■2003-07-12(土) [長年日記]
▼ 5〜6月に見に行ったものいろいろ
日記をサボっていた間の出来事を適当に書いておく。
▼ NHK技研の一般公開。やっぱり圧巻だったのが「走査線4000本級超高精細映像システム」。画面サイズが縦横とも現行のデジタルハイビジョンのそれぞれ4倍、画素数だと16倍。これまではデータ量がデカすぎて記録するメディアがなかった(転送速度が追いつかない)のだが、ハイビジョン用のHD-SDIを16台パラでつなぐことで最大18分の記録が可能になったそうだ。デモでは320インチのスクリーンに2台のプロジェクターで投影していたけど、コンバージェンスがずれていてちょっとボケ気味だったのが残念。
▼ 東大のSTONEプロジェクトで見せてもらったユビキタスセンサ。まだ実験室の中に限るけど、ユビキタスなサービスが実際に動いていた。実際に導入された事例だと六本木ヒルズがあるけど、今回の方がもっと洗練されていて、人がハードウェアやネットワークを意識する必要がないのがすごいところ。
▼ ちょっとだけ頭の良くなったPapero。裏で動いているサービスのお話しがメインだったんだけど、方向性はASIMOと一緒だった。残念なのは、NECはロボットを売って商売するつもりはない、と担当役員に断言されてしまったこと。会見後に研究部長を捕まえて話しを聞いたら、なんだかゴニョゴニョと。いろいろ大変みたいっすね。踊るPapero。
▼ 高校の同級生、Y氏の結婚パーティ。結婚するコツは、拾われることだそうで。
▼ 見に行ったんじゃないけれど、VIEWSuicaに申し込んだらアンケートが送られてきた。完全に個人を特定できないようにすると書いておきながら、宛名シールと解答用紙に同じ番号が振ってあったりするのがイヤらしい。
▼ VIEWSuicaが来た
手元の各種ICカードと比較(4枚目の写真)。左上から時計回りに、Suica、Edy、VIEWSuica、VISA。VISAのみが接触型のICカードで、それ以外はすべて非接触型でソニーのFeliCaベース。SuicaとEdyはカードの厚みが同じで、材質もおそらく同一(スチレン系の樹脂?)。VIEWSuicaは前2者より薄く、接触型のVISAよりもわずかに(ホントにかろうじて)厚い。そして、ごく普通の磁気ストライプのみのクレジットカードがもっとも薄い。手元にマイクロメータがないので正確な数値は計っていない。
▼ 読んだ本
- ジョン・エンタイン(星野裕一訳)『黒人アスリートはなぜ強いのか? その身体の秘密と苦闘の歴史に迫る』(創元社)
- P・N・エドワーズ(深谷庄一監訳)『クローズド・ワールド コンピュータとアメリカの軍事戦略』(日本評論社)
- 磯田道史『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新(新潮新書005)』(新潮社)
- 鶴岡法斎編『日本オタク大賞』(扶桑社)
- W.R.クラーク/M.グルンスタイン(鈴木光太郎訳)『遺伝子は私たちをどこまで支配しているか DNAから心の謎を解く』(新曜社)
- デヴィッド・W・ウォルフ(長野敬/赤松真紀訳)『地中生命の驚異 秘められた自然誌』(青土社)
▼ 読んだマンガ
- 矢島正雄/中山昌亮『PS−羅生門−(3)』(小学館)
- ゆうきまさみ『鉄腕バーディ(1)』(小学館)
- 藤田和日郎『からくりサーカス(28)』(小学館)
- 矢作俊彦/落合尚之『鉄人(3)』(小学館)
- 村上もとか『JIN 仁(3)』(集英社)
- ほったゆみ/小畑健『ヒカルの碁(22)』(集英社)
- 久保帯人『BLEACH(8)』(集英社)
- 富樫義博『HUNTER×HUNTER(17)』(集英社)
- 徳広正也『凶四郎2030(16)』(集英社)
- 木城ゆきと『銃夢 Last Order(4)』(集英社)
- ハロルド作石『BECK(15)』(講談社)
- 岩明均『寄生獣[完全版](8)』(講談社)
- 尾田栄一郎『ONE PIECE(29)』(集英社)
- 津田雅美『彼氏彼女の事情(16)』(白泉社)
- 三浦建太郎『ベルセルク(25)』(白泉社)