■2002-08-11(日) [長年日記]
▼ Robo-oneの決勝を見に行く。前回は結局見に行けなかったので、これがRobo-one初体験。
何とか時間を作って3時間ほど仕事を抜け出して、準決勝第2試合、決勝戦と3位決定戦の3試合のみなんとか見ることができたんだけど、無理して見に行った甲斐が十分あるほど面白かった。何より、きちんと試合になっているのが大きい。
歩いて近づき、腰を落として殴り倒し、かがんで相手のパンチをかわして、懐にもぐり込んで押し倒す。きちんと格闘技になっているのだ。
決勝戦だから特にレベルが高かったというわけでもなく、会場で会った森山さんや某誌のS君に聞いたら、予選からちゃんと試合になっていたそうだ。やっぱり、アマチュアベースのロボットが持つ”熱さ”はスゴイ。
▼ 試合の詳細に関してはPC WatchやZDnetに詳しいし、総括は森山さんの日記にあるので、個人的な感想のみ記しておく。
【ムービー】ro2m1.mpg約3.3MB 51秒320×240 |
前回に関しては人づてにしかきていないので比較はできないけど、今大会を見た限りでは、参加ロボットのレベル、会場の大きさ、全体の進行など、アマチュアベースのイベントとしてはほぼ満足のいく出来。これは、有明方面の祭りと重なったため、観客数が会場にちょうど良くなったこともあるかもしれない(そういう意味では前回の「先行者」は失敗だったのかも)。
で、肝心要のロボットだけど、最初に書いたとおりレベルの高さに驚いた。これまでは個人が制作するロボットと言ったらはっきり言うと、吉村さんのR-Blueがロボットとしては圧倒的に抜きんでていて、他のはかろうじて立っているという感じだったけど、今回はその固定観念を見事に壊してくれた。やっぱりR-Blueの完成度は圧倒的なんだけど、パッと見では差が判らないくらいにはなってきている。
最後にちょっとだけ、見ているだけの人間からの勝手な意見。1試合は1ラウンド1分が5ラウンドの構成になっているのだけど、見ていてちょっと物足りなさも出てくる。上手くロボット同士がかみ合うと倒し倒されが続く激しいラウンドも見られるけど、ヘタをすると1分間ロボット同士が向かい合って歩くだけ、なんてラウンドもある。近づいていって、さあこれから、と言うところで終わってしまうのだ。
てことで、1ラウンドを2分くらいにできなかなと思う。または、レギュレーションをもう少し厳しくするか、クラス分けしてみるのはどうかと思う。今回は、レギュレーションに屈伸を加えたことが、ロボットのレベルが底上げされた一因みたいだけど、歩行速度や運動能力で足切り、またはクラス分けするのもそろそろありかもしれない。
▼ 入場料は僕もとっても良いと思います。というか、行くまではてっきりとっているものだとばかり思ってました。500円くらいなら、大して気にせずに払うんじゃないですか。それか、パンフレットをロボコンマガジンの増刊として作って、それと会わせて600〜1,000円くらいとるというのもアリかも。今回の観客が目算で200人弱だったから、500円×200人=10万円。これだけあれば、会場の使用料くらいは問題なく出るでしょうし。