■2006-12-19(火) [長年日記]
▼ 志村貴子『青い花(2)』
このままだと、あとで書こうとか思っているうちに、まるっきし書き損ねてしまうから、あわてて日記に印象だけ書いとこう
もう、なんて悩ましくて、かわいんだろう。あーちゃん、サイコー。こういう健全な子っていいよなぁ。ちょっとタイプは違うけどカレカノの雪乃にも通じるところが。もちろん、ふみちゃんと杉本さんのいじらしさもたまんないんだけど。
『敷居の住人』の終わりのなさ感もいいんだけど、『青い花』みたいに時限爆弾の時計の針がチクタクいっているがゆえの没入感もスゴイ。いや、もう、まっしぐら。だからこそ、ちょっと違う方向にまっしぐらの、あーちゃんが良いんです。
▼ あずまきよひこ『よつばと!(6)』
よつばと仲間たちの夏休みが終わった! よつばは自転車を手に入れた! これは危険だ! 案の定、転んだ! 冒険した! 怒られたw そして謹慎中。
楽しさの点では、今までで一番面白いかも。そして、段々とよつばの描写が「とても変な子」から「子どもらしい変さ」に変わってきているような気が。そのせいか、読んでいて唐突に「よつばは女の子」なんだって認識した。自分でも不思議なくらい。
この描写の変化は、意図したものなのか、それとも連載の長期化によってこなれてきたせいなのか。よつばの年齢がこの巻ではっきりしたことからも、きっと作者の予定のうちなのかもしれない。でも、こっちの方が間口の広いおもしろさだ。
よつばの夏は終わった。そして秋へと続く!