■2002-09-05(木) [長年日記]
▼ 日記
ああ、何にもやる気が起きません。このままずっと部屋に引きこもっていたい。
▼ 最近、とみに自分の引きこもり気質を自覚してしまう。本と布団さえあれば、あとはなーんにもいらない。
▼ 環境サミットでパウエル国務長官の演説中にヤジが飛んでいるシーンをみて溜飲を下げる。でも、パウエルはホワイトハウスのブレーンでは一番まともな方なので、ちょっと複雑。
▼ アレは社長が勝手にどっかから持ってきて、勝手に押しつけて、勝手に終わらせたもんです(似たようなコトはあと2〜3件ある)。同じウェブのブランドでくくられてはいたものの、編集部からして全然別の場所にあったんで、こちらとしても他人事のよう(笑)。
僕は「ナノマシンでできたインク」が紙とエンピツ時代の次に来ると思っている。ボールペンで走り書きすると、インク自体が自動的に整列して清書してくれ、「複写」と書いて丸で囲むとコマンドが認識されて、となりの紙にナノマシンの半分量が移動してまったく同じ文章を作る。「回収」と書いて丸で囲めば、その紙上のナノマシン全てが大きなインクの玉になってボトルに戻る
こういうのが普通になったら、色やデザインを後から自由に変更できるナノマシン・タトゥーとか流行りそう。
▼ セラトニンやセラトニン・トランスポーターの脳内レベルはほぼ遺伝的に決まっているので、コントロールするにはセラトニンレベルを一定に保つような精神状態を獲得するしかない。まさに修行だな。あとはプロザックか(笑)。『遺伝子があなたをそうさせる』で面白かったのは、ドーパミン受容体遺伝子をすべてノックアウトしたマウス(ドーパミンに対する感受性が完全にない)は、成体になると食欲を示さず餓死するという話し。食事すらも何らかの動機付けがないと脳はしようとはしないのに、なんだか業の深さのようなものを感じる。逆に幼児期の食欲は何によって脳内の動機付けが行なわれているんだろう?
▼ Hubble Telescope "A Wheel within a Wheel"