【お仕事】 Make:Japanで「メーカーの中のメイカー」連載を始めました

Make:Japanで「メーカーの中のメイカー」にフォーカスした連載を始めました。

Make: Japan | 「工作室を使いたい」から始まった社内メイカーが博物館の展示品を制作するまで — ローランド株式会社「R-MONO Lab」メンバーインタビュー
http://makezine.jp/blog/2017/05/r-mono-lab.html

いろいろ言われている日本の製造事業者ですが、そこに踏みとどまりダイナミズムを生みだそうと奮闘している人達がいます。そのなかでも個人のメイカーとして活動している人々に注目しました。彼らの個人的活動が、所属企業にも良い影響を与えていると思われる例を目にするようになったからです(例えば、ソニーでSAPの立ち上げに関わった田中章愛さんとか)。

以前なら企業側もそうした活動にはあまり良い目をしませんでした。しかし、従来のものづくりが成果を上げられない一方で、メイカー達は自ら新しい技術を学び、アイデアを磨き、新しいものを生み出しています。そこで、メイカー達の活動を後押しして、そのダイナミズムを変革のエネルギーに活かそうと考える企業も出てきました。
そうしたメーカーとメイカーの新しい関係のなかから、今の時代のイノベーション(またはオープンイノベーション)について、考えて行くというのが連載の目的です。

第1回目は電子楽器の雄、ローランドの社内でメイカー活動を行っている方々にお話を聞きましたです。近年、資本の主導権を巡るお家騒動で注目されることが多かったローランドですが、創業者の梯郁太郎さん自身がメイカーであり、そのDNAは確かに引き継がれていました。また、IAMASの小林茂先生もローランドの出身で、社員時代から社内でユニークな活動をされていたとか(いろいろなエピソードが残っているそうです)。

ただし、お話を伺った社員の方々は皆、特別に気負っているわけではなく、単に自分が面白いと思っていることをしているだけで、心底メイカーとしての活動を楽しんでいる様子でした。その辺の緩さも、もしかしたらポイントなのかもしれません。

ちなみに、本連載は5回くらいまでは取材先等もろもろ決まっているのですが、その先がまったくの未定。なので、取材先を絶賛募集中ですので、メイカーという文脈での面白そうな人、企業またはイノベーションの事例をご存じでしたら教えていただければ幸甚です。