■2004-10-17(日)
▼ 朝日新聞 意思表示カード、記載不備でも臓器提供OKへ
14日のニュースだけど、すごい気になるなぁ。
臓器提供の「意思表示カード」に記載漏れや不備があるため、提供に至らないケースが多くあることについて、厚生労働省の臓器移植委員会の作業班は14日、本人の提供意思がくみ取れる記載不備は「有効」と認める見解をまとめた。15日の臓器移植委員会と一般への意見公募を経て、正式な運用ルールとすることを目指す。記載内容が拡大解釈されるのは97年の臓器移植法施行後初めて。
引っかかるのは記事後半の、
作業班の新美育文班長(明治大教授)は「慎重さが求められてきたが、事例を重ねることで(移植医療の)リスクも見極められてきており、かたくなさをほぐしてもいい時期ではないか」と話した。
脳死下での臓器提供は本人の書面での意思表示が法律で定められている。従来、移植医療の透明性や慎重な実施を理由に、法や指針を厳格に適用して記載不備は一律に無効としてきた。
という、新美班長のちぐはぐな意見。法学部の教授みたいだが、社会学者が倫理学者は作業班にいたのだろうか。気になるなぁ。