■2006-01-09(月) [長年日記]
▼ The Computer History Museum
Macworldの日程を勘違いしたせいで、サンフランシスコでは丸一日ぽっかりと予定が空いてしまった。そこで、せっかくの空き時間を利用してマウンテンビューにあるComputer History Museumを見学してきた。
ミュージアム自体の解説は、以前にPC Watchで本田さんが詳しく記事にしている(その1、その2)ので省くけど、一言でいえば「人がいかにして計算と格闘してきたか」を、実際の機器を並べることで体感させる博物館だ。
まあ、とにかく本で読んだことのある歴史的な機械がずらりと並んでいて、見ているだけでワクワクしてくるところだ。ENIACとか、エニグマとか、バベッジの階差機関とかの実物が見られるとは思わなかったよ!
ここではコンピュータメーカーのOBがボランティアで解説員をしていて、定時のツアーに参加すると詳しく解説してくれる。訪問日は本当はやっていなかったんだけど、日本から取材に来たと言ったらわざわざつきっきりで解説してくれた。
このときのおっちゃんはIBM出身で、自分が関わった機械の前に来るとやたらと話が長いくせに(360とか)、CRAYとかだとわりとあっさりと流していたw
2時間くらいじゃとても全部見きれない。また行きたいなぁ。
Flickrの方にも写真をアップしたので、お好きな方はどうぞ。
▼ シリコンバレーツアー その2
先にComputer History Museumのことを書いちゃったけど、ホントはその前にインテルとアップルの本社を見物に行ってたりする。
インテル本社といっても、アポなしでのこのこ出かけていっても社内を見学させてくれるわけはなくって、目当ては別。ここには、インテルの会社と製品の歩み、すなわち半導体製造の歴史を全部見ることができるミュージアムがある。ここには上野の科学博物館みたいな感じで展示物だけじゃなくって、ゲームをしながら電子回路がどうやって動くのかといった原理を学べるようなコーナーもあって、僕らが見物しているときにも近所の小学生が見学に来ていて楽しそうだった。
ついでにインテルは、1月4日に新しいコーポレートロゴを発表したばかりなんだけど、本社の建物に表示されているロゴ、看板、案内板、受付と、来客の目に触れる部分はことごとく新しいロゴに統一されていた。そして、ミュージアムのコーポレートショップにあるロゴグッズも、すべて新ロゴのものに入れ替えられていた。アメリカ企業って、こういうところは異常にパラノイックだ。
そして今度はアップル本社。こちらも社内を見学できる訳じゃないけど、このときのアップルユーザーである同行者二人には、そんなことはまったく問題ではなかった。アップル本社にも当然のようにコーポレートショップがあって、リンゴマークのグッズが山のようにおいてあった。
まあ、別にMacユーザーじゃない僕はただぼけーっと眺めていただけ。そのうちバスがやってくると、観光客の一団をはき出していった。つまり、ここは定番の観光コースになってるってことか。スゲーな! その観光客に負けじと、パーカーとかTシャツとかキャップとか山のように買いまくる同行者の熱気にあてられて、Macユーザーじゃない僕までカードケースとか買ってしまう始末。