B.M.F.Diary

Think and Feel. Future is mine.

■2006-01-04(水)

CES 2006取材(2)

この日からCESが開幕。といっても展示会場はよく5日からオープンで、この日はビル・ゲイツによる基調講演のみ。その講演も夕方からなので、それまでは飯食ったり、iPodとPSPの自動販売機を見物したりと、割とのんびり過ごす。

ビル・ゲイツの講演は何度か聴いたことがあるんだけど、今年はなんだか急に老けた感じがする。以前はもっと若々しさがあったのに、遠目にはスゴい爺くさい雰囲気になっていてちょっと驚く。

ビル・ゲイツの基調講演では、変なビデオを流したりとかのお遊びをやるんだけど、今回はXbox 360でビル・ゲイツとスティーブ・バルマーがボクシングゲームで対戦。バルマーが異常なほど大はしゃぎしていて、こういうので盛り上がるアメリカであってもビミョーな雰囲気が流れてた。

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■2008-01-04(金) 本当の終わりの始まり

ついに来た『エマ』最終章

12月に発売されたコミックビーム2008年1月号で、森薫『エマ』の番外編が再開した。この号からの3話が、ホントにホントのエマのラストエピソード。エマとウィリアムの行く末が語られる。

本当は、このラストエピソードについて語る上で、7巻の最後のページの画のことから始めて、イギリスの産業革命と社会の変革をネタに、森薫の画の進化を語ろうと思ったんだけど、全然まとまらなかったので中止。思いつきのアイデアだけ書いとくと、森薫の画の進歩の仕方って「3弾ロケット」だなーと。1〜5巻、6〜7巻、そして8巻以降で、それぞれ目指す画の方向性が違っているのではないか、という仮説。

そもそもエマは、本筋のストーリー(エマとウィリアムの物語)はコミックス7巻で一通りの決着を見ているんだけど、それからも連載は「番外編」としてサイドストーリーを綴りつつ続いている。その番外編もすでにコミックス8巻と9巻と刊行を重ね、春に出る10巻でめでたく完結の予定。番外編の暴走というか、森薫のスゴさッぷりは、その辺(の下の方)とかこの辺を参照のこと。

で、あと2回で、本当にエマが終わってしまうわけだ。残り2回が非常に楽しみなのと同時に、終わってしまうことが非常に残念。こういう日常の描写を重ねる中からドラマを汲み取るタイプの作家は大好きなので(『海街diary』で帰ってきた吉田秋生とか志村貴子とか入江亜季とか)、なるだけはやく次の作品を書いて欲しい。

コミックビーム 2008年 01月号 [雑誌]

エンターブレイン (2007/12/12)
エマ 9巻 (BEAM COMIX)
エマ 9巻
posted with amazlet on 08.01.05
森 薫
エンターブレイン (2007/09/25)
おすすめ度の平均: 5.0
5 純愛・・・なんですけどね
4 もはやエマではないな(苦笑)
5 女性が好感を持てる女性達
ビームコミックス エマ 8巻
エマ 8巻
posted with amazlet on 08.01.05
森 薫
エンターブレイン (2007/03/26)
おすすめ度の平均: 5.0
5 思い出をもつということ
5 他者に与えられた時の流れを
5 「夢のクリスタルパレス」が秀逸

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