■2002-11-27(水) [長年日記]
▼ 日記
出勤途中、自転車で転ける。交差点を渡っている途中、加速しようと力を入れたはずみに肩に掛けたカバンがずり落ち、右腕だけで戻そうとしたところ、正面から来た歩行者をよけようとブレーキを掛けたはずみにバランスが崩れ、左腕だけでは立て直せずにそのまま崩れ落ちてしまった。
被害は、胸部打撲、右膝擦過傷、ちぎれたジャケットのボタンが目の前で車にひかれて圧死。以上。まあカバンの中のノートPCが無傷だっただけでもよしとしよう。出勤途中にジャケットを買った店の寄って同じボタンの取り寄せを頼む。
今日からレッシグ著(山形浩生 訳)『コモンズ』を読み出す。帯にあるとおり『CODE』の続編と言える内容。
仕事はいつもの取材。ネタはほどよい具合か。まあ、今週も楽そうだ。早めに帰宅。
▼ INTERNET Watch 「最終通告」というサブジェクトのスパムメールが蔓延
手元にも何通か来た。全文が読みたいという人のためにここにテキストを置いておく。
▼ tDiaryで日記
詳細な手順はそのうちまとめるとして、昨日のユーザー認証の件は、公開用のディレクトリから編集に関するスクリプトを削除し、編集用には別のディレクトリにスクリプトをインストールすることで回避した。ちょっとトリッキーだけど、まあ仕方がない。
これでセキュリティ対策は一応何とかなったので、今日から日記をtDiaryで公開することにする。デザインもこれまでのものを引き継いでいるので、トップページだけ見た場合はほとんど見栄えはかわっていないんだけど。
過去のデータはそのまま残しておくけど、バックナンバーとの整合性はどうしようかな? あと、標準ではできないカスタマイズはどうやるんだろう? 画像も上手くレイアウトされないし。うーむ、いろいろと課題は多い。
▼ ローレンス・レッシグ(山形浩生訳)『コモンズ』翔泳社
今日は第1部、第4章まで読み進む。
コモンズとは「共有地」のこと。この本では、人間が利用することのできるあらゆるものを、有形、無形にかかわらず「リソース」と定義し、新たなリソースを生み出すには既存のリソース、すなわちコモンズへのアクセスが必須だと説明する。
第1部では、現在の社会においてもっとも活発なイノベーションの場となったインターネットが、なぜそのような場になり得たのかを、ネットワークの発達史とともに技術的な背景を追う。
ここでは『CODE』でも出てきた、アーキテクチャと規制の話しをより突き詰めた形で展開しており、技術の発達によって同じ物が昔とは異なる状況になるということを、道路に例えて説明している。
道路がバカなのは、スマート道路が不可能だったからだ。いまは状況がちがう。スマートグリッドやスマート道路は技術的に可能だ。コントロールはいまや現実的にも実行可能だ。そこでわれわれが考えるべきなのは、コントロールしたほうがよくなるか、ということだ。(P69)
コントロールが一切ダメなわけでも、すべてを完全にコントロールすべきでもない。そのバランスが大事だということ。これは住基ネットにもICカードにも言えることだ。
お、初ツッコミかな?私はコモンズまだ2章です〜。
ども。おお、ツッコミが入るというのはこういう感じなんだ。これでオイラもbloger!(笑)。<br>コモンズの第1部はネットワーク技術の教科書みたいで、技術者のほうが読みやすい内容ですね。