快適な睡眠を与えてくれる扇風機

扇風機を買った。モノはバルミューダのGreen Fan 2+。2013年の型落ちモデルが、amazonのタイムセールで45%オフとなっていたので、脊髄反射でポチってしまった。使い初めてまだ3日だが、非常に快適で重宝している。

昨年までは、シロッコファンを使った縦に長い省スペース型の送風機を使っていたんだけど、子どもがひっくり返してしまい壊れてしまった。この送風機を選んだ理由は単純で、部屋の隅に置きたくて、そのスペースにおける寸法で、かつ安価だった(確か4千円前後)ため。使用感はそれなりに満足していたけど、騒音や風の爽快感などはまあ値段なりのもの。

そこから一気にGreen Fan 2+にステップアップ(?)したわけだが、想像していた以上に快適なのに驚いた。DCモーターは、とても静かで、4段階の風量のうち、もっとも弱いとまったく音が聞こえない。2段階目でも、昼間の住宅地で窓を開けていたら、わからない程度だ。3段階目になって、やっと扇風機らしい音が聞こえてきて、最強にしてさすがにはっきりそれとわかる感じだ。

そしてGreen Fanシリーズの売りである、自然な風も気に入った。もっとも弱くても、緩やかな風が離れた場所でも広がりつつ届くので、風に長く当たっていても気にならないのだ。正直、自然なそよ風のように、柔らかくて大きな空気の流れとは違うモノだが、従来の扇風機ともまた別もの。

関東地方の梅雨が明けたこの時期、夜中は熱帯夜ではなく、かといって涼しいというほどでもない、中途半端な気候だ。エアコンでは寒すぎるので、扇風機がちょうどいい。そして、睡眠時に音や風が気にならないGreen Fanはとても重宝している。

確かに値段はバカ高い。他の扇風機との差を考えても、やっぱり定価で3万超えは、どう考えても高い。だけど、ものそのものは本当に満足度が高い。アップル製品並みのデザインであることを合わせて考えても、やっぱり高い。なんとかセールなどで2万円前後で買えれば、個人的にはギリギリ納得できる範囲だと思う。

ThinkPad X200sのファンを交換

4年目に突入したThinkpad X200s。ディスプレイの広さ(12インチ、1440×900ドット)と十分なCPUパワー(Core2Duo SL9600 1.86GHz)に加え、ストレージをSSDに換装(Intel SSD325 240GB)したおかげで、パフォーマンスに関してはまったく不満がない。

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とはいえ、3年も使っているあちこちガタが来ていて、中でも気になるのは冷却ファンの振動。軸がへたっていて、ファンの回転数が上がると、小さくブルブルと音を出すようになってしまった。そこで、ファンを交換することにした。

Lenovoのサービスセンターにパーツの取り寄せを頼もうとしたところ、冷却ユニットまるごとになってしまい、4千円を超えてしまうとのこと。なのでebayで探して、ファンのみを購入した。

replace a fan in the Thinkpad X200s

ところがここに罠があった。最初に購入した中国のシンセンの業者から届いたのは、もともと内蔵されていたファンとまったく同じ型番なのだが、なぜか消費電力が0.9Wから0.7Wへと減っていた。

当初はあまり気にせず、そのままX200sに載せてしまったが、どうも冷却効率が悪い。Core Tempで確認すると、アイドリング状態で50度付近をウロウロしている。以前なら、45~46度くらいだったのに。つまり、消費電力が減った分、最大回転数も落ちている模様。

これでは夏に向けて不安なので、再びebayにて今度は香港の別の業者から取り寄せてみた。2週間ほどして届いたファンは、同型番で消費電力も確かに0.9W。ただし、今度はなぜか電力ではなく電流での表記(0.18A)となっていて、そして肝心のコネクタが3芯ではなく4芯のものだった。

うーむ、これだから海外通販は怖い。

まあ、コネクタはもともとX200sに載っていた物を移植すればいいので、たいしたことではない。何より、送料込みで1個あたり400~600円と格安なんだから仕方がない。そういうわけで、再びファンを乗せ替えて、今度はきちんとアイドル状態で50度を下回ることを確認して、今回のメンテは完了。

上の写真が、今回のファン達。上が元のファン、左下が0.7Wのファン、右下が0.18A表記で4芯コネクタだったファン(写真は3芯に変更済み)。どれも見た目はほとんど同じで、違いはほんのわずかなんだけど、そのわずかな違いに振り回されてしまった。

噂のLumix パワーズーム用レンズバリア式キャップ『X-CAP』を入手!

台湾から小さな荷物が届いた。

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手のひらに乗る程度でとても軽く、なにかガジェットが入っているような感じはしない。

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中から出てきたのは、さらに小さな白い箱。

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パカっと開けると……。

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レンズキャップが登場!

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これは夏前にUSのEngadgetなどで話題になったもので、マイクロフォーサーズ用のレンズ『Lumix G X Vario PZ 14-42mm/F3.5-5.6 APH./POWER O.I.S.』専用の自動開閉レンズバリア式のキャップ。台湾の工作系ブログ「自由派模型工坊」が開発したもので、最近になって市販された。

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GX1とX 14-42mmパワーズームの組み合わせは、マイクロフォーサーズの中ではトップクラスのコンパクトなサイズと、ポータビリティを実現しているんだけど、手動で取り外しが必要なレンズキャップが玉に瑕だった。

それを解決するのがこのレンズキャップ。レンズキャップの裏に小さなボタンがあり、電源OFFで鏡筒が縮んでいるときは、そのボタンが外筒で押されてレンズバリアが閉じ、電源ONでレンズが鏡筒が伸びると、ボタンが開放されレンズバリアも開く。

仕組みはシンプルだけど、小さなアクションでレンズバリアを正確に動かすためには、かなり精密な設計が必要なはず。しばらく使った限りでは、ガタツキやひっかかり、誤動作などはなく、素晴らしい出来。

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専用に作られたものだけあって、電源OFF時のずれもなくピタリと収まっているさまはお見事。欲しい人は開発者から直接買える。決済はPaypalのみで、入金から1週間程度で届いた。価格は本体24ドル、送料10ドル、合計34ドル。ただ日本への送料は5ドルで済んだとのことで、あとから5ドル返金があったので好感度高しw

デジカメ選びで考え抜いたあげくに買ったのはLUMIX GX1

昨年から動作の怪しかったデジカメが、とうとう動かなくなった。丸3年間、カバンに入れっぱなしで、ほぼ毎日持ち歩き、撮影枚数も数万ショットを超えたので、十分に元は取った。

常時携帯用のコンデジは、仕事でもプライベートでも必需品なので、すぐにでも代替機は購入する必要がある。以前にも一通り悩んだだが、あれから更に新機種も登場したことで、さらに悩みは深くなった。

結果だけ先に書くと、結局の所買ったのはパナソニック GX1のXレンズキット

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11月の発売時点では眼中になかった機種だ。マイクロフォーサーズについては同じくパナソニックGF3とオリンパスE-PL3を検討していたが、どこまで言ってもレンズ交換タイプは全体の大きさが、カバンに入れっぱなしにするには厳しいという結論だった。

その気持ちが大きく変わったのが、GX1のキットレンズ LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.の存在。

これを装着することで、標準ズーム付きのミラーレスカメラがコンデジ並みとまではいわないまでも、カバンに無理なく入れられる程度の大きさとなる。これが決め手だった。

ちなみに、購入までに検討してそれなりに有力な候補になった機種はキヤノンS100、キヤノンG12、リコーCX6、リコーGXR P10、富士フイルムX10、ニコン J1、パナソニックGF3、オリンパスE-PL3といった辺り。

そして今回、デジカメを買うにあたっての観点になったのは「3つのバランス」だ。ひとつは、大きさと画質のバランス。ふたつめが価格と機能のバランス。最後が操作性とオートのバランスだ。

ひとつ目の大きさと画質のバランス。これまではニコン D300とリコー CX1という、デジイチとコンデジという2台体制で運用してきた。

D300はニコンのDXフォーマットのフラッグシップで、今となってはだいぶ古いが十分な画質を持っている。しかし、レンズも含めるとそれなりに重量があり、気軽に持ち出す訳にはいかず、本気の仕事の時に限られてしまう。

CX1は、リコーがGRデジタルのリリース後に送り出した、スタンダードなコンデジだが、標準的なスペックには似合わない操作性の良さを持つ機種。ただ、絵はあくまでもコンデジ。

この2つを使っていくうちに、あまりに両極端な2つの中間が欲しくなって来てしまった。D300のように、高い画質をもちレンズによって機動性や表現を替えられ、CX1のように気軽にどこにもでも持って行ける。そこにGX1とXレンズの組み合わせがピタリとハマったのだ。

2つ目の価格と機能のバランス。マイクロフォーサーズは、パナソニックGF3、オリンパスE-PL3を検討していたが、どちらもタッチパネル中心の操作性で、それが納得いかなかった。この上位機種となるとオリンパス E-P3があるが、価格がポンと跳ね上がる。

GX1も同様だったが、こちらは年明け以降に急に値段が下がりだした。2月に入ると更に下がり、3週目に入る頃には5万7千円を切るまでになった。これはちょっと安すぎるくらいだが、この機能と操作性にXレンズのコンパクトさを鑑みたら“買い”以外の何物でもない。

3つめの操作性とオートのバランス。D300は、Pモードはあるにしろ、基本的に絞りやシャッタースピード、ホワイトバランス、ISO感度などを自分でマニュアル操作するカメラだ。めんどうだけど、そうやって設定を変えたらそれに応じて、きちんと欲しい画を吐き出してくれる。

一方、CX1はオートのみ。絞りもシャッタースピードも変えられない。ISO感度や露出は変えられるが、それで画が劇的に変わるわけじゃない。でも、だいたいの場合にそれなりの画を出してくれるので楽ちんだ。

そしてGX1は、この2つのメリットを併せ持っている。完全にマニュアルで、すべてを自分で操作できる一方で、インテリジェントオートにするとシャッターを押す以外の操作が不要になる。仕事で設定を追い込んで撮りたいときと、何も考えずにスナップを撮りたいときの両方に対応できる。

というわけで、個人的なニーズにGX1は奇蹟のごとく当てはまったため、最終的には迷うことなく購入に至った。

最後に難点と言えば、すでに沢山のラインナップが揃っているマイクロフォーサーズのレンズが、次々と欲しくなってしまうこと。やっかいなことに、パナソニックでは今ちょうどGX1を対象にしたキャッシュバックキャンペーンを行っている。

これの締切が3月25日なので、それまでにLUMIX G X VARIO PX 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./POWER O.I.S.かLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.のどちらを買わなければ……。



考えれば考えるほどドツボにハマるデジカメ選び

常時携帯しているリコーのCX1がだいぶくたびれてきた。レンズにガッツリ傷がついて、あちこちネジが外れている状態。そろそろ代替を考えた方が良さそうだ。

デジカメが必要と行っても、メモ程度ならスマホで十分だし、インタビューやブツ撮りならデジイチの出番。でもイベントや発表会の取材の場合、コンデジくらいの画質とズームと軽さと扱いやすさがちょうどいい。

なので、昔から常にカバンの中にはコンデジが一台入っている。CX1の前には、同じリコーのGR Digital IIIがカバンに入っていたけど、飲み屋で泥酔した際に紛失した。今のCX1が動かなくなる前に次の準備をしないといけないんだけど。どうしたものか。

迷っているのは、ミラーレスの下位機種がだいぶ小さくなって、価格もこなれてきているから。コンデジとデジイチ(含むミラーレス)の違いはいくつかあるけど、ひとつにはバッテリー容量から来る半導体周りのパフォーマンスの差による操作性。要はサクサク使えるかどうか。

デジカメのコンポーネントのうち、消費電力が大きいのは、背面の液晶ディスプレイ、撮像素子の待機電流、フラッシュメモリの読み書き、そしてプロセッサの順番。このうち、最初の3つは、コンデジという商品性から、標準的なコンポーネントを使用せざる得ないため、消費電力を大きく減らすことができない。

となると削るのは半導体を含む処理系全体での消費電力。なので、デジイチとコンデジでは、撮影時の操作性に大きな違いがある。半導体自体の高性能化と低消費電力化で、コンデジもひと昔前よりはだいぶ操作性は向上したけど、それでもデジイチ並みのレスポンスは望むべくもない。

そこに出てきたミラーレス。デジイチとコンデジの間を埋めるものとして、コンデジよりはバッテリーなどに余裕があるので、デジイチほどじゃない処理系もそれなりのパフォーマンスだ。機種によっては、残念なものもあるみたいだけど、その辺はやはりコンパクトさとトレードオフ。

ただ、素直にミラーレスに踏み切るのも抵抗がある。すでにデジイチでレンズをいろいろ揃えているので、これ以上のレンズ沼は避けたい。それにミラーレス機は、標準ズームだと結構、かさがある。カバンに入れっぱなしにするには、厚みで5~6センチ前後が限度だし、重量もトータルで500グラムを切っていて欲しい。

いっそのことだいぶ値が落ちたCX1の直系のCX5か、レンズが明るいニコン P300あたりでとっとと手を打つのが賢いのかもしれない。だが、店頭で、富士のX10や、ニコンのJ1を触ってみると、かなり使いやすく、心が揺れる。さて、どうしたものか。