■2005-08-12(金) [長年日記]
▼ 事故を引き起こした企業の側の姿勢(佐々木俊尚の「ITジャーナル」)
カカクコムは昔から嫌いな会社だったけど、実は同じくらいカカクコムユーザーも嫌いだ。まあ、それは置いとくとして、セコムが主催したセキュリティイベントでの、カカクコム取締役・遠藤玄声氏の発言を佐々木さんがテープから起こしている。
<もっと驚いたのは、取材が来るのは分かっていたが、こういう不正侵入が起きたときに、その技術的な原因は何だというのを明らかにすべきだとマスコミに言われたことだった。それは一理はあるけれど、その時点では回復は行われていないし、確認も行われていない。警察に証拠を提出してる段階で、警察はあまり(外部に)言ってほしくないと言っている。状況はどんどん変わっているし、その場で落ち着いてデシジョンできないタイミングで、すべて情報を開示しろと言われて、僕らは混乱した>
<メディアに情報公開を迫られたのは、精神的にショックだった。ただでさえ混乱している中で、中越地震で仮住まいで体育館で、メディアに『何食べてるんですか』と聞かれるとショックだ、というようなものだった>
<今回のトラブル回復でいちばん心を痛めたのは、技術系マスコミの批判に、社員がショックを受けたことだった。公表すべきかどうかを悩んだ挙げ句に、公表するリスクを読めずに出さなかった。まるで強姦被害者が、チャラチャラしていたんじゃないのと言われたような心境だった>
ITmediaのレポートにも、気になる部分がある。
原因や詳細の公表に関して同氏は「何らかの社会的なコンセンサスがあればよかったかもしれない」とも述べた。
セキュリティインシデント発生時のコンセンサスを守らなかったからこそ
技術系メディアによる「詳細を公開しないのはけしからん」という論調
が起こったんじゃないんすかね。
▼ のだめカンタービレSelection CD Book
「のだめカンタービレ」の作中で登場する楽曲を集めたCDブックを買った。大手町に出たついでに、丸の内OAZOの丸善でSuicaを使って購入。最近、現金よりもSuicaのチャージ金額の方が高いことが多いのだ。
「のだめ」に出てくるのは有名な曲が多いから、探せばほとんどCDで出ているはずなんだけど、クラッシックは曲の表記が独特でCDの表記だけだと素人には探しにくいのだ。だから、こういうコンピレーションは大歓迎。同じような企画物のCDは以前にも発売されたけど、CCCDだったり出荷枚数が少数で廃盤だったりと、散々だった。
今回も作者のページで発売が告知されてから、講談社のウェブショップでも予約が始まったんだけど、あっというまに締め切られてしまった。のだめファンには前のCDが即廃盤というトラウマがあったので、みんなあわてて予約に走ったみたい。だけど、作者のコメント(2005/7/8付け)によると限定発売ではないそうだ。
9月には、指揮:千秋真一、演奏:ライジング☆スターオーケストラの「ブラームス:交響曲第1番」という、おバカ(褒め言葉)なCDが発売されるので、それも楽しみ。
あ、しおりは千秋でした。
講談社 (2005/08/10)
売り上げランキング: 1
キングレコード (2005/09/22)
売り上げランキング: 5
▼ account_ad.rbでwarning(2)
account_ad.rbを入れるとApacheのエラーログにwarningが出る件は、作者のhsbtさんがIP unreachableな状況らしいので、代わりにたださんが修正してくれた。ありがとうございます。
とりあえず応急処置として
7行目から「|date|」を削る
で対処。今のところこれで問題なし。
▼ account_ad.rb(3)
さっそく作者のしばたさんが、バグ修正したバージョンを公開してくれている。ありがとうございます。