■2002-07-09(火) [長年日記]
▼ 日記
御茶ノ水に出て適当にブラブラ。あちこち本屋に入るものの、本を手に取るたび昨日のbk1の大荷物が頭に浮かんで、棚に戻してしまう。結局、髪を切って頭を軽くしただけ。
▼ Hotwired フィル・ジマーマン <暗号ソフトウェアPGP開発者> インタビュー
▼ やじうまPC Watch 「原付チョロQ」ファーストインプレッション 〜一見ゴーカート、実は意外とスポーツカー
▼ 朝日新聞書評欄 スティグリッツ『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』評者・山形浩生
▼ 読んだマンガ
- 佐藤マコト『サトラレ(3)』(講談社)
コミュニケーションの齟齬が物語を生み出すなら、一方向にのみ齟齬を生み出すコミュニケーションも物語になる。ただし、生まれるのは悲劇に限られるようだ。サトラレは、一方向においてのみ完璧な伝達をなし得るが、それ故に相互理解の困難さは増している。コミュニケーションはどこまで行っても郵便的なんだ。
- 古谷実『ヒミズ(4)』(講談社)
主人公が辿り着いたのは、ある種の唯我論のネガ像。「すごいことなんてない。当たり前のことしか起こらない」というセリフを口にした主人公は他にもいるが、大抵は外部によって突発的に静寂が破られている。今回も静寂は破られた。ただし最悪の形で。
- 秋重学『学ビノ國(2)』(小学館)
勉強が目的なのか、目的のための勉強なのか。どちらにしろ目的があるうちは幸せだ。