■2001/10/1（月）
▼校正が終わると午前3時過ぎ。始発で帰宅。帰ってシャワーを浴びてから、眠くなるまで溜まっていたコミックスを消化。起きると午後8時。Mはラのところへガンダムエースのサイン本の回収と定期便。このところ貯めこんでいた話しの詳細をお互いに吐き出す。1時過ぎに退去し、2時には布団に入る。
▼LANにまつわるエトセトラ（ていうかネットワーク全般のバカ話）。
- どこであろうが、出先の宿では必ずLANを組んでしまう人（すいません、僕も含まれます）
- 米国出張中にホテルから社内ネットワークのダイヤルアップしてプリントアウトした資料をFAXで送らせた人（電話代だけで10万円を越えたそう）
- 出張でなくてもカバンにいれてある、各種ケーブルの総延長が10メートルを越える人（僕はまだ5メートルかな）
- 自分のノートパソコンのネットワークの接続先を、5種類以上用意している人（僕は、えーと、1,2,3,4,……）
- プロバイダをまず海外のローミングサービスで選ぶ（3つ目のプロバイダはそうでした）
- 社内に無線LANが完備されているのを良いことに、人気のない会議室で半分寝ながら原稿を書く
- 社内の無線LANの電波が届くのを良いことに、会社の隣の公園で日向ぼっこをしながら原稿を書く
- 気になる社内の女の子のパソコンにPINGを打ち続けて、帰ってこなくなったらビルの入り口にダッシュして待ち伏せするヤツ（ていうかストーカーだろ）
■2001/10/2（火）
▼起きると午前10時。早寝早起きが身に付きつつあるのは良いことだが、午前2時に眠くなるのは、これはこれで困ったものだ。起きてから、突然思い立った「パソコンでビデオ計画」を実行するため、買ってきたコレをパソコンにインストール。しかし、何をやっても動かない。IRQを空けようが、解像度を変更しようが、埒があかない。ま、パソコンのくせして、DVDを見るために特化させすぎて色々と特殊な物が入っているので仕方がない。おとなしく取り外してレビュー記事用に供出することに決定。
コンビニで昼飯を買いにいってから、家で延々とため込んだDVDを消化。「となりのトトロ」、「学園戦記ムリョウ(1)」、「0080 ポケットの中の戦争」、「AKIRA」（英語版、リージョン1）、「TERMINATOR 2」（英語版、リージョン1）と一気見（ちなみにアニメは見た順でなく面白かった順）。でも、まだ未見の内、半分も消化していない。気が付くと午後11時を回っており、風呂に入ってとっとと寝る。
■2001/10/3（水）
▼10時起床、リブロとジュンク堂を廻ってから会社に。メールチェックだけして、取材に出る。どこもかしこも、明日とか、来週とか、予定とかばっかり。さっさと見切りを付けて引き上げ、会社に着いた途端にメールが着く。ちっきしょー、今日はないとか言ってたくせに、うそつき。あわてて、電話して確保。ついでに貰った写真で速報記事だけ書き上げる。雑談やら色々している内に、あっという間に終電。やたらと大荷物で会社を出る。
▼編集部に転がっていたブロードバンドルータを試してみる。物はコレ。今まで自宅ではマイクロ総研のNetGenesis OPTを使用していたが、PPTPが通らない、設定に専用のJAVAのサーバが必要、サポートが悪い、等の理由で代替機を物色していたところなので「持ってっていーよ」とのD編集長のお言葉にありがたくお借りしてきた。とりあえずリプレースしてみたが、PPTPが通るし、設定も思っていたよりは細かく出来るので、しばらくはこっちを使ってみるつもり。今のところ難点は、HTTPでの設定画面が重いのと、詳細設定のインターフェイスがちょっと良くない、スループットがOPTよりはだいぶ落ちる、の3点。フィルタリングやスタティックルーティングなんかの細かい点は、おいおい試してみる予定。
▼購入本
黒田硫黄『黒船』イーストプレス
上條淳士『8（エイト）(1)』小学館
太田垣康男『MOON LIGHT MILE(2)』小学館
柏木ハルコ『花園メリーゴーランド(1)』小学館
■2001/10/4（木）
▼朝から頭が重い、鼻が止まらない、めまいがする。なんとか起きて、ジュンク堂へ寄って、秋葉原経由で出社。電車ではジェイ・イングラム『脳のなかのワンダーランド』（紀伊国屋書店）がお供。Fさんに頼まれ物の機材を渡して、今日の仕事はお終い。一応、取材したデータをまとめて、メールで投げる。
▼屋根裏水族館・わらすぼ
ホントにコレを食うのか？
▼東浩紀氏によるサイモン・シン『暗号解読』の書評。
▼ノーベル財団がウェブをリニューアル。「the Nobel e-Museum」と銘打って、過去の受賞した科学理論・技術を仮想実験できたり、受賞講演のテキストやビデオが置いてある。リリースはこっち。
▼『西和彦氏、人にやさしい掲示板「1ch.tv」をプロデュース』、『アスキー特別顧問の西和彦氏ほか2社が「1ch.tv」の開設を発表』、『西和彦氏ら、日本最大級の掲示板を目指す「1ch.tv」〜 2002年中に有料板を用意、「アスキー立ち上げ時の10倍興奮している」』
なんて言うか、記事を書いている側に悪意というか、到底続くわけがないという先入観がある気がする(笑)。
▼『それでもまだアテにしてはいけない“電力線インターネット”』
少しずつ噴出してきた電力線インターネットへの懸念。実際のところ、きちんと動くようになる頃には光が普及し始めていると思う。ついでに、最大54Mbpsの無線LAN（IEEE802.11a）の製品も今年中には発売になるし。
▼購入本
ほったゆみ／小畑健『ヒカルの碁(14)』集英社
樋口大輔『ホイッスル！(18)』集英社
徳弘正也『狂四郎2030(11)』集英社
■2001/10/5（金）
▼今週は、自宅では購入したマンガを読むので精一杯。昨晩も日本-セネガル戦を横目で眺めながら、ひたすらにマンガ読み。今日も購入予定の本が一杯。リブロで目に付いた新刊を買ってから、編集部に。メールとウェブをチェックしてから、取材に出る。
出先では、ライターのSさんやKさんと遭遇。いろいろとお買い物をしていた様子。今週もネタは程良い量。サクッと終えて、サクッと帰社。来週発表のハズなのに、すでに売られている某新製品の処遇を廻って、社内で色々ご相談。走りすぎると、ウチは良くても周りに迷惑をかけるので。日付が変わった頃に一度仮眠。起きてからコンビニへ、ジャンプ、ヤンマガ、スピリッツも並んでいたけど月マガだけ立ち読み。『BECK』がとても面白く、とてもカッコよく、とてももの悲しい。弁当を食って夜が白んで来た頃から、もう一仕事。
▼【CEATEC JAPAN 2001】Bluetoothで遠隔操作する人型ロボット「morph」
なぜかケータイWatchでロボットネタ。筆者も妙にチカラが入っているし。
▼yucoさんによるCODE関連リンク集。おや(笑)。
▼購入本
ブルース・シュナイアー（山形浩生 訳）『暗号の秘密とウソ ネットワーク社会のデジタルセキュリティ』（翔泳社） 森山さんが先月の日記で触れていたヤツ。
津田雅美『彼氏彼女の事情(13)』（白泉社）
内藤泰弘『トライガン・マキシマム(6)』（少年画報社）
望月峯太郎『望月峯太郎短編集 ずっと先の話』（講談社）
■2001/10/6（土）
▼2時間ほど仮眠してから昼前には取材に出る。余裕を持って回れたが、それでも時間は一杯々々。丸五で晩飯を喰ってから、午後9時に編集部戻り。ダダダッと仕事を開始。全然余裕がない。
▼ABCイベント情報より
「碁娘伝」（潮出版社）刊行記念
諸星大二郎氏サイン会
日時：2001年11月18日（日）15：00〜16：30
会場：青山ブックセンター本店
お問い合わせ先：03-5485-5511（10：00〜22：00）
参加方法・注意事項：10月下旬発売予定の当書を青山ブックセンター本店にてお買い上げのお客様先着150名様に整理券を配布いたします。今回は直筆カット・サイン入りのミニ色紙をご用意いたします。サイン会においてためがきをおいれしてお渡しいたします。当書へサインをご希望の方は、当日必ず当書をご持参ください。色紙などの持ち込みおよび文面の注文などは一切お断りいたしますので、あらかじめご了承ください。
■2001/10/7（日）
▼午前1時を過ぎた頃から、全身にじんま疹が出てきて、痒さに悶え死にそう。表面的なスタミナでなく、根本的な体力が落ちているのがてきめんに判る。そういえば、大学受験の時もこんな感じだったっけ。ムチャとは思わないで、ムチャなことをしている。
午前9時に一段落。ちょっと寝て、午後2時過ぎから再び作業開始。一つ、先週から頼まれていたコトを丸一週間もすっぽかしていたことに気づく。修羅場の時に頼む方が悪いんじゃ、と悪態を突きつつお仕事お仕事。忘れていたこっちも悪いけどさ、そっちもタイミングっちゅうものを考慮してくれや。時間がかかることなんだしさ。
日もとっぷり暮れた頃合いに手間仕事の方は上がる。肝心の原稿の方は深夜1時になってアップ。それにしても面倒くさい原稿だった。というより面倒なのはモノの方だけど、気を抜くと地雷を踏みそうで、修正すること度々。
■2001/10/8（月）
▼全部終了したのは午前2時半。引っかかるところを2度3度修正する内に、こんな時間に。始発が動くまで編集部に転がっている雑誌を読んで時間を潰す。SPAの高西教授のインタビューや、DIMEのロボットがらみ新連載をコピーしておく。始発は、祝日だけあって電車内は朝帰りの酔っぱらいだらけ。1車両に一人は、グデーッと座席に寝ている姿が見える。
家に着くと、階段に書き置きが。母親からで、父親が脳梗塞で入院したとある。さすがに驚いたが、携帯にまでは掛けてこなかったところを見ると、急性でもなく重体ではないと判断。家人も皆寝ているし、こちらも寝不足と風邪でダルイので、シャワーを浴びてから寝てしまう。
夕方、母親に足を踏まれて起こされ、詳細を聞く。日曜日の朝にろれつが回らなくなったので病院に連れて行ったら、そのまま入院となった。とりあえずCTスキャンで見たが、患部は不明。意識はしっかりしているが、言語障害が出ている、などなど。さすがに母親は不安がっているので、しばらく話しに付き合って、気を紛らせる。祝日でまだ脳外科の主治医による診察を受けていないため、きちんとした説明をされていないのが不安の原因らしい。気が済むならばと、近くの大きな病院に電話を掛けさせ、色々と質問させる。向こうの病院には悪いが、コレでだいぶ落ち着いた様子。素直に明日の検査を待つという。
とりあえず、こっちも風邪で熱が出ており、だいぶへばっているので布団の中で買ってきたマンガを読む。その後は『脳のなかのワンダーランド』（ああなんてタイムリー）を読了し、そのまま寝る。
▼読んだ本
・津田雅美『彼氏彼女の事情(13)』（白泉社）
つばさと一馬編のラストと、閑話休題的なりかちゃんのお話し。みんな幸せでいいねぇ。ゆきのんと有馬もこうなれるのだろうか？
・内藤泰弘『トライガン・マキシマム(6)』（少年画報社）
相変わらずのバッシュ。でも、周りの人間共々、ちゃくちゃくと追いつめられていく。それはナイブスにも当てはまる。誰もが不幸にならない結末を迎えられるとは思わない。でも、誰か一人でも不幸にはならずには済まないのだろうか？
・望月峯太郎『望月峯太郎短編集 ずっと先の話』（講談社）
つい最近、ヤンマガに掲載された「COLOR」から、「バタアシ金魚」の頃のモノまで色々と詰まっている。どれもとにかくヘンで、面白い。自分の中では、江口寿士-望月峯太郎-古屋兎丸というラインがある気がするんだけど。
・やまむらはじめ『カムナガラ(3)』（少年画報社）
どうも、どれも今一つぴんとこないやまむらはじめ作品の中で、唯一読み続けているマンガ。殺伐とするストーリーの中で、96ページや154ページのシーンがホッとさせてくれる。
▼DVD『学園戦記ムリョウ(2)』（キングレコード）
この巻には3〜5話までが納められている。最近のTVアニメのDVD化に際しての常だが、第1巻の収録話数を少な目にし価格も抑えて消費者の食いつきを見て、第2巻以降の生産数を調整しているという話しがある。事実、まだ店頭には1巻の初回限定版が在庫されているが、この2巻は発売から1週間もせずに店頭から姿を消してしまった。BBSなどを見ても、手に入れられずに騒いでいる人がいないところを見ると、きっちりと初回生産数の読みが当たったみたい。何がいいたいかというと、2巻の初回限定版がどこにもなくて探すのに苦労したということ(笑)。中身は相変わらず安定して面白い。守山那由多の声を当てているのが、ターンAでロラン役だった朴"ろ"美（"ろ"は王偏に路の字）が当てていて、なかなか良い。
■2001/10/9（火）
▼目を覚ますと午前11時。風邪は本格化。今度の風邪は、とにかく鼻が止まらない。セキは余り出ていないので辛くはないが、感染元と思われるI編集長は日曜日に酷いセキをしていたので、このままで済むとは限らない。で、もう一眠り。
起きると午後3時。ついに寝疲れたので、しょーがなしに起きだす。着替えて、一度オヤジの様子を見に行く。近所なので散歩がてらに歩く。症状は聞いていた通り。多少、麻痺はあるが自分で起きあがれる、物もつかめる。ただ、言葉が出ない。意識はしっかりしているが、ちょうど言語中枢が麻痺したようで、頭の中で組み立てたものを、言葉に変換できない。意識せずに出る言葉（「アレ」とか「もういい」とかとっさに出る言葉）は、普通にしゃべれるようだ。典型的な脳卒中の症状で、言語中枢が血栓で圧迫されている為に起きたものかと思われる。特に数字が酷く、数字に関してはまったくしゃべれないが、時間の感覚などは普通にあり、時計で時間を示すことは出来る。話しに聞くより見た方が確かなもので、こちらも症状を直に把握できたので、やはり安心した。さすがにオヤジも息子に心配されるのが嫌そうで、とっとと帰れと言いたそうなので、病室には5分もおらずに家へ戻った。
部屋に戻ってから、届いていた『暗号の秘密とウソ』をパラパラとめくる。なんかこの本、『CODE』と同じ判型で、さらに厚いんですけど。またカバンが重くなる。そういえば、カバンの肩ひもがすでに限界。また次のカバンを物色せねば。前回は、普段の荷物を一つのカバンに納めることにこだわってカメラバッグに落ち着いたが、次回は2つのカバンを組み合わせて使おうと思案中。具体的には、ノートパソコン＋アルファが入る程度の丈夫なトートバッグに、デジカメ＋本＋アルファ画はいる程度のヒップバッグ。最近は、取材先に直行せずに編集部にノートPCを置いてから出ることが多いし、取材先ではシグマリオンなどのPDAで用を済ますことが多いため、大きなカバンでは不便極まりなくなってきたのだ。しかし、パソコンでも何でも、買うまで色々と物色するときと、買う瞬間が楽しいというが、その通りである。ワクワク。
▼ジェイ・イングラム『脳のなかのワンダーランド』（紀伊国屋書店）
医学にとって、特に脳に関わる者にとっては人間の脳はオモチャのような物かもしれない。不謹慎かもしれないが、この本を読んでいると脳の研究者達が、人間の脳に翻弄されながらも楽しそうに研究してきたように思える。だが、面白いでは済まない事も多い。てんかんの手術で海馬を取り除いた結果、新たな記憶を蓄積することが出来なくなったH・M氏。彼の覚えていることは手術を受けた27才までに限られる。その記憶も年々劣化しているという。救いは、今のH・M氏が自分の状況をある程度判った上で、自らを幸福だと思えていることだ。
記憶を蓄積できないH・M氏だが、日常生活には不便がない。会話もきちんと出来るし、短時間ならば何か（電話番号など）を覚えていることが出来る。これは、脳内の様々な機能がモジュール化されており、相互に通信することで全体の思考を生み出しているためらしい。だから、どれかの機能が麻痺したとしても、総体としての思考や自我には余り替わりがないように見える。ただし、やはりある機能が麻痺しているのだから、時折奇妙な現象を生み出す。
ある脳卒中患者は、右脳を中心に障害が出た結果、「左側」を認識できなくなった。左側から火が出ている家の絵と、同じ家で火が出ていない絵を見せると、両者の区別が付かなくなるのだ。ただし、まったく「左側」が見えていない訳ではなく、どちらの家に住みたいかを尋ねると、高い確率で火の出ていない方の絵を選ぶという。ただし理由を尋ねると、火のことにはまったく触れずに、何か適当な理由を持ち出す。
似たような事はまだある。先のH・M氏に限らず、脳の機能は実験的な手術によって解明されてきたことは多い。てんかんの手術で左右の脳を繋ぐ脳梁を切り離すという手法は、今でも行われるという。この結果、左右の脳はお互いの情報のやりとりを出来なくなり、別々に思考を生み出すようになる。このような患者の左耳（右脳）にだけ歩きなさいと命令し、歩き出した患者に歩いた理由を尋ねると「ロビーで飲み物を買おうと思った」と答えた。これは左脳に「解釈装置」が存在し、自分がした行動に何でも説明を付けてしまうからだという。左脳が知らないうちに、何かを右脳がしたとしても、その行動が自分のモノである限り左脳は適当な理由を作り出してしまうのだ。
人間、知らないということは何より恐怖を生み出す。自分自身の思考・行動に知らないことがあったならば、その恐怖は計り知れない。だが、人間の脳は完璧ではなく、機能モジュール間の通信不全や、モジュールそのものの不具合で、知らず知らずに脳の他の部分が知らない行動をしてしまうことがある。そういった行動を、そのまま受け入れてしまったら、それは恐ろしいことに違いない。自分の中に、自分でない者がいるようなものだから。だが、脳はそういった行動すらも自分の行動として解釈することで、受け入れる機能を持っている。しかし、この「解釈装置」ですら、まだまだ謎の多い脳の機能の一端に過ぎない。そう、脳はとても不思議な世界なのだ。
■2001/10/10（水）
▼午前8時起床。早起きである。しかし2度寝。再び起床、9時。やばし。家を飛び出る。外は大雨。駅までですでにずぶ濡れ。予定より30分遅れで新宿に到着。今日の新製品発表会は、なぜかいつもと違って隣のホテル。
コソコソと会場にはいると、いつものSさんが壇上に上がっている。まあ今日のメインは質疑応答なので、この辺の挨拶はどうでもよし。質疑応答が始まると、思ったほど過激な質問はない。が、Dさんが口火を切る。ああっ、そんなご無体なことをっ！ ああああっっ、みんなつられてだんだん口が悪くなっていく。
しかーし、それにのらりくらりと答えていく上席副社長。さすがしっぽは出さない。でも、その態度が今回の騒ぎの元なのに。まあ、主立った面々は事前の説明会でガス抜きが済んでいるので、今日はこの程度で済んだとも言える。あの日のHさんの発言は、今でもあちこちで語りぐさになっているし。質問は40分ほどで打ち切られて、あとはランチを食い食いご歓談。こちらは今更聞くこともないので、適当に胃に詰め込んで編集部へ。雨はさらに強まる。
今日は一つ仕事の移行作業。半分は前回の続き。向こうの1回やったことだし、慣れてきてはいると思うが、何よりこの雨が気を重くする。あー、どんどん酷くなっていく。5時過ぎに編集部へ戻って来た頃には、空でピカピカ稲光。ホントに明日には止むのか？
今日は一日、暗号の本を持ち歩く。といっても『暗号攻防史(文春文庫)』の方。だって『暗号の秘密とウソ』がメチャ重いんだもん。でも、結局読む暇はなかったけど。
▼「SCEI、PS2累計生産出荷2,000万台を達成 全5色の記念特別限定モデルを発売」
5色セットの25万円て、誰が買うんだよ。
▼おおっ「ギャラクシークエスト」がDVDに！
▼「Finalists For Second Online Journalism Awards Named by Online News Association and Columbia University」
Online Journalism Awardsなんてのがあったんだ。インターネットのピューリツァー賞とまで言われているらしいのですが、知りませんでした。
▼夜中に家に帰るとNHKスペシャルの「被曝治療83日間の記録」が再放送されていた。東海村の臨海被曝事故の被害者・大内さんの治療の記録。ショッキングな映像はほとんどないが、日々深刻になっていく病状が黙々と語られ、放射線で人が破壊されていく様が明らかになる。息を引き取った後、解剖された遺体は体中の組織がボロボロだったが、なぜか心筋だけはキレイなままだったそうだ。
■2001/10/11（木）
▼午後1時起床。いきなり寝坊。昨日は、ちょっとめくるだけのつもりだった『暗号の秘密とウソ』が止まらなくなってしまった。おかげで今日一日持ち歩いてしまい、カバンが重くて閉口する。
遅いのに開き直ってジュンク堂に寄り、さらにカバンを重くする。目当てはチビガンダムこと『GUNDAM Q101』。相変わらず凝った作りで『GUNDAM OFFICIALS』の副読本と言うだけあって、なかなかしゃれている。中身は何というか、『広辞苑』に対する『逆引き広辞苑』ていうほどは作り込んではいないけど、『OFFICIALS』から101のトピックを抜き出してあって、ちょっと販促用の小冊子を作るつもりが、懲りすぎてこんなになっちゃったんで値段付けて売りましたって感じ。装丁も『OFFICIALS』風で、かっこよくてかわいい。
仕事は、さらーっとながして、さらーっと帰宅。いや、もう、鼻が止まらなくて、頭が痛くて、使い物にならない状態だったんで。寝る前に、ちょっと思いついたことをメモにまとめると、かなり時間がかかる。面白そうなテーマだけど、ウチの媒体向きじゃないなぁ。試しに自分でまとめて、某マガジンの方に持ち込んでみようかな。
▼山根信二先生のところから、オサマ・ビンラディンのPGP暗号鍵。
▼東浩紀氏の近況に『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会（講談社現代新書）』が11月20日発売との予告。ついでに、前出の山根信二氏の4月の日記に、『不過視のものの世界』で東氏と対談したときの感想がある（18とか26日の辺り）。
▼Web現代「ガンダムカルトクイズ」
『GUNDAM OFFICIALS』と『GUNDAM Q101』のキャンペーンみたい。
▼サンキュ。
■2001/10/12（金）
▼先週までは日付が変わると、途端にまぶたが重くなる良い子だったのに、急に寝付きが悪くなる。横になっても体が軽い興奮状態で、眠りに入れない。仕方ないので、本をパラパラめくり、3時間も寝ずに家を出るハメになる。
一度編集部へ赴き、荷物を置いてから取材に。昨日、一昨日とさぼりがちだったので、写真の枚数は200枚を超える。しかし、見た目ほどネタはない。大ネタを一つ失念していて、閉店間際にあわてていくつかショップに駆け込み取材。定食屋で晩飯を食ってから帰社。
編集部ではケータイ関係のI君とY君が暴走中。FOMAのビジュアルフォンで、コンビニから実況中継なるものをしている。「これがサンドイッチ、これがおにぎり」って言われても、ビジュアルフォンのカメラじゃ、いったい何が何やら見当も付かない。しかし、町中でビジュアルフォンを使う勇気だけは褒め称えよう(笑)。FOMAは初日だけで4000台が売れたそうだが、実際に町中でビジュアルフォンを使っている人っているのかな？
仕事の方は朝方までかかって一段落。ついでに、昨日思いついたネタをいじくり回す。『暗号の秘密とウソ』は暇を見つけてはに読み進め、第2部第7章へ。この本は数学書でもなければ技術書でもなく、一般向け科学書というにはテクニカルタームが多くてちょいと敷居が高いが、セキュリティとは技術でもソフトウェアでもなくプロセスだと言うことを、なぜセキュリティが必要かと言うところから始めてビルドアップしていく本だ。この本の特色を端的に表しているのが次のフレーズ「麻薬捜査という言葉は、アメリカ憲法のRootパスワードだ」。別にこのフレーズ自体は大して意味のないジョークなのだが、これのおもしろさが判らないと、この本を読み通すのは辛いかもしれない。
▼アラビア語→英語の翻訳サイト。これでちょっとはアラブのCNNことアルジャージラのウェブが読めるかも。まだ試してませんが。
▼インパク「ご報告とお詫び 当協会管理のサイト内で著作権侵害行為がありました」
■2001/10/13（土）
▼今週は平日のウチは家に帰れていたので、そんなに忙しい方じゃなかったはずなんだが、記憶が発表会と秋葉原と編集部のところしか残っていない。家での記憶がない。今週はほとんどコミックスの新刊が出ていないってのもあるけど、家での記憶が薄い。
ついでに風邪は峠を越しているので、大したことはないのだが、どうも体がダルイ。10時間ぐらいずぅーっとパソコンに向かっていれば、だるくもなるか。
取材先から編集部に戻る途中、茶水で飯を食おうとしたら、目当ての店が行列。いつの間に行列が出来るような店になったんだ？ 仕方がないので、学生向けの量だけはあるメシ屋で食う。こういう店は久しぶりだけど、落ち着く。
▼例の件でGeocitiesからワラワラと逃げ出していますが、今更逃げ出すとことも、Geocitiesを使うということ自体も理解できない。逃げ出す程こだわりのあるコンテンツなら、最初っからGeoになんか置いてはいけないと思う。特にココでの議論（ていうかグチだな）は噴飯もの。
▼園児にセクハラされて喜んでいるんだから、十分変なオジサンじゃないの？ それはそうと、
まったくもー、どこで覚えたんだか。だが、きっとパパが喜ぶんだよ。
■2001/10/14（日）
▼昨日の日記で、風邪は大したことがないと書いたそばから、汗がダラダラ、悪寒がゾクゾク。体のふるえが止まらない。この感じは38度を越えたときのモノだな。通りで今読み返すと、昨日の日記は意味不明だし、曜日も間違っているし。原稿の方はまだサッパリなので、思考能力が残っているウチに片してしまおうと、午前3時くらいから猛ダッシュ。
朝方には何とか言い訳の突くところまで仕上げ、震える体を抱きしめながら仮眠。半袖しか持ってきておらず、暖房の入っているはずのフロアでガタガタ震えながら寝る。昼過ぎに起きると、だいぶ元気。咳が出るし、まだ熱っぽいが、昨晩よりはだいぶマシ。コンビニ飯を食べてから、腰を落ち着けて、残りの原稿に取りかかる。
午後9時過ぎに、担当分を書き上げる。が、今度は編集長がダウン。いつまでも校正が終わらず、帰るに帰れない。とりあえず自主校正の終わった原稿からサーバーにアップして公開したが、さすがにチェックを受けないままはマズイし。また、始発で帰るのか…。出張でもないのに72時間連続勤務というヤツはそろそろ勘弁して欲しいんだが。
▼学生時代の友人がこの日記を読んだら、ノーベル賞のことに触れないのかと思うかもしれないが、コメントできるほどもう化学の知識は残ってないんです。一応、卒論のテーマは「芳香族化合物の帯域融解」（だったような…）とか言うのを与えられていたんだが、途中で投げ出しちゃったものですから…。周期表もそらで言えなくなっちゃったし、イオン化傾向も電気陰性度も思い出せいなぁ。今、試しに周期表を書いてみたら、Geで止まってしまった。ああ、もうダメダメ。ここの周期表の覚え方も色々載っているけど、オレの覚え方とも違う…。とてもココには書けないな。男子校だったから使えた語呂合わせだよな、アレは。
■2001/10/15（月）
▼朝方に今週のスケジュールを相談し、とりあえず水曜日は全休に。私やSさんはともかく、編集長が死にそうだし。とは言え、こっちも体調はけっして万全でなくて、ちょっと疲れるとすぐにじんま疹が出る。この間の健康診断では内臓系には特に問題がなかったので、単純に疲れが溜まっているだけだとは思うが。
水曜日は編集長にも休むように念押して、朝6時頃に編集部を出る。ちょうどホームに来た西武線直通に乗り込み、『暗号の秘密とウソ』を読み出すとあっという間に最寄り駅。ジャンプ、ヤンマガ、スピリッツを立ち読みして、家に戻ると電話やらカードの督促状がまとめて届いている。うっかり口座を残高不足にしてしまった。眠いのをこらえて銀行が空く時間まで待ち、とりあえず口座に現金を預け入れる。プロバイダなんかのアカウントは別の口座からなので問題ないが、カード関係はきちんとしとかんと気持ち悪い。
昼前に用事を片づけると、あとは一日中寝る。寝る、寝る。目が覚めると、16日（火）の午前3時。でも、まだ気分的には寝たりない。
▼Handspring、GSM携帯機能を搭載したPalmOS端末、Treoシリーズを発表。
ザウルス風のキーボードも搭載している。でも、パイオニアのヤツとか、ドコモのコレの二の舞になりそうな気も。
▼法林岳之のケータイ・イズ・ノット・イナフ Act.4「sigmarionIIは永遠に」
たかがPDAで、とも思うが携帯業界のユーザー囲い込み商法を鑑みると、妙に説得力がある。
▼いまどきのストラップ「NANO NANO ストラップ」
▼松下電器「世界初、50GBの超大容量書換え型光ディスクを開発」
実際の商品化にはあと5年くらいは掛かるかなぁ。根拠はないけど。それにしても松下はまだ相変化にこだわるのか。
▼それじゃあ、一つだけまだましなものを。「ふっくらブラジャー私に当てて」。あの頃はこう言うのを真面目に考えていたんですよ。
▼うっそぉ〜ん？ 端から見ていて嬉しそうだよ。
■2001/10/16（火）
▼昨晩は日記を書きつつ、新聞系のWebを眺めていたらマリナーズのDivision Series最終戦が始まる時間だと気が付き、そのままBSで最後まで見てしまう。野球をプレイボールからゲームセットまで見通したのは10年ぶりくらいだが、最後まで飽きずに面白かった。マリナーズ側の選手はニュースで名前を見聞きするので何となく判るのだけど、相手のインディアンズの選手はまったく知らない。しかし、それぞれの選手が個性的で見ていて楽しい。ただ解説者のイチローマンセー状態はちょっと勘弁。ひいきどころじゃなくて、イチローに関わることは怪しい判定でも審判を褒めるのはどーかと思うぞ。
見終わると午前9時。そのまままた寝る。起きると午後7時。起きてメールチェックしたり、本を読んだり。このページのカウンターが一気に跳ね上がっているので壊れたのかと思ったら（普段の10倍以上のアクセス）、この間のGeoに関しての言及について、森山さんからコメントが。今までも何度かリンクを張っていただいたことはあったけど、こんなにもアクセスが来たのは始めて。やっぱり、多少の毒があった方が受けるのでしょうか(笑)。
久しぶりのジャンクスポーツを見終わると、再び眠気に襲われ、素直に従う。
▼そのほかも色々と調べもの。世の中良くできているものだ。
■2001/10/17（水）
▼一応、今日は全休ということになっているのだが、気になってしまったので某A社のI社製品関係のセミナーに出席。ここに顔を繋いでおいたからこそ、色々と立ち上がった企画も多いことだし、Kさん、Tさん、Mさんにも久しぶりにご挨拶をしておきたいし。
いつもの東京駅から徒歩0分の、かって文豪御用達だったホテル。ボーっとしていてホールの前を通り過ぎようとしてしまい、Mさんに呼び止められる。いつものご面々にご挨拶。来ないと思っていた隣の部署からもK宮さんが来場。暇だったので顔繋ぎに来たというので、連れだってあちこちへとご挨拶。ああ、なんか名刺を一杯配って、久しぶりにサラリーマン気分。
最後にK谷さんのところへ行こうとしたら、I社のKさんとお話し中。うわわわ、今日はI社のKさんがきているよー、この人苦手なんだよな。パッと見はどうしても組の幹部だもん。話し方も関西弁でドスが利いているし、この人の発言には逸話が事欠かない。途中の挨拶でも相変わらず飛ばしているし。というわけで、今日は見つからないようにコソコソと過ごすことに。終わってからも、こっそりと挨拶回りだけしてK宮さんと一緒に編集部へ戻る。
メールチェックだけして帰るつもりだったが、あるアメリカのスピーカーメーカーが技術デモに来ると聞き、顔を出す。大失敗。9時前には編集部を出て、帰宅。
▼上で書いたスピーカーのデモだけど、なんかプレゼン担当者が妙に手慣れている、ひげ面も怪しいと思っていたら、モノはこういう代物であった。大きさの割りには音場が豊かで面白いとは思うが、途中から「日本には限定で5000台のみ、個人には2000台だけ」「特別価格25万円、一括が無理な方は36回払いも」「口コミだけで売れている」とか言いだし、明らかに技術デモどころか訪問販売がメイン。会社も本家の日本法人とは別の会社のようだ。最初の案内状にはロゴしか入っておらず、それだけでも十分詐欺紛いと言えるぞ。2chのスレッドを見ても判るが、物自体は本当にそのメーカー製で、故障時のサポートもあるようだが、売り方には明らかに問題がある。デモが終わると、感づいた皆は無言で立ち上がって部屋を出た。ウソをついて入り込んできたんだから、礼儀も何もあったもんじゃない。向こうが帰ると、みんなで悪口ワラワラ。こういうのを放置しているんだから、本家の日本法人も会社の程度がしれるな。まあ、リンクに関してこういうことを書くようなところだし。
▼別に未来から来たわけじゃないネコ型ロボット「NeCoRo(ネコロ)」
実際に見た人間のセリフ「歩かない、顔が怖い、不格好、目が死んでいる、触ると堅い、剥製みたい」。あと、あんまり関係ないけど、「日本のロボット研究」の中のプレス発表のコーナーも、NeCoRoに関するニュースで一番ネガティブな記事にだけリンクをはるというのもどーかと思います(笑)。
▼bk1のコミックス予約ページから「題未定（ラポートコミックス） 著者：未定」
何をどう予約せいっちゅーんでしょう？
■2001/10/18（木）
▼体調が激悪。週末に向けて大事をとることにして、一日中寝ている。風邪＋中耳炎？＋偏頭痛と、症状は盛りだくさん。鼻をかむと、鮮血が混ざるのがちょっとイヤ。ゲホッ。
▼2chから「山形ランディ」
▼日経Biztech「道路IRサイト？--国土交通省の悪のりに唖然」
公務員てのはガキばかりなのか？
▼日本スキー連盟「スノーリート会員募集中」
今シーズンに一度でもスキーに行くことが出来そうなら、加入するのになぁ〜。
■2001/10/19（金）
▼頭痛い。
▼日経「ヨドバシカメラ、秋葉原の鉄建公団所有地を落札」
うおおお、ついにヨドバシが秋葉原に来る。でも、昔（確か4〜5年前）に秋葉原への進出についてたずねたら、お客が秋葉原に行かなくても済むようにするのが目標で、秋葉原には出店する気はない、といっていたハズなんだけど。
▼買った本
・中平正彦『破壊魔定光(5)』集英社
・外薗昌也『琉伽といた夏(1)』集英社
・一色伸幸／おかざき真里『彼女が死んじゃった(2)』集英社
・落合尚之『ダンデライオン(2)』小学館
・こいずみまり『LET IT BE!!』小学館
■2001/10/20（土）
▼朝方にはようやく頭痛が止む。あとはいつものお仕事。
■2001/10/21（日）
▼いつものパターンで原稿書き。朝方まで頑張って、昼間は寝て、夕方からまた仕事。24時過ぎに原稿アップ。終了〜。
▼もうほとんど夜になりかけた夕方に、O編集人が礼服を着てやってきた。Kさんの披露宴帰りにちょっと寄ったとのこと。金曜日の夜中にあと8Pといっていた原稿は、無事に終わったのでしょうか？ それとも披露宴の間中、膝に置いたs30でうち続けたのでしょうか(笑)。O編集人曰く、周りの席がD編集長やメーカーの人ばかりで、何かの発表会のレセプションみたいだったそうです。ともあれ、おめでとうございます。
▼ヨドバシカメラの建設予定地。
▼そうそう、今年のモーターショウはどうする？ 5日だとこっちも空いているけど。
■2001/10/22（月）
▼仕事が終わったのは午前1時。そのまま1時間ほど一人で居残り、ちょこっと作業。3時前に編集部を出て、タクシーで帰宅する。いつものコンビニでOさん達と話しながら、マンガをチェック。部屋へ戻ってからは、買ってきたマンガをチェック。一通り読んでからようやく寝る。起きると午後6時。外は雨で真っ暗。晩飯を食してからM原宅へ定期便。まったりと過ごす。
▼しまった。東京国際映画祭のチケット予約がいつの間にか始まっていた。あーあ、「WX III 機動警察パトレイバー」はすでに完売。「ターンＡガンダム �誼狼絽�」は、まだまだ余裕みたい。
▼Kさんの結婚式のレポートを一つ見つけた。Kさんのライター仲間のIさんの奥様の日記です。あと、出席者した人間が撮影したデジカメ画像集を見せて貰ったけど、なんだかスッゲェー楽しそうでした。
▼あ、もう一個みっけ(笑)。こっちは、奥様ともども正面からの写真あり。しかし、このプレゼンファイルは…。Gさんも寝ないで何を作っているんだか(笑)。
▼MYCOM PC WEB『【コラム】ちょこっと便利がすごくスキ 第2回 執筆＝檀原由香子 合コンライフも幸せにしてくれる? 「秀丸エディタ」』
すげー、こんなソフトウェアのレビュー初めて見た…。書いた方よりも、載せた編集者の方がとんでもない。
▼ライターやカメラマンの成り方だけど、やっぱり気が付いたら成っていたというパターンが一番多いと思う。あとは、編集者から転身するというのも（パソコン系ではわりと多い）。だから、どうやって成るの？、と人に聞いている内はやっぱりダメだと思うぞ。キツイ言い方かもしれないが、そう後輩君には言っといてくれ。＞M原
■2001/10/23（火）
▼最近の寝不足を一気に解消。日中はひたすら寝る。他はメールチェックと読書。起きている時間は充実していたが、短いのが難。
▼昨日の毎コミのソフトレビューは、思わずバックナンバーを見てしまったという反応があった。なるほど、こうやってページビューを稼ぐのか。見習わねば(笑)。
▼今度も昨日の話しで、新婚生活のロードマップは、判る人は判るけど外資系メーカーなんかのプレゼンテーションのパロディ。これを、AMDやIntelの目の前でやるというのがミソですね。でも、Spin-Wait問題とその解決策は、できるだけ実行しないようにお願いします。
▼人に「オマエと車はセットでキットだ」と言われたことがある。いや、オマエだけじゃないんだよ、M原。
▼該当者が把握できないのでここに書いておきますが、今月に入ってから私のニフティのアドレス宛にメールを送った方のところにエラーメールが帰ったと思いますが、これは利用しているメール転送サービスがエラーを起こしていたためで、メール自体はきちんと届いております。森山さんにエラーメールを再送して頂くまで気が付きませんでした。この場を借りてお詫びします。ご迷惑をおかけしました。
■2001/10/24（水）
▼早起き、ていうか深夜の変な時間に目が覚めてから（昨日はずっと昼間に寝ていたんだから当たり前）、そのまま起きて親父の病院にちょっと顔を出してから、リブロ・ジュンク堂を経て出社。日中はずっと外で取材。夕方に戻ってきて、メモの整理をして10時過ぎてからまた取材に出る。この寒空の中、深夜にこういうのを見に行った。ま、フツーの人には一生縁がないことなので意味が分からなくても気にしないように(笑)。終電でまた編集部に戻って、かたかたとメモを整理。細々と用事を済ますと午前3時。そろそろかーえろっと。
▼買ったマンガ
・幸村誠『プラネテス(2)』（講談社）
・冬目景『黒鉄(5)』（講談社）
・かわぐちかいじ『ジパング(5)』（講談社）
・うすね正俊『砂ぼうず(9)』（エンターブレイン）
池袋のリブロに『プラネテス(2)』が置いていないもんだからジュンク堂まで行ったら、黒田硫黄の『黒船』（イーストプレス）のサイン本が ガ━━（゜Д゜;）━━ン！ 買っちゃいましたよ、2冊目なのに。
▼↑一度使ってみたかっただけ(笑)。
■2001/10/25（木）
▼昨晩は家にたどり着くと午前5時。まだ外は真っ暗。なんだか妙にハイなので、買ってきたマンガを読み出す。『プラテネス(2)』が素晴らしく、かっこよく、面白い。もう、会社に行きたくなくなるほどに。1巻が1話完結ペースであったのに対して、2巻はハチマキが木星船団のクルーを目指しての連作エピソードになっている。心に傷を抱き、あがいて、もがいて、苦しんで、ここはあそこだと気づく物語。早くオレに続きを読ませろ。
あと、仕事も一応した。仕事と言うより、ほとんど雑談をしに行ったようなもの。いろいろと面白いお話しを聞かせて貰いました。
▼
「産婦人科」で有名な病院なだけに憶測が飛び交うわな。いくらなんでも朋ちゃんが頭悪そうとはいえ…。いやいやいや…。
▼つづき
いや、そう聞いているのは「オレ」。いや、それでも一緒。向こうだって判らないし、自分のルートがないんだろ？ それに、カメラマンにしてもライターの仕事にしても、一般的に探して"ある"ものじゃないんだよ。基本的に仕事は自分でとって来るもの。つまり、やろうと思ったらどんな形にしろ何らかの売り込みが必要なわけ。だから、オレは最初に「どうやって探すんだ？」って聞かれたときに「何が出来るんだ？」って聞いたんだよ。それすらも判らないと、アドバイスも何も出来ない。と言いつつ、これ自体がアドバイスにはなっているか。
▼2ch、司馬遼太郎著「コロニーを行く」
しまった、面白い。
■2001/10/26（金）
▼うわーい、忙しいな。これも皆、自分が寝坊したせいです。
▼気になるe-Toy遊んでレポート『ラジコンになった21世紀のチョロQ タカラ「デジQ スターターセット」』
とりあえず一回触りたいんだけど、買いに行く暇がない。
▼暇がないと良いながらもしっかり「LAST GIGS」は買っている。秋葉原のあちこちでこれを流していた。世代がちょうど一致しているのかな。
▼「ラオックス ザ・コンピュータ館がリニューアルオープン〜SOHO/中小企業向けの専門店へ変身!?」
改装した結果、かなりダメダメです。もう秋葉原の旗艦店としての役割は期待できません。あとはヨドバシに蹂躙されるのを待つのみになりました。
■2001/10/27（土）
▼いつもの徹夜仕事。なんだかいつもよりペースが上がらずイライラ。合間に買ってきたオモチャで遊んで気を紛らす。
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| 正面 | 上から |
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| 手の平に隠れる | 握り込んだところ |
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| サンプル1 | サンプル2 |
▼別口の話し
「世の中●●ばかり」なんだろう。カギかっこ内はＡ山の口癖だが人聞きが悪いなぁ(笑)。でも、こういうのが流行るのも地勢的なモンだと思うよ。この辺で共産党が強いのも同じ理由だと思うけど。それにしても、この「夢の実現→金が必要」っていう二段論法は、バブル以前からもあったものだが、しかし根強いな。で、その夢って何なのよ？と聞くと「カナディアンロッキーに住む」という大昔の少女漫画に出てきそうなレベルだったりするし。たぶん、マインドコントロールの過程で、対象者が持っている抽象的な願望を、具体的なモノやコトに変換させて、されにそれにはお金が必要だともっていっていき、そして、夢の実現には努力が必要だ→努力とはお金儲けだ→さあみんなでリッチになろう、という風にハッパをかけているのだと思う。ああ、もうそのセミナーの様子まで頭に浮かぶようだ。
んで、問題点を明らかにしてみると
・明確な搾取になっている。
資本主義では一応、労働とそれに対する対価としての賃金という関係を、契約に基づいて正当化しているが、ネットワークビジネスはここに「クラス」（上だとか下だとか）という無根拠な概念を導入して、搾取構造を正当化している。そういえばこれって学校・部活における先輩・後輩関係に近いものがあるよな。
・選択の自由を奪う。
抽象的な夢を、強引に金で実現可能な具体的な計画に変換させて、「努力＝金儲け」と思いこませている。これも壁に「目指せ甲子園」「目標○○大学」と書いた紙を貼って、努力さえすれば行けるんだという集団催眠に掛ける、一昔前の学校・予備校・部活動だよな(笑)。
金儲けを頑張っている、というと白い目で見られがちだし何となく罪悪感も感じるのだろうが、夢の実現のために頑張っている、というと上手い具合に良心の呵責も回避できているつもりなんだろう。だから、気持ち悪いのもソコだが、止めさせるために突く矛盾点もソコなんじゃないかな。
■2001/10/28（日）
▼書いては寝て、書いては寝てを繰り返し、気が付くと日曜日も終わる寸前。水曜日の深夜取材の疲労が最後まで響いて、スタッフ揃って疲労困憊。おかげで全然仕事が終わらない。最終更新時間は29日（月）の午前3時。目標からは9時間遅れ。始発が動くまで雑談し、編集部を出る頃にちょうど雨も止む。コンビニでマンガをチェックしながら家に帰る。
▼いつの間にか来日していたアラン・ケイがらみ
なんでこのお姉さんは目に白線なの？キャンギャルに白線なんて初めて見たような。あの記事は3年前にアラン・ケイ氏がこっそり来日した際、よく判らないルートから頼まれて秋葉原を案内したときのもの。実際に案内したのは僕じゃなくて当時のデスクだったんですが。目線の理由は、たしかお店やキャンギャルに撮影許可を取っていなかったのと、そのころ肖像権がらみで揉めたことがあったので、念のため目線を入れたのだったハズ。記事ではトンカツを食べていますが、本来のアラン・ケイ氏のリクエストは「サンボの牛丼」だったとか。
▼ZDNet『走るロボット「ケンケン」――2050年，競走馬はロボットになる？』
▼昨日のChe-ez!spyzのサンプルを増やしてみる。早朝に、朝焼け気味の中で撮ったので、露出オーバーだし、ホワイトバランスもおかしいけど、この写真なんかはそれがかえって良い味になっている。
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■2001/10/29（月）
▼布団に入ったのは午前10時。ゴチャゴチャと余計なことをしてしまったので、寝る時間が遅くなった。起きると午後8時。もう月曜日は終わり。飯を食ってからM原宅へ定期便。「LAST GIGS」の鑑賞やら、ゴー宣話しや、SI単位系のレクチャー(笑)。
▼Yahoo! BBネタ「Yahoo! BB、先週末に3万5000個のモデムを発送。ユーザーからは戸惑いの声も」
ウチにもモデム発送のお知らせが来た。どうせYahoo! BBはキャンセルするつもりだからいいんだけど、モデムを送り返すのは面倒だなぁ。
ついでに日経BPのnetn@vi 12月号がYahoo! BB特集。こちらの掲示板でユーザーから直接意見を募集したそうだ。取材結果の簡単なまとめがこちら。「Yahoo!BBの正しい辞め方」と言う記事は読んでみたい気も。
▼探してみましたが、まとまっているものってないですね。とりあえず、
・Internet Watch「INTERNET Watch4年間のデータに見るインターネットの歴史」
・総務省 情報通信白書for Kids「インターネットの世界」
年表形式でないものなら
・茨城県インターネットフォーラム「日本最初のホームページ」
・平成11年版 通信白書「第１章 特集 インターネット」
▼お約束の分解。これが寝るのが遅くなった理由。小さくするだけなら、まだまだ行けそうな感じ。これ以上小さくするする必要もないけど。
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■2001/10/30（火）
▼訳もなく気が乗らず、ブルーだ。携帯宛に、男からメル友になってというメールが来た。しかも写真付きで。さらにブルー。こういう頭の悪いことをするヤツは、ホントに頭の悪そうな顔をしていることを改めて認識。一日中ふて寝。
▼ZDnetがらみでビックリする話しを聞いた。ちょっとここには書けない。どこも大変なんだな。
▼Che-ez!spyz関係の画像は、こちらのページにまとめておいた。
▼富士通研究所「2.4テラビット/秒で7千4百キロメートルの光波長多重通信に成功」
この辺の話しは一般ユーザーには関係のないところだけど。ついでに、全然知名度の上がらないBroad Band Watchだけどこの連載は個人的にも面白いと思っている。
▼5GHz帯を利用したIEEE802.11a対応無線LANのレビュー「いよいよ登場した54Mbps無線LANを試す」
11MbpsのIEEE802.11bでもメールやウェブブラウズ程度なら不満はないけど、100MBくらいのデータ（デジカメの画像とか）を転送しようとすると、途端に力不足が露呈する。特に複数のユーザがいる環境だと、コリジョンのせいで100MBの転送に1時間くらい掛かってしまうので、とても実用にならない。早く802.11aが普及して欲しい。でも、また互換性で揉めそうだ。
■2001/10/31（水）
▼リブロを経由で、新宿のABCまで足を伸ばしてから出社。これを新宿と勘違いしていた。本店かぁ、面倒だけど渋谷のパルコで明日から西原理恵子のこっちもあるし、行っとくか。
出社してから、Uさんが買ったIBMのX22をいじくり回して、che-ez!spyzの画像をいじくり回して、ちょっとだけ取材に出て、下半期の目標設定とやらを編集長と相談して、ロボット方面にコミットする確約を取り付けて、なんだかめんどくさそうな仕事も割り当てられて、終電で帰宅。ノンビリしていた割りには色々あった一日。
▼Yahoo!BBのモデムが届いた。やっぱりYahoo!BBはキャンセルするつもり。どうしてもバンクが絡んでいるインフラ系の事業は信用できないので。届いたモデムをどうしたらよいのかは、各種ルートで確認中。話しによると、今回の3万5千個一斉送付には、孫さんの鶴の一声があったとか。たしかに、まだかまだかと待っていたユーザーには一時的なガス抜きになると思う。
現在の自宅回線はフレッツADSLの1.5Mbpsだけど、次はBフレッツにしたいと思う。何となく光に憧れみたいなものがあるので(笑)。ただ、ウチの付近はスケジュールが全然未確定なので、年内は様子を見てからもうしばらく掛かりそうなら、年明け直後にどこかの8Mbps ADSLへと変更するつもり。
▼2001国際ロボット展 公式ホームページ
産業用ロボットがメインのトレードショーらしいけど、エンターテインメントロボットもだいぶ集まるらしい。併催のエンタテイメントロボットフォーラム2001の方もかなり面白そう。
▼Broad Band Watch「自宅を監視だ！ 赤外線を発射せよ！ 行け「フレッツ・ロボ」！」
筆者ノリノリ(笑)。でもやっぱり動かないとな〜。
▼Internet Watch「オブジェクト指向の生みの親であるAlan Kay博士、教育を語る」
アラン・ケイ氏曰く「科学以上に面白いものはない」とのことだそうだ。
▼買った本
・浦沢直樹『20世紀少年(7)』小学館▼che-ez!spyzの分解とサンプル画像ですが、仕事で使うことになったので明日から一時公開を中止します。自分の署名記事なら別に良いんですが、ちょっと事情が複雑なので。しばらく間をおいてから再開予定。（現在公開中）
・矢沢あい『Paradise Kiss(3)』祥伝社
・小林よしのり『戦争論2』幻冬舎