■2002-09-27(金) [長年日記]
▼ 日記
7時起床。最近は早寝早起きの習慣が戻ってきた。でも、いつまで続くことか。いろいろと予定を考えていたが、結局事務所に直行。いくつか取材を済ませてから、ビッグサイトに国際新技術フェア2002を見に行く。
到着した時点で4時をまわっていたが、まぁ3〜40分くらい見られればいいかな、と思ったらなんと閉場は4時30分。さてどうしたものかと途方に暮れているマヌケなところを、ちょうど会場から出てきた森山さんに見つかってしまった(笑)。せっかく来たんだからと閉まるまでの10分間だけでも駆け足で見て回ろうとしたが、最終日と言うこともあってほとんどのブースがすでに撤収を始めていた。ああ、大マヌケ。
タッチ・アンド・ゴーでアキバに引き返すと、午後9時まで取材の続き。晩飯はペッパーランチでステーキ。
▼ 最近、日本中にマヌケ光線が降り注いでいる気がするんですが。それともオレにだけ?
▼ アサヒコム 阿寒湖マリモ「30cmに9百年」は俗説、十数年で成長
子供の頃、近所のおばちゃんの家にあった直径10cm以上のマリモが入った水槽に手を突っ込んで、かき混ぜて遊んでいるウチにマリモを小さく砕いてしまい、えらく怒られたことがある。マリモって思った以上に簡単に壊れるんだもんなぁ。
▼ 全体像が見えたと行っても、まだうすらぼんやりとした、解像度の低い画像のようだ。ところどころは少しずつ鮮明になってきているのだが。
▼ とりあえず、思いつきを羅列。ここから下は何の整理もせずに書いたものですので。
▼ そうか! 電子カルテってのは、アナログ側のインフラとしての肉体のメンテナンスデータなんだ! そう考えるとICカードと不可分だというのがよく理解できる。人間の存在自体を電子化することはできないけど、スペックを記すことはいくらでも可能だ。
▼ というか、相変わらず肉体軽視の傾向が強いな、オレは。個人的には肉体を”枷”だと思っている節がある。年中風邪を引いているような虚弱児だったせいかも。
▼ 考えれば考えるほど、住基ネットのインフラって貧弱だなぁ。ひとつには、信頼の担保を「システムレベルでの堅牢性」ではなくて、良くも悪くも「お役所であること」に求めてしまっている。これが住基ネットが反対されている理由の一つなのに。いや、まあ、今の時点ではしょうがないんだけど。しかし、GPKIのベースとするには、あまりにも頼りない。
▼ 社会の透明度が低下しているから、ICカードなり各種認証を導入してセキュリティを高めようという機運なのに、役所だけは信頼してくれというのは虫のいい考え。社会の底が抜けるということは、役所も企業も、そして隣に住んでいる人ですら信頼度が下がるということ。そこで信用できるのは、純然たる科学技術くらいのもの。ていうかオレがそうなのだ。とはいえ、技術も人が使う以上、限界があるのは判っているが。
▼ インフラとしてのブロードバンドとは、人が自由に道路を歩けるように、自由にデジタルデータを操作可能な環境を作るという意味か。単純にファイル操作というだけでなく、社会行動をしていく上で付随するデータが常時、大量にバンバン流れるようになる。将来的にはそのデータの中身がどんなものになっているかは、今の時点では知るよしもないけど。
▼ ほとんどの場合において、公道を普通に歩いている限りは人はおおむね匿名でいられる。でも、時と場所によっては警官に職務質問されることがあるように、完全に匿名でいられるわけではない。ストーカーの可能性だってしかり。朝から晩まで追跡すれば、コストこそ膨大にかかるものの、人ひとりの行動を記録することは不可能ではない。