■2006-12-30(土) [長年日記]
▼ 遅れてきた最強のラジオ録音機「シャープ・ミュージックキャリー」
年の瀬も押し迫ったこの時期に、唐突にラジオを買った。
いつの頃からだったかはっきり思い出せないくらい以前から部屋にはラジオがない。クルマには付いているけど、それを抜かせば最後にラジオを買ったのは高校時代の CDラジカセが最後か。それもラジオじゃなくてCDとカセットを買ったら付いてきたって感じだったけど。
そのラジカセも、確か学生の頃には処分してしまったので、それっきり部屋からラジオは消えた。つまり10年以上は確実にラジオを持っていないことになる。そして、唐突にラジオが欲しくなった。したがってラジオという機械を意識して買ったのはこれが人生初でもある。
買ったのはシャープの「ミュージックキャリー QT-MPA10-B」。製品のコンセプトは「大型スピーカー付きのシリコンオーディオプレーヤ」、つまり新時代のラジカセを目指したもの。
でも、タイマー機能が尋常じゃなく充実していて、どうみてもラジオのエアチェックのためだけに作られたような製品だ。価格は通販でで11,680円。発売当初は3万円を越えていたから、半年で1/3くらいまで下がっていることになる。
AMラジオは昔から音声コンテンツとして優れていて、一定のファンが付いているにもかかわらず、メディアとしてのパワーはドンドンと下がって行く一方だ。たとえば、支払われる広告費は、2005年にはインターネットに向かれている。
その原因はいろいろとあるはずだけど、一つにはテレビの録画機能がドンドン高度になっていくのに対して、ラジオはその辺がまったく捨て置かれていたことにあると思う。つまり、リアルタイムでないと聞けない。そこにこそ価値があるのかもしれないけど、でも排他的なコンテンツがネガティブスパイラルに陥るのも目に見えている。
つーか、ラジオの深夜番組ノリってのは、タコツボ化ゆえの楽しみでもあるわけで、タコツボ化に最適なメディアはインターネットなわけで、そっちにユーザーが流れたのが最大の原因じゃないかな。2ちゃんねらーのネタってラジオの深夜番組ノリだよね。
閑話休題。今回買ったミュージックキャリーの機能については、AV Watchの記事に全部書かれているけど、すでに音楽の管理を全部パソコンでやっている身としては、ラジオのコンテンツも同列に扱えるってのは、ヒジョーに助かる。
てことで、さっそくTBSラジオ「アクセス」年末恒例の宮崎哲也&宮台真司によるサブカル批評を聞いている。
うお、いきなり全国放送で「JASRACバカ」とか放言してるよw やっぱりラジオはおもしろいなぁ
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