■2003-02-13(木)
▼ 気分的にかなりダレ気味で、仕事もせずにふらふらとあちこちをさまよう。昼飯は今日もトンカツ。この2週間ばかり急激にトンカツが食いたい衝動が高まったものでGoogleでとんかつファンのぺーじを探して喰い漁ってみたりする。
▼ bk1のポイントで買った佐倉統『進化論の挑戦(角川文庫)』を読み出して、なんか見覚えのある文章だなぁと思ったら案の定、'97年に出版されたものを文庫化したもの。うかつだった。どうやら、あんまり中身が「ぬるい」ものだから読んだことすら忘れていた模様。
▼ 林真理の『操作される生命』をようやく読了。冗長な構成のためかやたらと読むのに時間がかかったけど、中身はかなり興味深かった。単にクローンや臓器移植といった生命倫理に関するお話にとどまらず、社会とテクノロジーのあるべき関係を提言する、けっこう野心的な内容だった。
▼ RIETI政策シンポジウム だれのための電子政府?
見所はスーツ姿の東浩紀。それにしてもストリームで2時間は長げーよ。
▼ RFID Jounal Experts Focus on Identity Crisis
■2005-02-13(日)
▼ 製本段階での本への電子タグ装着実験
日本出版インフラセンターというところが中心になっている、書籍にICタグを導入する実験を見に行った。2年ほど前に突然ニュースで流れて、その当時はほとんど実態のない組織だったが、気がついたらそれなりの組織や補助金が付いており、ウェブを見るとこれまでにもいろいろと実験を行っているみたいだ。
北戸田にある中央精版印刷の並製本(コミックス)用のラインを使って行った実験には、たくさんTVや新聞社、出版社などなどマスコミもたくさん来ていた割に、祝日だったせいかあまりニュースになっていない様子。とりあえず写真だけいくつか並べておく。
▼ 2005年6月14日追記
すっかり忘れ去っていたけど、今更詳しく書けるほど覚えていないので、某月刊誌の1/6ページのニュース記事用に書いた原稿をそのまま掲載しておく。
日本出版インフラセンターICタグ入り書籍の製本実験を公開
日本出版センター(JPO)は2月11日、書籍の製本改訂でICタグを装着する実験を行った。これは書籍にICタグを装着するために、実際の製造工程でどのような問題が発生するかを見極めるためのもの。コミックス(並製本)の製本ラインを使用し、ICタグ入りハガキを書籍に装着した。事前に行った予備実験では、製本過程でのICタグの破損率は2%弱に達しており、これを0%にするのが今後の目標という。