■2004-10-11(月)
▼ インターネットは80対20の法則を越えるの実例ではないかと思う(圏外からのひとこと)
米Googleで書籍の全文検索サービスの開始を受けて。
こういうサービスによって、広告宣伝も含めた書籍の流通が変われば、ベストセラーの相対的な重要性がずっと下がる。全員がハリポタを読むようなことはなくなって、それぞれが違う本を読むようになる。その結果、「売り上げの8割は2割からもたらされる」という法則が成りたたなくなる。
多くの人がなんのために本を読むのかを考えれば、これはあり得ないことだと思うんだが。それに、おそらくこのサービスが本格的に普及して、すべての本の内容をGoogleで検索できるようになったとしても、本の中身を検索してまで買おうとする人は、全インターネットユーザーの2割程度だろう。結局のところ状況は変わらない。