まだ、休みが不確定だし、飛び込みじゃ鹿児島市内ですら危ないだろうな。うー、くやしい
■2001/7/29(日) ▼8時くらいに仮眠を取ろうとするが、まったく寝付けない。ほとんど寝ないまま12時になってしまい、昼飯にはたぬきうどん。腹が満ち足りると、襲ってくるのが眠気。今頃眠くなるなよ、オレの体。でもやっぱり寝る。起きると18時。あわてて原稿に取りかかる。3時間で一気に書き上げて、チェックも一発で通り、22時に完成。日付が変わる前に帰れるぞ。校了明けで月刊誌の方は誰も人がおらず、フロアに編集人を一人残すのみ。お疲れさま。
■2001/7/30(月) ▼昨晩は、買ってきた岩館真理子『月と雲の間』(講談社)、文月晃『藍より青し(6)』(白泉社)を読む。完全に日が昇ってもまだ眠れないので、コンビニへ立ち読み。ジャンプは『HUNTER×HUNTER』がすごいことになっていた。いや、絵がね。さすがコミケ前だ(笑)。ヤンマガは、なんと小林じんこが読み切りで復活。しかも『りなことお兄ちゃん』だ! メジャー誌で小林が書くのはほぼ10年ぶり。『りなこと…』の連載中にトラブルで突然の打ち切り後(風の噂では編集と大喧嘩)、軽いエッセイマンガをどこかで(育児雑誌?)連載していたが、ようやくストーリーものに復帰した。『風呂上がりの夜空に』が個人的には大好きなので、今後継続的に作品を発表してほしい。『HUNTER…』と『りなこ…』のために、久しぶりにジャンプとヤンマガを購入。いいともが始まる前には寝て、HeyHeyHeyが始まる頃に起きて、飯を食ってからM原宅へ配達。ダンバインのDVDを最終回まで鑑賞。ううむ、富野作品の法則通りとはいえ、見事な皆殺し。その後は再放送のBSマンガ夜話。マキバオーでの大月隆寛が大暴れ。今日は一日マンガ・アニメ漬けであった。
■2001/7/31(火) ▼結局、寝ないまま「千と千尋の神隠し」を見に行く。池袋ではシネマサンシャインとHUMAXシネマズが、道を挟んではす向かいの近距離で揃って上映していた。大きくて新しい方ってことでHUMAXを選ぶと、キャパが500弱の劇場で7割の入り。半分が親子連れ、4分の1がカップル、5分の1が中高生のグループ、20分の1が一人で来た男といったところ。オイラがどこに入っているかは詮索禁止。劇場がHUMAXで一番広い箱だけあって、客席の傾斜が大きく、スクリーンも巨大で素晴らしく見やすかった。マナーも客層にしてはかなりの上出来で、映画に集中できた。窓口で席を指定されるので、子供連れと大人だけの客とは離して配置してくれたのも大きかったが。感想はまたあとで書くとして、夏休みの映画としては見ておくべき1本でしょう。 観賞後、明治通沿いの光麺でコッテリしたラーメンを食べてから、秋葉原へ行って会社で使う新パソコン用のパーツの買い出し。右手に10kgの鉄製のパソコンケース、左手にはパーツの詰まったでっかい紙袋、肩にはノートPCと映画のパンフとコミックスが3冊の新書が1冊入ったショルダーバッグ。し、死ぬ…。この暑さでは自殺行為だった。ゾンビのようになって編集部にたどり着いて、とりあえず500mlのお茶を飲み干したところでスイッチが切れた。気が付くと机に突っ伏して2時間ほど寝ていた。のんべんだらりと新しいパソコンを組み立てて、古いマシンからデータをあらかた移し終わるともう終電。 ▼「千と千尋…」は一部の劇場ではDLP上映になっているそうだ。同一のタイトルで、フィルムとDLP(デジタル)を見比べられる機会はなかなかないので(覚えているのでは「エピソード1」と「BLOOD」くらい?)、一度見ておきたい。
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