■2002-11-01(金) [長年日記]
▼ 日記
ダラダラしながら事務所に直行。ダラダラしながら電話連絡が数件。ダラダラしながら取材。
▼ 来て欲しい電話がかかってなくて、別にどうでもいい電話ばっかりかかってくる。ていうか月曜日休みなのは、やっぱり痛いなぁ。ハッピーマンデー法って社会的にはデメリットの方が大きいと思うぞ。
▼ 眠くて眠くて仕方がない。いっそのことナルコレプシーだと言い張ろうかな。
▼ しかし、早期退職者募集が締め切り前に定員に達するとはね。まあ、気持ちは分かるけど。
▼ 毎日 「電子政府の認証基盤に重大欠陥」 情報処理学会で論文発表
欠陥というよりも、結局のところ何処を一番に信用するかという問題。くだんの論文はココにある。
▼ 日経IT Pro シャープ,プラスチック板を用いた26万色表示の反射型TFT液晶パネルを開発
▼ 日経エレ 無線LANの特許係争でIntersil社がAgere Systems社に反訴
上り調子の業界ではよくある訴訟合戦。
▼ BizTech Wi-Fi Allianceが無線LAN向けセキュリティの新方式を発表
▼ Hotwired 無線LANセキュリティーの新方式『WPA』発表
▼ Hotwired 賢すぎて怖い? プラダのハイテクタグ
RFID Jounalの記事によれば、IDタグ自体はTI製で、システム構築はKTPというイギリスの会社だとか。
▼ 日本経済新聞 先行のポケットカードが戦略転換、ICカード発行中止
実際は大した問題ではなさそう。JCB以外の国際カードは、当分、様子見を決め込んでいるんだし。それより磁気ストライプカードとICカードの発行費用の差額は、そのうちもっと大きな足かせになるかも。
▼ パソコンのレビュー記事の大半が、通り一遍の機能の説明に、自分のウンチクを加えただけのモノなのは、その通りだと思う。特にこの手の連載記事はそういった傾向が強いけど、そのパソコンが使えるかどうかは個々人の使用形態によるので、その判断の一助になるような他の機種との差違や、カタログの仕様欄には書いていないような細かいことが中心になるは致し方ないと思う。
満員電車に関しては、ラッシュ時には電車に乗らない人が大半だから、あんまり頭にないじゃないかなぁ。まあ、「壊しても良い」ことを前提で貸してくれるメーカーはないし、それだけのために1台買うこともできないというのが実情だけど。でも、最近は満員電車で壊れた話自体を、あんまり聞かない。これはノートパソコン対応を謳うカバンが増えたのも大きいと思うけど。
あと「モバイルで使える」というフレーズは、一般的には軽くてバッテリーの持ちが良い、という程度の意味。記事ではネットワーク関連の機能の有無を含めているけど、100Base-TXのLANコネクタは今時なら付いていない方を探すのが難しいし、ワイヤレスLANはそれこそまだこれからのもので、モバイルマシンの条件に必要かどうかは微妙。なので、この場合はメーカーの売り文句に過ぎない。ホットスポット自体がまだ少ないし。
実際のところ、モバイルマシンとして使えるかどうかは、バッテリーの持ちと、大きさ・重さのトレードオフで決まるものなので、個人によってわりと差があると思う。僕の場合は常にThinkPad X22を持ち歩くけど、ほかの編集者ではA4フルサイズを持ち歩く人もいれば、ThinkPad S30が限界だという人もいる。言い換えれば、最近のバッテリーの持ちが向上しているノートパソコンなら、使おうと思えばどれでもモバイルとして使うことができてしまうということ。じゃあ、何が違うかといったら、長期間使ったときの各部の壊れにくさだと僕は思う。