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May 2002


2002/5/1(水)

▼ずいぶんと早寝早起きをしているハズなんだが、体が重い。エイヤっと気合いを入れないと起きあがれない。何とか会社に行っても、デスクでへばってしまう。閑散としたフロアで充電池やらデジカメやらノートPCやらをネタに雑談して、ほどよくエネルギーを充電してから事務所に移動。適当に取材をしてから編集部に戻り、画像とデータを整理して終電で帰宅。

▼パナソニックのニッケル水素充電池「メタハイ2000」を買ってみた。現在市販されている単三充電池では最大容量となる1,900mAのものだ。実は戦車に乗りに行った月曜日から、すでにFinePix S602で使い始めていたのだが、300枚ほど撮影したというのにいまだに切れる気配がない。これまで使っていた1,600mAのものより容量では20%弱の増加なのだが、実使用時間では3〜4割は長持ちしているように感じる。こいつはスゴイかもしれない。てことで、もう1セット購入してしまった。

▼森山さんにも聞かれたけど、FinePix S602を選んだ理由をいくつか。

 まず今回デジカメを選ぶ上での条件を上から順番に並べていくと、1,マクロが強い、2,スマートメディア以外の記録媒体、3,画素数が300万画素以上、4,ズームが5倍以上ある、5,そこそこのマニュアル機能を持つ、の以上5点。これで候補として挙がるのがソニー DSC-F707キャノン PowerShot G2ニコン COOLPIX 5000ミノルタ DiMAGE 7i富士フイルム FinePix S602の主要5メーカー5機種。

 一部機種がズームの条件を満たしていないが、ズームに関してはテレコンを使えばどうにでもなるし、このクラスにはメーカーが純正のテレコンやワイコンを用意しているので、条件付きでクリアということにしておく。

 ところで現在使っているC-3030Zのオリンパスがなぜこの中に入っていないかというと、C-4040Z以降はこのクラスにあたるハイエンドコンパクトカメラを発表していないから。カメラとしての使い勝手という面では、オリンパスのデジカメはもっともすぐれていると思っているのだが、ここ最近のオリンパスの商品戦略からするとそれほどこのクラスには力をいれていないし、また関係者と話した際にもうしばらくはこのクラスでは新製品が出ないことがわかったので。C-4040Zも悪くない製品だが、さすがに1年前のものでは設計仕様が古く見えてしまう。

 ここまで書いたところで眠くなったので、機種別にさわってみた感想は明日へ。

▼待ちきれない人はちょっと古いものだけどこちら山田久美夫先生のまとまったコメントが読める。

▼朝日新聞 人の皮膚細胞を免疫細胞に 米企業が成功

▼@nifty 幻の陰陽占い
 200円で月替わり守護霊符カレンダーがダウンロード出来るそうです。

▼うおーい、生きてるかぁ? 時計は多分G-Shockのことだと思うがアレってメーカーに送り返すから時間がかかるらしいぞ。


2002/5/2(木)

▼体調はスッキリ。本屋をうろちょろしてから出社。今日も連休モードでダラダラとお仕事。

▼読んだマンガ

  • 樋口大輔『ホイッスル(21)』集英社
     これも普段通り。ただ物語のベクトルがちょっと散乱気味かな。もう少し絞った方が良いんじゃないかと。
  • 八木教広『CRAYMORE(2)』集英社
     2巻まででだいたいキャラクターや世界観の説明は終了。この後どういう方向へ話しを持っていくのか期待大。
  • 目黒三吉/奥瀬サキ『低俗霊DAYDREAM(3)』角川書店
     奥瀬サキ版の元祖『低俗霊狩り』より親切な描き方をしていて、一見でもそんなに拒絶反応を示さない。でも、元祖の方の雰囲気もちゃんと残している。
  • 津田雅美『彼氏彼女の事情(13)』白泉社
     ついにブラック有馬が表に顔を出した。こっちの方が個人的には好きかも。

    ▼デジカメ話の続き。念のため書いておくと、私はカメラに関しては素人で、撮影テクも画像のレタッチもすべて無手勝流で覚えたもの。カメラの評価も、あくまでもWeb主体の編集者の視点からですのでご注意を。

     まずFinePix S602の利点。光学6倍ズームに、レンズ前1cmまで寄れるマクロと、CF(MicroDrive)対応。デジカメだと3倍ズームが標準的な仕様になっているけど、発表会やイベントだと物足りなくて、これはCOMDEXなんかの基調講演を取材したときに痛感した。テレコンを使えばいいという話しもあるけど、同時にマクロも多用するから出来るだけレンズ交換の手間も少ないにこしたことはない。デザインも個人的には◎。銀塩の小型一眼レフ(EOS KISSとか)っぽくて、いかにもカメラという感じが良い。ただし、大多数の人には大きいのも確か。でもボディの外装を前モデルのマグネシウム合金から樹脂にしたことで軽量化されていて見た目ほど重くはないし、かえって質感も良くなっている。
     続いてデメリット。やっぱり気になるのはハニカムCCDのこと。画素合成で600万画素相当だとはメーカーは謳っているが、やっぱり実画素数の300万画素のデジカメだと思っていた方が無難。ハニカムCCDのは絵はなんとなくノイジーというか解像度が足りていない感じで、植物や人物以外の直線主体の人工物を取るとエッジが乱れだれがち。でも不思議なことに、元の画像ではノイジーに見えてもWeb用に縮小を掛けたり、プリントアウトするとまったく気にならなくなる。二つ目はファームウェアのこと。このクラス(定価で10万円以上)の製品としてはカスタマイズ機能が貧弱。他の機種では当たり前だと思っている設定がなかったりして、このへんは確実に他社より1〜2段劣っている。記録するファイルのピクセル数も、1280×960の下は一気にVGA(640×480)まで跳ぶし、何よりイヤなのはファイルの通し番号を記憶することが出来ないこと。このためメディアを入れ替えるとまた1からカウント始めるため、ファイルをパソコンで管理する際にファイル名が重なってしまい非常にめんどくさいのだ。これに関してはサポートにクレームを入れている。
     以上がS602を選んだ理由と、買ってから気がついたポイント。

     次は、直前まで大本命だったソニー DSC-F707。5倍ズームだし、マクロもそこそこ強い。カールツァイスレンズと500万画素による解像度はかなりのもの。そしてインフォリチウムのスタミナバッテリーはあきれるほど長持ちする。
     ウィークポイントは記録メディアと色。メモリースティックは今後まだまだ大容量化の予定はあるが、今の時点ではやっぱり128MBでは少なすぎる。色に関しては、このテムザックの記事の緑色の恐竜ロボットを見ると、怪しい蛍光色になってしまっていることからわかるが、ちょっとヒドい。もう1点だけいうと、これは個人的な使い方の問題だが、片手だけでの撮影が不可能なのも気になった。

     ニコン COOLPIX 5000。これも一時期は本命だった。ニコンのレンズと、2cmまで寄れるマクロは、ブツ撮りが多い人間としては非常に魅力的。このクラスとしてはかなり小さいのもうれしい。でも、それが逆に仇となって、操作がしづらい。スペックの割には、トータルのデザインをメモカメラ的にまとめてしまっているのが最大の欠点かも。サブに良いかもしれないけれど、この値段のカメラをサブに使う人って誰?という感じ。だからオレの周りでこれを使っている人は1人もいなかったりする。

     キヤノン PowerShot G2。実は、ふつーに人に勧めるならこれが1番かもしれない。ウチの部署で使用率が一番高いのもこれだし。400万画素でズームこそ3倍だが、それ以外では条件を満たしているし、画像も変なところがない。強いセールスポイントも、気になる欠点もなく、非常に優等生なんだけど、それがツマラナイという人も多い。かくいう自分がそうで、なんだか物欲が刺激されない。些細な点では、普通のコンパクトカメラタイプのデザインだが、写真で見るより確実に一回りはデカい。あと、今買うんだったら限定モデルのブラックの方が格好いいし、一回りしまった感じで小さく見えるのでお薦め。

     最後になったけどミノルタ DiMAGE 7i。これはねぇ…、普通の人には縁がない製品です(笑)。

    ▼ああ、疲れた…。そういえば去年もkajieさんのBBSで同じ様なことを書いていたような気がするな。


    2002/5/3(金)

    ▼外に出る元気がわかず、部屋で本読み。ネタ仕込み&勉強用に買い込んだ雑誌を眺めて過ごす。

    ▼BroadBand Watch AII、テレビアニメ「タイムボカン」をインターネット配信

    ▼Game Watch ガンダムファンの夢が叶う話題のラジコンついに発売! バンダイ「R/C TECHROID MS-06 ZAKU II」


    2002/5/4(土)

    ▼連休のまっただ中だというのにお仕事。めんどくさい事態になるのが判っていても、やらざるを得ないのがツラいところ。取材自体はサクッと終了。記事を公開した途端、やっぱりメールが来る。でも思ったより事態は良好。

    ▼ちょろっと晩飯を食べに出たつもりが、気が付いたら3千円ほど浪費していた。だってだって…。わけは後ほど。

    without Ingram
    ▼これがの3千円の浪費の原因。なんでこんだけ突っ込んでも一個もイングラムが出ねぇんだよォ!!(右に見えるのイングラムでなくてAV-0) コレは呪われているどころじゃなくて何かの陰謀だよォ。


    2002/5/5(日)

    ▼午前3時に仕事終了。始発が動くまで軽く仮眠のつもりで寝たら、思ったより深く寝てしまう。起きると9時過ぎ。池袋をぶらついてビックカメラでS602用のMCフィルタなどを買い込んで帰宅。溜め込んでいたテレビの録画を黙々と処理して寝る。

    FinePix S602
    ▼S602にコンバージョンレンズアダプタとMCフィルタをつけた状態。普通の状態で使っていたら、結構レンズが汚れてしまったので2chのこの辺を参考にしてみた。かなりデカなってかさばるようになってしまったけど、格好良くてわりと気に入っている。


    2002/5/6(月)

    ▼連休最終日。結局、普段通りにしか休めなかった。読み損ねていた雑誌、マンガ、書籍を処理しようとしたが、何を見てもまったく頭に入ってこない。あきらめて、ただただボーっとする。夜中になってからM原の所へ。論文の下読みをさせられたあと、ラーメンを食いに出る。


    2002/5/7(火)

    ▼昨日までの日記は連休手抜きモードでした。今日からはいつも通りに。

     普段通りの時間に起きるが、体が重い。外を見ると雨。相変わらず気圧が低いのに弱い。シャワー浴びて、着替えて、何とか家を這い出る。

     フラフラと歩き回ってから編集部に顔を出し、適当に帰宅。なんか出社した意味がなかったような。

    ▼Hotwired マイクロソフトの欧州研究所が取り組む未来技術

    ▼PC Watch ソニー、ロボットアーキテクチャ「OPEN-R」の仕様を公開、SDKを無償提供
     SDKの配布は6月3日から。ついでに海洋堂のAIBOフィギュアは7月発売。

    ▼すっかり遅くなりましたがDiMAGE 7iのこと。ダメではないんですが、少なくとも私自身や、私が書いたレビューを読んで参考になる人には向かない機種です。ふつーの人がデジカメに求めているような便利さとか手軽さとは違ったアプローチで作られているものなので。私が想像するDiMAGE 7iを使ってしっくり来るユーザー像は、銀塩の一眼レフを使っているアサヒカメラとかCAPAとかに投稿経験があるアマチュアカメラマンで、そろそろデジカメにも興味があるけどいきなりレンズ交換タイプのデジタル一眼レフを買うのは躊躇している人。だから作品を撮るのには良いんじゃないかと思います。


    2002/5/8(水)

    ▼本日は半休扱いなので、夕方からのミーティングに顔を出すだけでよく、のんびりと家を出る。が、のんびりしすぎてそれすら遅刻。一応、新部署の発足のあいさつみたいなものなので、社長とか役員とかいろいろ来ていたらしい。まぁ、その辺は関係ないし。

     ぽっかり時間が空いたので、すっかり忘れていたPCのメンテナンス作業を始める。といってもHDDを入れ替えるだけ。システムドライブを5,400回転/分の100GBから7,200回転/分の30GBに換装して、浮いた100GBをUSB2.0の外付けケースに入れてデータバックアップ用に活用。

     空き時間に宿題になっている企画書を練りながら、切りがいいところで退社。フラフラと家に帰る。

    ▼そういえば社長と話したのって何年ぶりだろう。ていうか姿を見かけたこと自体、この2年くらい記憶にないんだが。

    ▼ニコン デジタル一眼レフカメラ「Nikon D100」の発売日および価格決定について
     とうとうこのクラスが30万円で買えるようになった。まぁ、どうせレンズでお金がかかるんだけど。デジカメついでに、E-20はさわったことがないですが、E-10は周りでも使っている人が多くて、特にイベント取材の多いライターさんの所持率が高いです。問題は値段ですね。

    ▼Web現代 業界騒然! 庵野秀明&安野モヨコ 超豪華結婚パーティー独占レポート!

    ▼朝日 ハッとトリック・ブラ」発売 W杯公式ブラ

    ▼Hotwired ネズミの脳に電極を埋め込みリモコン操作する研究

    ▼PC Watch ThinkPadの現在と未来(上) 、(下)
     後半の方が燃料電池、液晶、無線LANなど話題が豊富で興味深い。


    2002/5/9(木)

    ▼今日も遅めに家を出る。取材先に直行して、ぐるっと回って、事務所で写真を整理して、ノートのバッテリが切れたので編集部に行って、メモをまとめて、帰宅。

    ▼今週はなんだかむやみにボーっとしてしまう。なんか学生時代の夏休みのような感じ。やることはいくらでもあるのに。あっ、こういうときに企画書みせれば良かったんだな。

    ▼Game Watch 「2002 東京おもちゃショー」レポート おもちゃ編 Vol.1 小型ラジコンとロボットは今年も花盛り
     今回もロボットだらけ。今年の目玉はラジコンドム色違いハロか。

    ▼ホンダ ロボットフォーラム 2002

    5月26日(日) 14:00〜15:30
    出演:<作家>瀬名秀明氏
       <本田技術研究所>広瀬真人、竹中 透

    “進化するヒューマノイドロボット”をテーマに、ロボットと人間が共存する日がすぐそこまで来ていると言われている21世紀、ASIMOは一体何処まで進化していくのか?”をテーマに、Hondaのロボットに対する取り組みやロボットの将来像についてゲストに「パラサイト・イブ」の作品で有名な作家 瀬名秀明氏とASIMOの生みの親 本田技術研究所の広瀬真人氏、竹中透氏を迎え大いに語って頂きます。

     なんでまた今頃やるんだろう?


    2002/5/10(金)

    ▼パラパラ降ると小雨の中を出社し、すぐにノートの周辺機器とデジカメ用品など一式まとめてから事務所に移動。一通りセッティングしてから取材に出る。この日は4時間かけて写真200枚に、メモが約4KBの標準的な量。事務所に戻ってカタカタ整理。

     途中でちょろっと抜け出して、誘われた秋葉原での飲み会に顔を出す。あちこちから集まってきたいろんな人が参加して、かなり賑やかなことになる。名前だけは知っていた人達のご尊顔も見れたりして、なかなか濃密な時間でした。持ち込んだeyeplateやS602でパチパチと撮ってみたりする。

     3時間ほどで中座して、仕事に戻る。水をがぶ飲みしてアルコールを抜きながら、この日のメモと写真を整理。午前4時を過ぎた頃から強烈な頭痛に襲われ、ボーっとしながら何とか担当分を終わらし、5時にはぱたんとスイッチが切れる。

    なんだコレ?
    ▼飲み会に持ち込んだeyeplateで撮った写真。eyeplate自体はやっぱり大受けだったけど、写りの方はかなりダメダメ。かーなりサイケな状態だが、写っているのは幽霊でもオーロラでもなく、多分俺のハズ。屋内で薄暗い照明だったので、ほとんどの写真がこんな感じにノイズ&手ぶれでオロローンでした。

    ▼GAME Watch ガンダムファンの夢が叶う話題のラジコンついに発売! バンダイ「R/C TECHROID MS-06 ZAKU II」(後編)


    2002/5/11(土)

    ▼日中はずっと外で取材。昨日の五月雨はとっくに上がっていたが、何となく肌寒い空気が残っていたので、上着を着て外に出る。それでも取材で歩き回ると暑くなってきて、結構汗をかいてしまう。段々と夏になってきたなぁ、と実感。

     今日はもう大したことはないだろうと気合いを抜いていたら、意外に忙しいことになってしまう。午後9時前に切り上げて、晩飯はペッパーランチでキムチペッパーライス。鉄板で混ぜ込むとただのキムチチャーハン。事務所に戻って編集開始。

    ▼右のまぶたに吹き出物ができてジンジン痛い。

    ▼最近、このページにGoogleからChe-ez! SPYZを検索して飛んでくる人が多いのだけど、「Che-ez! SPYZ 隠し撮り」で一番最初に引っかかってしまうこのページってどうなのよ?

    ▼@LAWSON 「千と千尋の神隠し」キャラクターグッズ

    ▼アサヒコム 特集・瀋陽総領事館事件
     メルマガ「週刊サイゾー2.0 Vol.44」には今回の事件の真相を知るというジャーナリスト・石丸次郎の寄稿がある。「JMM No.165 Saturday Edition」の冷泉彰彦『from 911/USAレポート』では、今回の事件は「ブダペストの夏」を再現するためのテストではないか、との考察。

    ▼今回の事件の裏側はいろんなことがあるみたいだが、一つだけはっきりしているのは外務省ってやっぱバカ。ひどくおおざっぱな言い方だけど、こうとしか言いようがないね。何でこういう事態を想定してなかったのかが不思議でしょうがない。

    ▼それもこれも日本自体に緊張感がないからかも。


    2002/5/12(日)

    ▼昼過ぎに起き出して、寝ぼけた頭でPCに向かっていると編集長がカメラを担いだIさんを連れて戻ってきた。何でも某ローカルUHF局の一コーナーに使うとかで、編集長の仕事風景を撮っていた。それにしてもアシスタントの女性が、男所帯の部屋を見て密かに顔をしかめていたのには泣ける。

     何とか机に向かい続けているが、どうにもこうにも原稿は進まない。たかだか1週休んだだけで、あっという間に蓄積が消えてしまって、勘も何もあったもんじゃないな。さぼっては書いて、さぼっては書いてを延々と繰り返して、午前2時にようやっと完成。無駄に長いテキストになってしまった。

     とっくに終電もなくなっているので、暫し雑談。途中で吉野家まで食いに行ったりしながらまったり過ごして、始発待ち。

    ▼東がコジェーブの先にオタクを継いでいるのは判った。じゃあ、コジェーブの議論の吟味というのはされているの?>M原

     それにしても、この件はコレこそデータベースと物語の対比という感じで面白いな。「オタクのデータベース化」という物語を論じた物に対して、それこそデータベース側からデータベース的な反論がある。「オタクは他人に規定されるのを嫌う」とも言うが、まぁそんな感じか(笑)。

    ▼唐突に思った。仮にもし、高校の時(中学でも幼稚園でも良いんだけど)に戻ったとしたらどうだろうか? ウィーンと頭の中でシミュレーション → あぁダメだ。何も変わらんな。考えてみると、いつかの時代に戻りたいという願望はないんだな。ある特定のシチュエーションを思い浮かべて、あのときもっと違ったふうに振る舞っていれば、と思うことは多々あるが、それでも実際にそのときそう振る舞ったとしても、今の自分と大して何かが変わっているとも思えないし。だから、その願いが叶ったとしても、それは本当にただの自己満足だ。今しかないのだ。でも、もしかしたらコレってただ現状に満足しているだけなのかも。うーん、現況がイヤなのかそうでないのかといったら、確かにイヤではない。足りないところ、やりたいこと、やりたくても今の自分では出来ないこと、やろうとも思わないこと。どれもこれもたくさんあるし、思い出すたびに壁に頭ぶつけて、そのまま穴あけて、埋めちまって、閉じこもりたくなるような恥ずかしいことはいくらでもある。まぁ、それでも今が良いんです。

    ▼と、全力で現状肯定をしてみるテスト。不毛だ。

    ▼読んだ本

  • コリン・タッジ他著『第二の創造』(岩波書店)
  • ポール・オースター『ミスター・ヴァーティゴ』(新潮社)
  • Logitech Pocket Digital Camera
     どうやら中身はeyeplateとほとんど同じ物のようだが、こちらはメモリが倍の16MBになっているし、なんといってもカッコイイ!

    ▼メモ Microsoftサポート技術情報
    192.168.0.1が既に使われていると ICS でエラーメッセージが表示される
    Windows2000/XPクライアントをNTドメインに参加させることができない


    2002/5/13(月)

    ▼始発までと1時間くらいのつもりで仮眠室にて横になったら、熟睡してしまった。うあ、とっくに昼過ぎだよ、おい…。

     さすがに4日目では、ちょっと人としてヤバいくらいの状態なので、発表会も映画もすっ飛ばして帰宅。帰ってもまた寝るだけ。

    ▼発表会でカナダ大使館に行くつもりだったのに、すっ飛ばしてしまった。1人でコレをやってみようかなぁ、とか思っていたんだけど実現ならず(笑)。

    ▼AIBO EXPO 2002 “AIBO 3rd Anniversary”

    日時: 2002年5月18日(土)〜5月19日(日)11:00〜20:00
    会場: 銀座ソニービル 8Fソミドホール(中央区銀座5-3-1)
    入場: 無料
    http://www.jp.aibo.com/

    世界最薄のカードサイズ液晶デジタルカメラ
     いいなぁ、コレ。eyeplateはサブにもならないけど、コレならサブにちょうどよさそう。

    ▼朝日 世界一軽い固体、NASAが開発
     CNNでながれていた凍った煙と同じ物だけど、こっちは写真あり。寒天? 食ったら上手そう。

    ▼溜池通信 中国の統計疑惑(4月24日の所)

    ▼なるほど、よくわかった。唐沢と絶望書店主の議論の枠組みが東とはずれているというのには同意。あと、この場合の「データベース化」って言うのは、個々の要素を物語的な結合でなく、データベース的に無関連に蓄積するっつーことね。関連要素を抽出することなく、ただ萌える要素を検索して拾ってくるだけって訳か。だからクンクンはしていないってば。


    2002/5/14(火)

    ▼フツフツと沸き上がる物が一切感じられず、ちょうど気持ちの良い気候も手伝って、ただボーっとする。

     そのままじゃあまりにも情けないので、読みかけの小説を何冊か読了する。どうもこのところぶつかる小説が、ことごとくまったり系ばかりでそろそろ飽きてきたなぁ。ふと思い出して、積ん読の山からゴソゴソと探し出してきた舞城王太郎『煙か土か食い物』(講談社)を読み出す。

    ▼仕事がらみは一切するつもりはなかったが、メールだけはやたらたくさん書いてしまう。そのうちに電話まで掛かって来てしまい、大阪とアメリカを結ぶ陰謀にゴニョゴニョと荷担する。最近はこんなんばっかだ。会社宛のメールを読んでいると編集部でも別件で編集長が暴れていたもよう。断片的に流れてくるメールに戦々恐々。

    ▼Hotwired 「静かなパソコン」への取り組みは消費者にアピールするか
     今のPCのトレンドは、小型化、テレビ録画、そして静音化。こう見ると、日本のDIYマーケットは見事に世界のPCトレンドを先取りしていて驚く。台湾メーカーが、海外に比べると小さい日本のマーケットを重視する理由は、やはりこの辺りなんだろう。

    ▼みやのさんの国籍浪人の話しを読んで大いに笑う。もし永久に就国しなかったら、それこそ本当の無国籍人になれるのか。それはそれで面白そうだ。ついでにバイタリティのあるヤツは、ベンチャー国とか造っちゃったりして、もし上手くいってGDPとかもどんどんうなぎ登りになったら国を大国にうっぱらって一儲けしたりして。おお、そういえばこれって『沈黙の艦隊』じゃん。


    2002/5/15(水)

    なんだコレ?
    ▼ああ、眠い。もう本当に眠い。何もかも眠りながらしていた気がする。夕方くらいまでは、何をやっていたかまったくもって記憶がない。

     夕方5時過ぎくらいからはっきりしてきて、メーカーさんの所にお使いに行ったり、何か写真を撮ったことは覚えている。夜中はいろいろ文章を書き書き。早めに帰宅。

    ▼人のふり見て我がふり直せ。いや偉そうなことはするもんじゃないなぁ、と自戒。こんなに格好悪いものだとは思わなかった。

     恥はかけるウチにかけとも言うが、物事には限度があるという話し。

    ▼目覚ましTVで「女の子が待ち合わせで出会ったときに手を振るのはなぜ?」という調査。これって犬がしっぽを振るのと一緒でしょ(笑)。

    ▼Hotwired ペンサイズの投影型仮想キーボードが登場
     写真。うお、これは格好いい。使いやすいかどうかは別として、非接触型の入力デバイスは面白そうだ。

     『スパイダーマン』のような大作映画は違法コピーの特効薬
     映画館で映画を見るようなインセンティブを持たせるというのは良い方向だと思う。つーか、日本の映画界も見習え。

    ▼赤ん坊を背負った自爆テロリストがいてもおかしくないと思ってしまうのは、悲観的過ぎるのだろうか。


    2002/5/16(木)

    ▼どうやら僕の頭の中にも、紫色をして背中に何となく顔に見えなくもないイボイボをたくさんくっつけた変な虫が住んでいて、やる気を食べているみたいです。誰か駆除の方法を教えてください。それともシリツが必要なのですか?

    ▼Hotwirede メディア理論の大家マクルーハンのドキュメンタリー・フィルム
     遺伝子バンク・プロジェクトで懸念される倫理的問題
     無線LAN機器市場が好調――米インスタット調査

    パグAIBO
     人相悪すぎ。ほかに倍速AIBOとかも。

    ▼読んだ本

  • 田中宇『仕組まれた9.11』(PHP研究所)
     Web上の膨大な資料から著者が解き明かすのは、一見すると陰謀論のような世界。すべてを信じた訳ではないが、この説得力は一概に否定できない。一つだけ言えることは、この本を読み終わる頃には戦争観が明確に変わっているだろう。
  • 舞城王太郎『煙か土か食い物』(講談社)
     話題通りの本。ただ、読みながら度々デジャビュに襲われたのは何だったんだろう?

    ▼dejitalcamera.jp デジタルカメラ クラス・価格別ランキング(2002年04月22日〜04月28日分)
     S602がハイエンド機種で売り上げトップに。ついでにWeb上で読めるのS602レビューいろいろ。岡嶋和幸のデジタルカメラ撮りたい放題伊達淳一のデジタルで行こう(撮影サンプルのみ)、デジタルカメラ研究マガジンdpreview.com、2chデジカメ板S602スレその1その2


    2002/5/17(金)

    ▼気分が萎え萎えのまま、お仕事。どうにかこうにかして必要最低限のことはこなす。

    ▼ポケットに入れていたeyeplateを落としてなくした(;´Д`)。多分、自転車に乗っているときだと思うけど、この雨の中だから、もし見つけたとしてもおそらく壊れていることだろう。ふえーん、踏んだり蹴ったり。

    ▼そうか、これはEXILIMを買えという天啓なのだ。でも、EXILIMは最短で1mまでしか寄れないから、ラーメンの写真も撮れなさそうなのがネック。それに今更ながらDiMAGE Xも気になっているんだよな。このサイズで、3倍ズームでそこそこのマクロも可ってのは、出来すぎだよ。


    2002/5/18(土)

    ▼怒濤のお仕事。ああ、もう今週もめんどくさいネタだらけだ。みんな責任もって商売やろうよ。ウチは広告じゃねぇっての。

    ▼ZAKZAK FBI、乗っ取り機突入を察知していた
     田中宇の『仕組まれた9.11』を読んだあとでは、これすらも素直には受け取れない。共和党内部での権力闘争なんじゃないの。

    ▼Cnet ゼラチンのニセ指でセキュリティーを突破
     光彩や網膜でやる方は破れるものなのだろうか?

    ▼読売 体外でも時刻む!…体内時計をつかさどる脳内細胞
     この細胞を使って「俺時間」で動く時計とか造って欲しいな。


    2002/5/19(日)

    ▼ブスブスブス…。煮詰まって、頭抱え込んで、終いにゃ焦げ付いてます。しっかし、俺ってなんでこんなに文章書くの遅いかな。誤変換もひどいし、助詞も間違うし。こういう時って、頭使ってロジカルに文章を組み立ているつもりでも、実際は何にも考えていないに等しい。しょーもないことに引っかかって、時間食ってさ。

    ▼そういうわけで、終わったのはすでに月曜日の夜明け過ぎ。自分でも判ってます。

    ▼今年度分の給与辞令がようやく出る。気持ち程度は増えていたが、まぁポジション自体は変わっていないし、本業では新しいことは大してしていないのでこんなもんか。今年は今までボランティアでやっていたことをどうにかシゴトにせんとなぁ。どんなに記事を書いても写真を撮っても、経費は出るんだけど給料に反映しないっていうのはやはり痛い。記事自体がどれだけ評価されてもね。

    ▼ゆうきまさみのスケッチブック「どーしていいかわからない田舎のクモ男

    ▼倉庫なら裏にあるだろ? も一つ、田中宇を「田中ウ」と打って変換するのは止めましょう(笑)。

    ABCイベント情報

    「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第一巻」(角川書店)刊行記念
    安彦良和氏サイン会
    ミニトーク同時開催
    特典:特製ポスター抽選会
    日時:2002年6月2日(日)
    A部15:00〜(集合14:30)
    B部17:00〜(集合16:30)
    会場:青山ブックセンター本店 カルチャーサロン青山
    お問い合わせ先:03-5485-5511(10:00〜22:00)
    参加方法・注意事項:
    青山ブックセンター本店にて5/29発売予定の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第
    一巻」(角川書店)をお買上げのお客様先着400名様にサイン会整理券をさしあ
    げます。
    また当日サイン会会場にて、サイン会参加のお客様のために「ガンダムA 特製
    ポスター抽選会」を開催いたします。こちらもあわせて参加ご希望の場合は5/25
    発売予定の「ガンダムA」をご購入ください。抽選会参加券をお渡しいたします。
    


    2002/5/20(月)

    ▼朝方まで1人で事務所にて、店が開く時間までボーっと過ごす。新宿のヨドバシで溜まっていたポイントをDVDに交換して、池袋で「スパイダーマン」を鑑賞。ジュンク堂とリブロで5千円ほど使ってから夕方に帰宅。シャワーを浴びて、雑誌とマンガをめくりながら寝る。

    ▼PCweb 次世代プロセッサの必需品!? ナノテクを用いた冷却チップ

    ▼2chのデジカメ板で見つけたダイブするシロクマ。中に人が入っているかと思った。

    ▼今更ですが千と千尋のDVDの詳細。ちなみにコレクターズエディションはあらゆる方面で予約に失敗。当日に掛けるしかなくなってしまった。

    ▼PC Watch IPA、ソフト開発者発掘事業の成果発表イベントを開催〜2002年度事業には、アラン・ケイ氏も参加

    ▼スパイダーマンを観た。久しぶりに「面白い」と声を大にして言えるような映画だった。大きな力を得た少年が力に溺れ、力の使い方を知り、力を持つものとして覚悟をする成長譚。誰にでも非常に受け入れやすい物語だと思う。脚本も伏線をきっちりと生かし、かつ観ている側にもそれをわかりやすく描いていて過不足がない。わずかに残された点も続編への伏線だと思えば期待もふくらむ。映像も話題の空中ブランコをはじめとして大変に気持ちが良いものに仕上がっている。普通だと、そういう売りのシーンは変に強調されて食傷気味になったりするのだけれど、全編にわたってCGを多用した濃い映像だし、役者たちの演技も濃いので、あまり浮いた感じはしない。

     アニメと実写の違いとして、アニメはほぼ100%監督の思うとおりの映像を制作できるのに対して、実写ではそれが不可能だという点が一般的に言われる。僕も押井守の「AVALON」の感想として、実写で押井的な画作りをしようとして失敗していると書いたが、それがこの映画ではおそらく100%監督の意図する映像に仕上げられている。ハリウッドの面目躍如だ。スパイダーマンがビルを這い上っているシーンなどは、スパイダーマンの動きまで徹底的に作り込まれていて、特徴的なカメラアングルと相まってアニメを観ているようだ。それだけCG臭い映画だとも言えるが、観る側も変身ヒーロー物だという前提がある分だけ、科学的に変な描写と一緒に頭の片隅に追いやられてしまう。

     ストーリーは変に正義を振りかざすことなく、身の丈にあった視点から上手く主人公にヒーローとしてのモチベーションを与えている。それも隣人愛や自己犠牲といったキリスト教的な価値観が根本にあるように感じたが、宗教的なシーンや意味合いは一切出てこないので、万人が共感できるものになっている。9.11テロ後にNYを舞台にした映画と言うことで、最近のアメリカの政治的風潮と絡めて語られることもあるが、確かにそう感じさせるようなシーンは多い。例えば「もののけ姫」のように善悪だけでは決められない選択を突きつけるようなシーンがあるが、ヒーロー物である以上、戦いに決着は付けても、選択に対しては明確な結論を出すことはしていない。あのシーンをアメリカ人がどう見たのかが非常に気になっている。

     実際に映画を観ているあいだは、ストーリーや映像面ともに非常にアメコミ的だと感じた。原作が元々アメコミだから当然なのだが、陰のあるヒーロー像や、決めのシーンなどはきっと、絵コンテと思えるほど似たシーンが原作にもあるのではと思える。映画版と原作違い、アメコミにおけるヒーロー像の変遷、アメコミと日本のマンガ・アニメの関係など、気になることがたくさん出てきたんだけど、このへんの解説って誰かしていないのかな?


    2002/5/21(火)

    うわあああああああぁぁぁ……。恵ちゃんがぁ〜。

    ▼ドキュメント6.21

  • AM 04:30 昨日は変な時間に寝てしまったので、ジジィのような早起き。そのままWebを巡回。
  • AM 05:00 あちこち見ているウチに、ちょうどZAKZAKの朝の更新がされる時間になったので、見に行く。そこで第1報告発見。一瞬、何のことだか判らない。留年が決まったときのような焦燥感がまとわりつく。
  • AM 05:05 ほとんど停止しかけた頭を抱えながら、「目覚ましテレビ」が始まる5時25分をじっと待つ。車で事故を起こして、現場で警察が来るのを待っていたときのことを思い出す。
  • AM 05:25 「目覚ましテレビ」番組開始。冒頭でいつも通り小島アナ、大塚アナ、そして吉田恵ちゃんの3人が並んで登場。いきなりサンケイスポーツを取り出し、大塚アナが記事を読み上げる。横では恵ちゃんが照れながらも、幸せそうに微笑む。目覚ましTVのスタッフにも内緒だったらしく、大塚アナが「なんで教えてくれなかったの?」と憤慨。違うっ! そうじゃないっ!!
  • AM 08:00 番組終了。小倉アナの顔が大写しになったのでテレビのスイッチを切る。「目覚ましテレビ」放映中、都合4回ほど恵ちゃんの結婚ネタが扱われた。本当にうれしそうな顔で、本人も「幸せでぇ〜す」と明るく言っていた。そうか。そうなんだね。
  • AM 10:00 気が付くと2時間も何も映っていないテレビを見つめていた。いても立ってもいられず、着替えて適当に荷物をひっつかんで家から飛び出す。今ならきっと、なんだって出来るぞ。
  • PM 02:00 フラフラするウチに御茶ノ水へと辿り着いてしまう。人恋しさに、髪を切りに行く。いつもの人がおらず、若い兄ちゃんがあてがわれる。なんだかいろいろと話しかけてくれたが、君じゃぁダメなんだよ。
  • PM 08:00 気が付くと地元に帰ってきていた。帰り道、中学時代の同級生に出会う。久しぶりでつもる話しもあるハズなのに会話が弾まず。ふと、あす別の同級生の結婚式に出席すると聞き、言葉が止まる。ゴメン、オマエのせいじゃないんだけど。
  • PM 10:00 帰宅。気が紛れればと、いくつか仕事のメールを書く。そのままウェブを眺めていると、M原のページで凍り付く。それがきっかけで今日一日で溜め込んでいた感情を一気にはき出す。クソッ、何でなんだよぉ…。


    2002/5/22(水)

    ▼ちょっと寝坊気味。JMMでの連載をまとめた冷泉彰彦『9.11』(小学館)を読みながら出勤。ちょっと取材に出るが、垢がすっかり落ちたかのように収穫なし。写真とメモを整理してから、編集部に移動し細々と雑務。

     気が抜けて雑談モードになっていると、ケータイ関係のKさんがカシオからEXILIMのサンプルを借りてきたので触らせてもらう。MP3プレーヤ機能付きの方だが、ステンレス製のボディが想像以上に良い質感に仕上がっていた。これは格好いい。ちょうどeyeplateを無くしてしまったところなので、猛烈に欲しくなってきてしまった。触ってみると、マクロは最短距離1mのスペック通りで、手に持った物を撮ろうとすると、見事にピンぼける。くぅ、これさえ何とかなれば、諸手を挙げて買いに走るんだけどなぁ。ちなみに実売価格はヨドバシカメラの予約ではMP3プレーヤ機能付きが39,800円、無しが29,800円となっている。6月21日の発売まで悶々と悩むとしよう。

     そのほかもいろいろとデジカメ話。某社の新製品の資料を見せてもらって、こちらも激しく興奮する。うう、もしかしたらS602を買ったのは、早まったかもしれない…。これも早く実物が触りてぇ〜。

     気が付いたらだいぶ遅くなって皆がいなくなりつつあったので、あわててDさんを捕まえて企画書を渡してご相談。最初の反応は予想通り。この方面は苦手そうだもんなぁ。まぁ、それは判っていたので、その辺りは口頭でフォローを入れてサンプルと一緒にとりあえず編集長預かりということに。ちょうど終電間際だったので駅まで駆け足。

    ▼家に帰ってきてからプロジェクトXの東京ドームの回を再放送で見ていたら、終わりに本放送時の「士農工商テント屋」との表現を、抗議があったため再放送では削除した旨の説明があった。

    JMM No.167 『対談 :中村桂子 × 村上龍』 第2回目(全2回)「生命科学、バイオビジネス」
     わりと当たり前の内容。でも薄い。

    ▼富士写真フイルム FinePixS602をお買い上げのお客様へのお詫びとお知らせ
     げげ。試しにカスタムホワイトバランスをムチャクチャに設定してみたら、ホントにフラッシュ使用時は無効になってしまった。カスタムホワイトバランスはほとんど使わないんで支障はないけど、レンズ内部にでっかいホコリが付いているんで、修理ついでに掃除してもらおうかな。

    ▼AV Watch オリンパス、800万画素動画カメラと自動画像補正装置を開発

    ▼復刊ドットコム 藤子不二雄Aランド 全149巻
     ううむ。これまた気になる物が。

    ▼経済産業省 コンテンツ産業政策

    スティーブン・ジェイ・グールド氏逝去
     知ったのは21日付の朝日の朝刊。bk1 追悼・スティーブン・ジェイ・グールド

    ▼DVDは映画1本を1枚のディスクに収められるように、と言う意図が開発当初はあったはずなのに、規格をまとめる段階で各社の技術を寄せ集めた結果、当時可能だった最大容量よりも減ってしまったという経緯があったはず。Blu-ray Discに移行する頃にはピックアップ周りの部品も安くなっているはずだから互換機も安く作れて、レーザーディスクほどひどいことにはならないでしょうが。

    ▼吉田恵ちゃんに関しては「不可知情報の伝達困難性と伝播時の感情強励起現象について」という文章を書き出したのだけど、詰まったので放置。中身は2年前と同じネタ(笑)。


    2002/5/23(木)

    ▼午前中から新宿に出る。今日オープンのビックカメラ新宿西口店の様子を見るために。着いた頃には開店から2時間近く経過しており、行列こそなかったが店内はたいそうな混みよう。所々には目玉の特価品ワゴンがあり、そこではまた一段と人の山。開店前からの行列は6千人にもなり、最後尾は都庁にまで届いていたとか。

     人の多さに当てられたわけではないが、特価品以外の値段も、品揃えも大したことがなかったので、こっちはすっかりと冷めてしまい、ご祝儀代わりにデジカメ用に500円のレンズキャップを買ったら、さっさと後にしてヨドバシカメラへと向かう。こっちは対抗してポイントを18%ととかやっていて、ふつーに買い物するならこっちの方が断然お得。

     目的のDVD売り場に辿り着き目当ての物を手にとってレジに並んでいると、本日限りの特価品でナディアのDVDボックスが50%オフの29,000円になっていたので、レジにて思わず「下さい」と言ってしまう。ついでにポイントカードも16,000ポイントほど溜まっていたので、現金約13,000円にてゲット。定価58,000円なのにいいんでしょうか?

     編集部に着いてからナディアを予約して定価で買ったFさんに自慢してから、資料を持って事務所に移動。ちょっとだけ取材をしてデータをまとめていると、あっという間に23時になったので帰宅。あっ、仕事するの忘れてた。

    マネーポッター
    ▼マネーポッター

    ▼ううぅ、なんだかまた気になるデジカメが発表される予感。今年は例年より発表時期がずれ込んでいるな。

    ▼産総研 宇宙メンテナンスロボを開発
     パトレイバーかプラテネスですか?

    気持ち悪いマウス

    辻加護

    ▼さすがにこれを買う気が起きなかった自分に一安心。

    山形浩生のamazon.co.jp書評一覧

    ▼買った本

  • 富野由悠季/上野俊哉/大塚英志/ササキバラ・ゴウ『戦争と平和』(徳間書店)
  • 呉智英『マンガ狂につける薬21』(メディアファクトリー)

    ▼買ったマンガ

  • ハロルド昨石『BECK(11)』(講談社)
  • 黒田硫黄『茄子(2)』(講談社)
  • こいずみまり『Let It Be!!(2)』(小学館)
  • 中野純子『ちさ×ポン(1)』(集英社)
  • 矢沢あい『NANA(5)』(集英社)


    2002/5/27(月)
    AIBO's

    ▼気が付いたら月曜日。金曜日からこっち、変な頭痛にとりつかれたまま一日中歩き回って仕事したり、給料日に生活費をおろしたその脚で服を買ってしまったり、しょうがないのでまたおろしに行ったら今度はCDを買ってそのままWindows XPのMedia PlayerでWMAファイルにエンコードしてみたら下手なMP3よりも音が良くって驚いたり、昼飯に入ったマクドナルドで『ロケット・ボーイズ2(下)』を開いたら面白くて仕事も忘れてその場で一気に最後まで読んだり、携帯に届いた変なメールに適当な返事をして遊んでいたらしつこくメールが来るようになって難儀したりしてました。

    ▼月曜日はいつものパターンでM原とダベる。ネオ・ダーウィニズムとかウイルス進化論とかクローンとか。しかし『免疫の意味論』まで持ち出すとは恐れ入ったぜ。オレも読み直そっかな。大学に入ってからこっち、科学書をメインに読み出すきっかけになった本でもある。

    eReportSite
     無償で公開された経済系のレポート・リリースのデータベースサイト。

    ▼2chデジカメ板・動物園で撮った写真をうpしよう
     最近、デジカメ板に入り浸ってしまってるんだが、中でもお気に入りのスレ。これのマレーグマとか、東山公園のペンギンとか、けだるそうなカンガルーとかがナイス! みんな写真上手いなぁ。

    ▼毎コミ R2D2がほしい人におすすめ!! 実用的な自作ロボット「ER1」

    総務省情報通信統計データベース
     いつの間にこんな便利そうなページが。

    1/24 RX-78-2 ガンダム 78,000円

    ▼だれかOpenHRP使って、本当の2足歩行ロボット格闘シミュレータを作ってもらえないものでしょうか?

    ▼マンガの登場人物の向きが時制(未来・過去)を表わすというのは、夏目房之介もよく言ってました。どの著作で触れているかはわかりませんが、マンガ夜話では何度か見ました。

    ▼最近、「多様性」という言葉を便利に使いすぎているような気がする。自分もまたしかり。

    ▼買った本

  • 苫米地英人『洗脳原論』(春秋社)
  • 舞城王太郎『暗闇の中で子供』(講談社)

    ▼買ったマンガ

  • 山下いくと『ダークウィスパー(2)』(メディアワークス)
  • 安彦良和『韃靼タイフーン(4)』(メディアファクトリー)
  • 外薗昌也『琉伽といた夏(2)』(集英社)

    ▼買ったCD

  • Orange Pekoe『Organic Plastic Music
     ドリカムとかUAとかいったあたりの女性ボーカルの要素がいろいろ入っている。
  • 椎名林檎『唄ひ手冥利〜其の壱〜
     田崎先生もお薦めの『木綿のハンカチーフ』がイカス。
  • inconnue『アンコニュ
     声がムチャクチャオレ好み。ただし今の路線はちょっと疑問。上手いプロデューサーがつけばブレイクも可能なのに。

    ▼買ったDVD

  • ガタカ
     『ソードフィッシュ』を買うつもりが売り切れだったので、こっちを買ってしまった。
  • 不思議惑星キン・ザ・ザ
     2年前に一度発売されたものの字幕に不備があって回収・廃盤になっていたのが待望の再登場。
  • 人狼(DTS Edition)
  • 耳をすませば


    2002/5/28(火)
    花
    花

    ▼ボーっと午前中から起きている。いい日差しと気持ちよい風に引っ張られて、カメラを持って近所を散歩。畑や公園でマニュアルモードでいろいろと試しながらパシャパシャ撮影してみる。花を撮るのはおもしろい!

     家に戻ってから、夕方から経営戦略なんたらとかいうのがあったのを思い出す。事前の話しによるとひどくくだらないということなのでキャンセル。経営陣はいい加減に、ウチが何の会社なのかを思い出して欲しい。

     行かない代わりに夕方から昼寝。起きてから溜めていたマンガを処理。今週は面白いものばかりで大満足。

    ▼VISAが流している、地下鉄の中で兄ちゃん同士がTシャツを交換したり、カフェの軒先でバリスタがエプロンを交換したりするCMで、女子高生の集団が街角でブレザーを交換するシーンがあるのだが、アレって秋葉原の中央通りなんですが、なぜに?

    ▼やじうまAV Watch ワールドカップ開幕間近! 国際メディアセンターに行ってみた
     メディアセンター内には海外メディアがニュースのバックにするための日本庭園。こうやって誤った日本のイメージが再生産されていく。

    ▼BroadBand Watch 2回線のADSLを同時接続しスピードアップに挑戦
     やることがなくなってきて、段々とエンドユーザーから離れてきているような。

    ▼BroadBand Watch BIGLOBE、女の子のコスプレ姿などを配信する「キャンギャルdeコスプレ」
     つまり需要があるということですね。

    ▼読んだマンガ

  • 山下いくと『ダークウィスパー(2)』(メディアワークス)
     これだけ情報を詰め込んでいながら、あくまでも読者は登場人物以上の視点をもたらされず、知ることが出来るのはこの世界の一端のみ。が、徐々に自体は進行していく。面白いんだけど、相変わらず画は読みにくい。
  • 安彦良和『韃靼タイフーン(4)』(メディアファクトリー)
     これは一応ハッピーエンドなのか。『虹のトロツキー』なんかの一連の歴史物や、『ガンダム オリジン』とは違い、力の抜けた感じが楽しい。所々の微妙に似ている実在の政治家の似顔絵(?)が気に入った。
  • 外薗昌也『琉伽といた夏(2)』(集英社)
     これも分類すると妹モノなのか(笑)。まぁ、まっとうに面白いSFです。
  • ハロルド昨石『BECK(11)』(講談社)
     BECKは面白い上にコミックスが出るのが早いのがうれしい。
  • 黒田硫黄『茄子(2)』(講談社)
     黒田硫黄の一連の作品の中では一番好きなシリーズ。茄子しばりのオムニバス形式だから盛りだくさんに感じるからかも。江戸時代のある地方武士の話しにはやられたって感じ。
  • 矢沢あい『NANA(5)』(集英社)
     相変わらずまったく先の読めない展開。読者の期待を裏切る方向へと話を進めながら、読者を満足させているのはスゴイ。


    2002/5/29(水)

    オリジン

    ▼今朝は人生を賭けた早起きに挑戦。しかし失敗。それでも「まぁいいや」とは投げ出さずに、テクテクと渋谷へ出向いてABC本店でお目当てのブツを購入する。右の写真がそれ。整理番号はかなり前の方だけど自分の年齢よりは大きい数字。一瞬、これなら定員400人も集まらないかも、とか思ってしまったけどまだ発売初日だし、午前中だしで当たり前か。つーことで、少なくとも明日(木曜日)のうちなら整理券はたっぷりあると思われ。

     腹が減ってどこかで昼飯を食おうと迷っているウチに、12時を過ぎてさらに渋谷は人手がましてどうしようもなくなる。しょうがないんで素直に事務所に移動して、ベッカーズのでっかいハンバーガーにかじりつく。腹もふくれて眠気が襲うところをなんとかこらえて、メールで来た情報の確認に向かう。

     戻ってきてから、さすがについに我慢がきかず、暫し横になる。気が付くと日もとっぷり暮れている。あわててやりかけの作業を終わらしてから市ヶ谷に移動し、こっちで月刊誌の方の仕事を終わらせる。それでもまだ眠気が抜けないので、相変わらず携帯に届く変なメールを読みながらとっとと帰宅。

    ▼PC Watch ニコン、光学8倍ズーム500万画素のシリーズ最上位機「COOLPIX5700」
     ついに発表された今年のコンパクトハイエンドクラスのNo1候補。S602とボディデザインが激しく似ているが、このクラスはおそらく皆こういった一眼レフ似のデザインに集約されると思われる。結局、一番使いやすいし。カメラマンの伊達淳一さんのページには早速サンプルが上がっている。けどなんだかエッジに偽色がでてるし、やたらシャープネスが強くかかったような画像だな。

    ▼Hotwired 稲葉振一郎の「地図と磁石」第4回 構造改革主義者の「日本型経済システム」論
     長ぇ〜よ。読みながら寝ちまったい。そうか、今の日本経済ってインフレチキンレースだったんだ!

    Scientific American (SA) 2002年1月号での11ページにわたる批判に答える Bjorn Lomborg、山形浩生訳
     この文章が出るに至った過程は、このへんとかあのへんにある。元になった本の早い邦訳を望む。山形浩生による元本の概要。やっぱりリスク計算が必要なのか。

    ▼あの日の他のニュースを見るとわかりますが、単にネタがなかったときにたまたまリリースが来たのであんなのでも拾ったんだと思います。普段ならダイジェストニュースに突っ込んでお終いなんですが。広告や2次配信の関係で、一日に上げるニュースの本数は、ある程度の数が必要なのです。
     ブロードバンド環境になってみんなコンテンツ、コンテンツと叫んでいるけど、回線が太くなってもみんな見るページがそんなに変わるわけではないのだから、どっちかと言えば既存のコンテンツを増強するのが筋だと思ってます(サーバ、回線に内容も)。

    高校生の半数が自宅で勉強しないそうだが、非常になっとく。自分も高校1年から2年にかけては部活のためだけに学校に行っていて、学校だろうが家でだろうが一切勉強しなかった。一応、進学校だったのに、宿題までしなかったので何度か呼び出されたりしましたが。その分、3年になってからは鼻血が出るほするハメになった。

    ▼AV Watch ソニー、CD-ROMに個別情報を追加する「Postscribed ID」技術
     通常のCD-ROMに比べてどれだけコスト増になるか不明だが、もっとも一般的な配布メディアにすらIDがふられるようになる。

    ▼買った本

  • 佐倉統『進化論という考え方(講談社現代新書)』(講談社)
  • 米本昌平/松原洋子/[木勝]島次郎/市野川容孝『優生学と人間社会(講談社現代新書)』(講談社)

    ▼買ったマンガ

  • 安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGINE(1)』(角川書店)


    2002/5/30(木)
    花
    花

    ▼今日も運命の早起き。昨日ほどは重要じゃないが成功。品川までブラブラと出かけ、デジカメの発表会を見学する。ブツは、そこそこ売れそうな代物だけど、個人的にはあまり興味がわかないなぁ。出来れば3倍ズームはいらないから、もう1ランクしたの製品を作って欲しい。

     ついでだったんで、メーカーの人と話すごとにファイルナンバーの件や、操作性に関するS602に不満点を吹いて回る。こんだけ言っておけば少なくとも次の製品で直っているだろう(笑)。

     12時前には会場を離れ、近くでアウトバックを見つけたけど時間がないので泣く泣くあきらめ、秋葉原に移動して今度は某新ショップの内覧会に潜り込む。うーん、確かに店内はきれいだけど、それだけのような…。まぁ、あとは実際に開店してからだな。

     一度事務所に戻って昼寝をしてから今度はA社のMさんと、S社のHさんとあやしい会合。ひじょーにアキバらしいモノというか、イベントを見られて大笑い。ていうか、そんなんでホントにいいのか? アメリカ本社の人間が見たら悶絶するぞ(笑)。

    ▼深夜のTBSで放映していたCBSドキュメントに、ジョン・ナッシュと婦人のアリシアと一緒に出演していた。映画は実際とどう違うかなどについてダン・ラザーがインタビューしており、「ビューティフル・マインド」の撮影現場でラッセル・クロウとナッシュが話している様子も少し流れた。映画でのラッセル・クロウが演じた年老いてからのナッシュは、体格こそ違うものの本人にかなり近いイメージで演じていたことがわかった。

    ▼気になる本

  • 栗原徹 監修『廃墟の歩き方』(イーストプレス)
     監修者は廃墟Explorerの管理人。


    2002/5/31(金)

    ▼昨日までの早起きが功を奏して、睡眠サイクルが正常化。でも、どうせこの週末でまた崩れるんだけど。不思議なのは、生活リズムが正常化すると躁状態になってやたらと元気にあちこち出かけられるようになる。もしかして躁状態なんじゃなくてこっちが正常で、ただ単に体調がよくなっているからそうなるのかも。

     普通に出社してファーストキッチンの煮込みハンバーグサンドをパクつきながらメールチェック。今週は飛び込みでネタもないし、大きなネタはすでに取材済みだしで非常にラクチン。取材もルーチン分で終了。でも、データをまとめ終わると朝7時。これはいつも通り。



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