B.M.F.Diary

Think and Feel. Future is mine.

■2003-01-24(金)

 ちょっと寝坊気味。科学書処理キャンペーン中なので、今日から林真理『操作される生命 科学的言説の政治学』(NTT出版)を読み出す。夜中に部屋でDVDをあさっている内に、崩れた本の山からちょうど出てきたので。

時間はないのに、それでもリブロに寄って雑誌を何冊か買い込む。最近、リアル書店に行く回数がだいぶ減っているので、一回に買う量が増えてしまう。ついでに、なぜか今回はbk1で予約を受け付けていなかった『勇午(20)』(いまだに登録もされていない)をゲット。

夕方からは定例取材。思ったより時間がかかり、最後には閉店間際となる。晩飯は今日もペッパーランチ。

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 うーん、集中力が欠如気味。本を読んでいてもあまり頭に入ってこない。

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 なんだか、某さんが暴走しているような気が。ちょっと心配になってしまうような偏執的なメールが回ってきた。ストレスの発散しどころを、あまりにも間違えているような。

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Creative Commonsに似ているようでも、こちらはだいぶ限定的。

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 bk1から松浦亜弥の写真集の予約受付を開始したというメールが届いた。データベースから購入履歴をサーチして、買いそうな人間(つまりそういうのを買ったことがあるヤツ)に自動的に送っているんだろうけど、新年会での会話を思い出してしまい見透かされたようでドキッとする(笑)。

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 読んだ本

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本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

Before...

buru [あれ? 「ほしのこえ」ってベースは2Dですけど、かなり3Dを多用していますよね。]

ただただし [たぶん、キャラから背景から、なにから何まで計算で作らないと3Dアニメとは呼ばないんじゃないかと]

buru [そっか、1カット1カットがすべてレンダリングだけで作られてないと確かに3Dアニメじゃなかったですね。]


■2007-01-24(水)

アニメスタイルイベント「語れ!『トップをねらえ2!』!!」 語る誠実さと語らないこかっこよさ

日曜日にロフトプラスワンであったトークショウを見に行ってきた。アニメスタイルが定期的に開いているイベントで、今回は「トップをねらえ2!」特集と題して、監督の鶴巻和哉や脚本の榎戸洋司、佐藤プロデューサーが登場するといった贅沢なもの。

第34回アニメスタイルイベント「語れ! 『トップをねらえ2!』!!」

イベントは、いかにもロフトプラスワンらしく、プロジェクターで劇場版をバックに流しながら、ダラダラとトークをしていいたんだけど、鶴巻監督をはじめ制作陣がかなり踏み込んだところまで話しを広げてくれて、とても興味深いものだった。

バンダイビジュアルの要請から「トップ2」の企画がスタートしたところから、鶴巻監督が引き受けることになった経緯、「トップ2」をどのように「トップ1」の続編として位置づけたのか、などなど。そうとうにぶっちゃけトークが炸裂していた。

鶴巻監督は「トップ2」は「トップ1」の肯定の物語だという。「トップ1」は、庵野秀明、岡田斗司夫、山賀博之といった才能が集結し、ある種偶然のコラボレーションが成り立っている。「トップ2」では、その“偶然のコラボレーションの効果”をどれだけ意図的に再現できるかというところに腐心したそうだ。

実際にそれが成功したかどうかは、OVAを見て判断するしかないけど、少なくとも劇場版「トップ2」は、「トップ1」が持っていたものいくらか引き継いでいることは確実だと思う。

えーと、正直にげろっちゃうと、実は「トップをねらえ2!」はOVA、劇場版とも未見だったりするw 合体劇場版のDVDはamazonで注文済みなんで、それを見てからイベントの詳しい感想は書きたいと思う。

その前に1個だけ書いておくと、鶴巻監督の作品の特徴は「フリクリ」なんかでよくわかるように不親切なところにある。いや、不親切どころじゃなくって、パッと作品を見ただけだと、何が何だかわからない、てのが正直なところだと思う。その不親切さは押井守とかともまた違うし、攻殻機動隊SACの神山健治とも違う。

たとえば、製作の段階で、徹底的に議論して検討して煮詰めて設定を考えて、2〜3のその設定について触れたセリフを入れるだけで視聴者の理解を促すことができるのに、鶴巻監督あえてそのセリフを削ったりする。「トップ2」でもそんなことがたくさんあったと脚本の榎戸さんも言っていた。「外部スタッフまで招いてさんざんSF設定を考えたのに!」って。

他の監督、たとえば押井守や神山健治の作品は、一見すれば、語りたいこと、語るべきことがある、っていう強烈なメッセージ性をはなってる。でも、鶴巻監督の場合は、それすらもカモフラージュしちゃう。もともとオタク向けの作品は「語ること」をネタとして扱っていたけど、いまじゃ単にベタな手段になっちゃったってことなのかもしれない。その結果が、饒舌による韜晦か、寡黙な表出みたいな演出が増えてきた理由なのかも。

どちらにしろ、いままではこういった「不親切な」作品手のは敬遠されがちだったし、たとえばTVじゃほぼムリだった。でも、きちんとOVAとして評価されて、つぎの作品につながるようになったってのは、ホントにいい時代になってきたよなぁ。

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